Kanai師匠の館へ行って来た・・・
8時半には出ようと思ったが、ツイツイ、遅れて仕舞った。それでも9時半、過ぎには富士見に着いた。
師匠は、盛んに交尾蜂を捕獲していた。 この秋、暖冬の為、交尾蜂の捕獲は大変だろうと思う・・・ 10何年間、毎年やってきたので、自ずと判る。
暖かいと舞い立つ女王が多い為捕獲に苦労する。
ガラ温室は唸りを上げていた!!!!!
働き蜂、雄蜂、それに女王蜂で20数坪のガラ温室は轟音を上げている・・・ 当然、普段着の侭で入るのは危険だ!!! 完全武装を取った!
ここにはビデオカメラだけ持って入った。 だから、轟音と交尾、乱舞、雄蜂の日向ボッコ、働き蜂の餌取り等はセットで収められている・・・
師匠は、回収に苦労されていた。でも、新捕獲方法が伝授されていたので、今迄よりは効率的の筈である・・・ ペット・ボトルには、100匹づつ入れられ、これが何と16個になりつつあった!!! 即ち、1600匹の回収である!!! ギョエ~~~
『コバクロ』の捕獲、まだ、始まったばかりなので、最盛期を迎える15~22・3日頃には、2000匹/日を越える数になるだろう?????
師匠は、まず、20000匹を軽く超えるだろう!!!と言っていた。
此処2~3年、飼うだけの楽しみに徹してきたが、こうして沢山のコロニーが嫁入りし、交尾蜂捕獲に貢献出来ているかと思うと蜂狂冥利に尽きる!!!
このガラ温には、『キイジス』3巣と『軍(コバクロ)』6巣が入れられた!!!
『キイジス』は、丁度、終焉を迎えていたので、上手い具合でのスィッチだった。『キイジス』は、2200匹の交尾蜂を捕獲し終っているが、略、予想通りの数だった。『軍』は、6巣だが、この内4巣は、所謂『コバクロ』で、想定4~5kgの巨大巣に仕上がっていると思われる。今でもガンガンの通いで、此処から奴豪い数の蜂が出ている・・・そして、轟音を響かせているのだ!!!
10時前だと言うのに、交尾蜂は、バタバタだった!!! 何しろ、天井から交尾蜂が降って来る!!! そのオツルミさんが、地べたでバァーバァーやっている・・・
日向では、雄蜂を中心に、日向ボッコをしているヘボちゃんが目立った!
面白い事に、師匠のガラ温には、黄色のシートが3枚ほど入れてある。これに雄蜂が沢山留まっていた。中には、この上で交尾をする御仁達がいた。
成程!!!
師匠とこの訳を分析してみたが、“ヘボ”ちゃん達は、この黄色に凄く敏感で、よく集まる。これは、晩秋、闊葉樹が黄葉した色と深い関りがあるのでは?と言う事になった。“グレ”雄蜂は、黄(紅)葉した木の葉の上で、沢山、徘徊しているのを見れば直ぐに納得する!!!
回収が終わったので、2号サテアン:ビニル・ハウスに移動した。
此処の“ピン”ちゃんは、矢張り、終焉を迎えていて、後に入れた『軍』3巣が、交尾器の真っ最中だった。
ガラ温の轟音に較べ、ここは静かな館だった。それでも、交尾は凄い数で、暫くの間、此処で、新しい『蟲の眼レンズ』の試し撮りをした。。。
昨晩、1時を廻ってからデッチ上げたストロボ改善版だ!!! 勿論、コンバァージョンの魚眼レンズも違うが、新しい試みである。
師匠と1時間近くへぼ談義をしながらの撮影となったが、先程まで、編集・保存をしたのを見て、バッチリの画像で上っている!!!
追々紹介したいと思っているが、兎に角、鮮明な画像だ!!!
此処まで来ると、今年、一番の課題にしてきた難問が解かれた事になる!!!
食事の後、またまた、ヘボ談義に・・・
幾つもの貴重な画像を見せて貰った。中でも度肝を抜かされたのは、創巣初期の巣に女王蜂が2匹いる画像、乗っ取り『キイジス』の面白い面構え!!!まだまだ、知らない事が多い!!! と、同時に、習性研究の面白いテーマだと思った!!!
更に驚く事に、師匠は、諸データーを、毎日、キチンとパソコンに整理・収録している事だった。 流石ァ~~~
“ヘボ”習性研究の第一人者であろう!!! 見習わなくちゃぁーーー
捕獲交尾蜂を篭に入れる作業を拝見し、帰路に着いた!!!
今日も収穫の多い日だった。