15号台風は大量の雨を齎した!!!
そして、台風一過後も上空に大量の雨雲を残し、秋雨前線と相まって今日も強い雨が続いた…
今日で、丸3日強い雨が降った事になる。 当然、地面には吸収し切れない程の雨水が蓄えられている。 何でもそうだが、必要以上の量になると色々と弊害を齎す。
今日は、「秋雨」と「ヘボ(ジスガリ)」について考えて見よう・・・
秋の長雨!!! 嫌という程苦い経験がある! 2~3例を上げて見よう。。。
<その1>
まだまだ、幼い頃、土曜日曜日となると、親父さんの後について「スガレ追ひ」に出掛けた。 小学生から中学生に掛けての話である。
晩秋ともなると専ら食用で、行く先は、小海線沿線と決まっていた。
甲斐小泉、甲斐大泉、清里、川上、海尻等々良く出掛けた。甲斐小泉や甲斐大泉、清里辺りにはピンコロが多く、海尻辺りまで足を延ばすと「軍」が居た。
朝7時の汽車に乗り、小淵沢で乗り換え小海線沿線で降りる。
この日は、甲斐大泉だった。歩く事、1里(4㎞)!!!
此処には「ピンコロ」「軍」がウサウサ居て朝から20巣くらい上げた! 赤ゲーロ(蛙)を1~2匹、貧剥き杖の先に吊るす。 そして、餌取りを探す。 当時の基本動作だった。 餌取りは直に見つかり、1回餌持ちをさせ、2回目から真綿にゲーロの肉団子を絡ませ、紙縒りを造る。それを指の先に載せ、「ジスガリ」のお尻側からソ~~~ッと口元に移動させていくと餌を喰い切ったと思い込んで直に抱く! これを追い掛けるという算段だった。 八ヶ岳山麓は、段だらの平地が多く、非常に追い易かった。 この段取りは親父さんがやっていたので、餓鬼共は、只管、紙縒りを目掛け追い捲るだけだった。 これを「スガレ追ひ」と呼んでいた。 井伏鱒二の「スガレ追ひ」に出てくるシーンは、この論法だ!
追い掛ける事を「捲る」とも言っていた。。。 信州・中信地方や美濃の付知、三河の足助辺りでは今も「スガレ追ひ」の事を「捲る」と呼んでいる。。。
この日は大量に取れ、まだまだ、幾らでも「ジスガリ」が居た!!! ゲーロが真っ黒になる程の量だ!
親父さんと、また、来週来よう!と・・・
月曜日から4~5日長雨が続いた! そして、待望の土曜日が来た。
親父さんとこの地に出向いたが、シ~~~ン!!!!!!糞ブンブー1匹付かない!
?????
不思議な光景に出っ化したが、付かない事にはどうしようもない! 「秋の長雨で「ジスガリ」が、相当、傷んだんだ!!!」と、親父さんから教わった。
<その2>
50歳の頃、USA、Oregonに駐在していた。
当時の道楽は、専らゴルフだった。 毎週、出掛けるという熱の入れよう。
御存知のようにゴルフ場はヘボの宝庫だ! 面白い事に、この地には、「キイジス(キオビクロスズメバチ)」を主体(99パーセント)に生息していた。
「ジスガリ」の生態は、熟知していたので、生息状況は手に取るように判った。 狙いは、飲みカスのジュースやビールのキャベージ(籠)にワンサカ集まる。また、会社の近くの野外キャフェテリやにもサンドウィッチ等の食べカスにワンサカ集まっていた。 追い払うのが大変だ!!!
ケトウは、「キイジス」を「イエロージャケット」と呼び、非常に嫌っていた。 謂わば、忌避昆虫だ!!!
会社の森で塩ショッパイハムで飛ばした事もある・・・ (幾らか齧るヨン!!!)
或る時、野外キャフェテリヤに物凄い数の餌取りが来ていた。 ヨ~~~シ、休みに「スガレ追ひ」を遣ろう…と、目論んでいた。
所が、生憎、日本出張になり、1週間後にお預けとなった。
1週間後、そのキャフェテリヤに出向いたが、その時は「キイジス」を見る事が出来なかった!!!
??????
後で聞いて見ると、丁度、出張中、4~5日、大雨が降ったらしい!!!
秋の長雨で腐る事は親父さんから度々聞いていたので、ハハン!!!と、頷けた。。。
今度の15号台風、長雨ではなかったが、3日間も降り続いたので、どうなんだろう? 少々、心配になる・・・
今日の飼い蜂、長雨に撃たれ、羽音が沈んでいた。 何となく弱弱しい!!! あのビンビンという撥ね返るような力強さが無い! 雨後の羽音は、何時もそうだ!
2~3日天気が続けば回復するのだが・・・
このように、「ヘボ」ちゃんは長雨に、実に、弱い! 一番の天敵と言える・・・
このような事例は腐る程ある!!!