寒びー日が続く・・・
またまた、雪が降り出している・・・ 冬型の気圧配置になり日本海方面に大雪が来るとこの辺は、北アルプス連峰に降っている雪が舞い、冷え込みがキツクなる。 今日はそんな歩だった。 そして、夜になって、滔々、雪に!!!
昨年、家の不具合を直して貰う為、近くのお大工さんに来てもらった。 気安いお大工さんで、yが頼めば何でも引き受けてくれる。
今はyの庵(いおり)と化したが、2年ばかりヘボハウスとして活躍した高級飼育小屋がある。 これもK宮大工さんの作である。 4畳半ほどの小屋であるが、木曾地方の伝統梲(うだつ)形式の工法で建てた拘りの小屋である。 釘は1本も使っていない組子式である。
奈川から飛騨高山へ出る麦草峠で見た梲小屋で見た途端お気に入りに・・・
この工法でヘボハウスを!!!!!と、目論んだものだった。
5年ほど前の大雪の翌日、K宮大工さんと下見に出掛けた記憶がある。 法外の大雪で、現場まで行くのに難航した。 幸い、現場まではどうにか行くことが出来、宮大工さんも納得の笑みを浮かべていた。「豪い所で、とんでもない小屋を見付けたもんだ!」と、言って感心していた。 そして、「この工法は、まだ、経験した事が無い。 是非、作らせてくれ!!!」と、懇願され、契約成立となった。
見学の帰り道、契約を祝って二人で、近くの居酒屋で夜中まで飲み明かした曰く付きの建屋である・・・
最近、不況の波を受け、仕事が少ないと嘆いていた。 そこで、切り出したのが、「ヘボ飼育箱」を作ってみないか?と・・・
雪が降って外の仕事が出来ない時、家の工事場で敲くのもいいらしい?
昨年、連合会長の今井さんか大量のモミの板を飼育箱用に!と、頂いた。 冬場、自分で作る予定でいたが、老いと共にズクがなくなり、段々、億劫になってきた。 そんな矢先での作業引き受けだったので、お願いする事にした。
腕は超一流!!!!! これ以上の作はないと思っている。
先日、日曜日、材料を取りに来た。 そして、昨日の雪で、作業開始と相成った・・・
飼育箱のモデルは、「加藤式合唱造り」である。 多分、屋根の桧皮はyが葺く事になるだろうが? さて、どんな作品になるだろう?
薪ストーブに当たりながらコーヒーを飲み、1時間ほど馬鹿話をして帰ってきた・・・
今年は、古い飼育箱を山の飼育場に運び、自然飼育の数を増やす予定でいる・・・ 長年の経験で、無給餌でも巨大巣にするのでこの手法を狙っている・・・