前回を「速報」扱いにした手前、本腰で色々書かなければならないところですが、何だか「速報」の筈がほとんど書き尽くしてしまったようで目下ネタ不足で悩んでいるところです。
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とりあえず「なんちゃってデモ」いきますか。昨日午後に北京の日本大使館前に横断幕を持った十数人のデモ隊?が押し掛け、小泉首相の靖国参拝に抗議したそうです。デモは20分で終了したそうです。
●反日団体が大使館前で抗議 中国、規制は強化か(共同通信2005/10/17/21:44)
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=IBR&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005101701003197
大使館付近には警官多数が配備され、デモ隊?からの投石などはなく……と報じられていますが、ある訳ないじゃないですか「なんちゃってデモ」なんですから。ほら昨年に李登輝氏が訪日した際にやった、あれです(◆)。
メンバーも「愛国者同盟」「中国民間保釣聯合会」「反日貨聯盟網」といった反日サイトの総本山クラスの連中です。糞青(自称愛国者の反日教徒)や珍獣(プロ化した糞青)が謹慎を解かれ、久しぶりに屋外へと出て参りました(笑)。
進歩したところが2点あります。まずは日本大使館が開いている日にデモが打てて、抗議声明のようなものを初めて大使館員に直接手渡すことができたということ。もう1点は言うまでもなく、許可制でしかも認可されにくい筈のデモが、靖国参拝の当日午後に早くも実施できたこと。
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この種の団体は民間組織とはいえ、実際には党上層部におけるいずれかの政治勢力を飼い主としています。いわば官製の「反日民間団体」でして、「飼い主」の手足として甲斐甲斐しく活動しているのです。警官隊の増援からデモ認可までの一切は「飼い主」が手筈を整えてくれたのでしょう。NG行為についても言い含められていたと思われます。
問題は、いま現在この連中の「飼い主」はどの政治勢力なのか、ということです。胡錦涛サイドでないのだとすれば、またもや「反日」に名を借りた政争に発展する可能性があります。
御記憶の方も多いでしょうが、今年3~4月、当初は日本の国連安保理常任理事国入り反対のネット署名に入れ込んでいたこの連中が、街頭署名を始めたことからプチ暴動などが起き、さらに反日デモ+プチ暴動へと発展しましたね。これには胡錦涛ばかりか当時の「飼い主」とみられるアンチ胡錦涛勢力をも慌てさせ、政争そっちのけで党中央を挙げて火消しに躍起となった経緯があります。
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胡錦涛政権としては、そういう展開はもう勘弁というところでしょう。極めて「不調和」で不穏な社会状況でもありますし。その「もう勘弁」な展開をこちらは待ち望んでいるのですが(笑)。その行方を占う意味で、糞青・珍獣の今後の動向からは目が離せません。そもそもこの連中が再復活を遂げたこと自体が政治的ニュースといっていいかも知れません。
で、この「なんちゃってデモ」で気付いたこと。抗議の対象が「小泉首相」、あるいは「小泉首相とそれを支援する右翼勢力」と実にコンパクトにまとめられていたことです。前回紹介した王毅・駐日大使の声明と一脈相通ずるものがあります。
というより、当日の脊髄反射として中共はその線で足並みを揃えているようにみえます。「小泉だけ叩く」ということです。
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事実関係だけを並べていきますと、まず23日から北京で予定されていた日中外相会談が中国側の強い反発で取りやめとなったそうです。
●中国外相が強く抗議 日中関係、一段と悪化(共同通信2005/10/17/22:08)
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=IBR&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005101701003525
靖国参拝で駐中国日本大使が呼びつけられて説教されるのは毎度のことですが、李肇星外相自らが阿南大使を呼び、声明文を読み上げる形で抗議するというのは異例のことだそうです。李外相いわく、
「小泉首相は自分の誤った行為が引き起こす深刻な政治的な結果に全責任を負うべきだ」
ほらまた小泉首相を狙い撃ちです。
余波といえそうな出来事も起きています。山東省・青島市で開催されていた日中文化交流イベントに協賛していた青島ビールなど中国企業が相次いで撤退を表明したとのこと。イベント自体の報道にも規制が入ったようです。
●交流行事で中国企業が撤退 靖国参拝が影響、報道も規制(共同通信2005/10/17/22:09)
http://www.sankei.co.jp/news/051017/kok096.htm
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中国国内メディアの反応ですが、速報したものの、あとは事実関係だけを報じたり、共同電の引き写しでお茶を濁すといったものが多く、全体として抑制されたトーンです。ネット世論あたりから炎が噴き上がるのを避けるためでしょう。ただ昨日(10月17日)夜遅くになって新華社が解説めいた記事を出してきています。
●またも公然と靖国参拝、小泉純一郎は歴史の罪から逃れられない(新華網2005/10/17/23:26)
http://news.xinhuanet.com/world/2005-10/17/content_3635969.htm
●専門家「小泉はその重大な過ちによって歴史的責任を負うことになる」(新華網2005/10/18/00:19)
http://news.xinhuanet.com/politics/2005-10/18/content_3636098.htm
またまた小泉首相に的を絞ってきています。まあ、そういう形にしたいのでしょう。これも「王毅声明」と同じで、攻撃する対象を局限することで他方面への影響を極力回避する狙いがあると思います。
日本との経済交流が冷え込むのも困るでしょうけど、たぶんもっと困るのは「反日気運」の過熱化かと。「反日+α」で政権を揺るがすポテンシャルを秘めていますからね。そうでなくても暴動頻発ですし。
あと直接関係はありませんがこういう記事が出ています。
●中国のガス田開発、7割が中止求める…読売世論調査(読売新聞2005/10/17/20:31)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20051017it12.htm
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それにしても日中双方ともやけに手回しがいいですね(笑)。王毅が声明を出すのも北京の「なんちゃってデモ」も打てば響くといいますか、待ってましたと言わんばかりの反応の良さ。日本大使館が警戒警報メールを出したのも珍しくといっては何ですが、素早い対応ではありませんか。
両国間で、秋季例大祭期間中の靖国参拝で手打ちがあったのではないかと勘繰りたくもなります。その場合、誤算だったのは有人宇宙船の帰還日とかぶってしまったことでしょうか。まあ余談ということにしておきますけど。
ただ有人宇宙船「神舟6号」の帰還日という中国にとって賑々しい日とかぶってしまったのは事実ですね。もう中国国内メディアも香港各紙も、小泉首相がわざとその日を狙って参拝したんだと決めつけています(笑)。赤剥けて痛々しいばかりのコンプレックスと病的なまでの自尊心の強さを足し算するとこうなります、といった格好です。この自意識過剰ぶりはビョーキです。もちろん治癒不可能。
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個人的には中共内部でひと悶着あってほしいですねえ。そろそろ農閑期で農民も動きやすくなるでしょうし(笑)。
糞青・珍獣の復活でそこはかとなく漂う政争の香り。胡錦涛政権による統制もすでに昔日の勢いを失っています。動け飼い主・働け糞青。千載一遇の好機逸すべからずです。この火を絶やしてはいかんざき。
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【関連記事】「反日」ならぬ「反小泉」報道(2004/10/28)
起爆剤・上――胡錦涛とりあえず政策論争を制す。(2005/04/20)
起爆剤・中――勝利が一夜で崩れることも。(2005/04/20)
起爆剤・下――危機は去ったか?(2005/04/20)
分水嶺。・上(2005/10/06)
分水嶺。・下(2005/10/07)
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なつかさんのブログで知り、
毎日の更新をたのしみにしております。
台湾に多少かかわりをもっている者として、
御家人様の大陸関連のニュース解説は
非常にためになります。
これからも無理をせず、長く更新を
続けていってください。
まあとにかく、小泉首相が参拝を続けることで、靖国参拝が逆歴史カードになりつつあるのは、興味深いことです。「政治的に微妙な時期を避けて参拝してやるから、日本の立場を支持しろ」と脅したりして(笑)。
ヽ(´ー`)ノ
神船6号の自慰的賞賛記事なんて何処かに素飛んでしまったようですね~、
少なくとも日本の報道からは。
確かに。農民を味方につけて政権を取った共産党が農民の怒りで倒れる。なんて展開になりそうですね。
いかにして鬱積する不満に火をつけずに政争を行うか? どちらも頭を悩ませてそうです。
靖国はやぶ蛇となったことをいい加減悟ればいいものを。
たしか、「砂の惑星」というSFシリーズでこんな言葉がありました。
「愚かな者と見せかける為、愚かな行動を取れば、その人はやがて愚かになる」
という風だったと思います。中国韓国の現状ってこの言葉がぴったりだと思うんですけど。
反日にアイデンティティを依存したが故に八方塞がりになりつつある。ま、自業自得ですが。
今回のは出来レースっぽいですよね。
なんかばか騒ぎしてるのにほんの報道各社だけのようです。朝日毎日は相変わらず中国の立場からの報道、サンケイはサンケイで早速李登輝のコメント。なんかポイントがずれてます。
かの国の現状は大嫌いですが、中国語は読めるようになりたいなと、御家人さんのブログを見て初めて思いました(笑)。やはり原語ソースにあたらなくてはわからないことがいっぱいありますね。私もせめて英字のものくらいはと、英字新聞サイトに目を通すようになりました。
ふと疑問に思ったのですが、日本の報道各社は靖国問題と反日デモについて、最近やっと「政治カードとして利用されている」云々の話を一応するようにはなりましたが、御家人さんが書かれるような、具体的な話(アンチ胡錦涛勢力の話や、軍部との話とか)ってあんまり特集したりしないですよね…?
北の話題では最近とみに、誰が重要なポストだとか後継者候補とその支持者だとか、ワイドショークラスの番組でも特集してとりあげているのに…。やっぱり言いにくいんでしょうか。
北のテレビ放送を分析するくらいの姿勢で、中国の報道を分析してくれればいいのに…??
中国、町村外相訪中を拒否=靖国参拝で報復措置-経済交流に影響も
【北京18日時事】中国外務省の孔泉報道局長は18日の定例記者会見で、23、24の両日で調整された町村信孝外相の訪中について、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を受け、「今の日中関係は厳しく、タイミングがふさわしくない」とした上で、「受け入れがたい」と拒否することを表明。靖国参拝を受けた報復措置を明確にした。
北京の日本大使館によると、中国外務省は18日午後、孔鉉佑アジア副局長から堀之内秀久駐中国公使に対し、町村外相の訪中は「当面の状況下では雰囲気がふさわしくないため、受け入れは困難」と伝えた。
今回の靖国参拝は日中首脳や外相などの往来だけでなく、経済交流や政府間実務協議などの分野に影響する可能性も出ており、日中関係が停滞するのは確実な情勢となった。
(時事通信) - 10月18日19時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000098-jij-int
他所のブログのコメントに「賽銭500円玉で、公式声明」みたいのがあって、コレが一番ウケたと言うかツボにはまったと言うか。
本当にイベントにしていると思います、マスコミは。なぜここまで噛み付いてくるのか? 理由を的確に考察しない伝えない報道は有害でしかないのでは。
小泉首相のこれまでのやり方、とても上手いと思います。
アートディレクター、演出家みたいな人物がいるのではないでしょうか。
それから時間的余裕+体力などでレスがつけられない場合が出てしまうのは本当に申し訳ありません。どうか御容赦の程を。
>>胡弓弾きさん
はじめまして。HNがいいですね。それにしても台湾ですか。台湾。私は大陸、香港と流れた末に1年ばかり暮らした場所です。仕事に追われてロクに観光もできなかったのですが、何せ大陸、香港のあとですから何もかも無条件に許せてしまいそうな居心地のよさを感じたのを覚えています。ちょっと最近政情不安なようなので案じているところです。
>>piroshiさん
欧米の反応は私がカバーしていない部分なので情報を頂けると本当に有り難いです。9月3日の反ファシスト戦争何たら記念イベントもそうでしたが、そろそろ中国の余りのアクの強さに辟易し始めたのかも知れません。日本のメディアにはどんどん馬鹿騒ぎしてもらいましょう。恰好の実物教育です。靖国カードは因果応報ですね。中国が育てて育て過ぎてしまったために、今では中国指導者にとって踏み絵のようになってしまっています。それを日本に言い立てないとヘタレ認定、という感じで、胡錦涛のように基盤がまだ脆弱な政権には痛いところだと思います(笑)。御指摘の通り、小泉首相が参拝に徹したことで中国にとってのジバクカードに変じています。ええ、自爆でも自縛でもいいのですけど(笑)。
>>「2005-10-18 11:06:33」のUnknownさん
>>一読者さん
「農閑期で農民が動きやすくなる」というのは冗談ではなくごく常識的な判断です。耕地を奪われていない限り、農民の活動は概ねこの時期から旧正月手前までに活発化するものです。あと、糞青が出てきたことはそれ自体が重要な政治的シグナルです。過去の経験に照らせば、どうもこいつらが動き出すと胡錦涛がピンチになるような気がします(笑)。
>>「2005-10-18 12:44:29」のUnknownさん
香港の『蘋果日報』、今日(10/18)の一面トップは宇宙船と靖国の合わせ技でした。中国人ばかりか香港人にとってもそういう捉え方が自然に映るようです。民度です。香港人は普通選挙を導入できるレベルだと思うのですが、なぜか反日になるとネジが飛んでしまいます(笑)。
>>暇人さん
「反日にアイデンティティを依存したが故に八方塞がりになりつつある。」は至言です。中国などはこれをやったために、いまや日本に対するリアクションが韓国レベルにまで落ちつつあるように思います。いまさら靖国を引っ込める訳にもいかないでしょうから、ガチに徹するしかないのでしょう。といっても外相会談キャンセル程度ですけど(笑)。他にどんなプレゼントをくれるかは胡錦涛政権の統制力次第です。
>>@さん
出来レース、本当にそう勘繰りたくもなります。昨年の小泉・胡錦涛会談の前に来年も参拝する旨を日本側から通告した上で首脳会談が開かれたのは飯島首相秘書官が毎日新聞に語っているので事実だと思います。あの中国原潜の領海侵犯事件に比べて中国側に動揺がみられないのと、党中央が脊髄反射して感情的に騒がないところがそれっぽいです。
>>在中国2さん
そういえば巴金が死去したんですよねえ。さっき「新華網」をみたら靖国関係は今朝と余り変わりがないので拍子抜けしました。目下のところは抑制されていますね。「ポイントがずれてます」に同感なのですが、基本的には日本の国内問題に中国が首を突っ込んだから話がねじれてきているように思います。日本のマスコミも必要以上に騒ぎますし。
>>たろたろさん
インタビューとかはできませんけど、原文にあたれるという点では特派員と同じ条件なんですよね。それでわかったのは記事にずいぶん記者の主観がまじっていることです。鋭い分析なら大歓迎なのですが、「中国の反発は必至だ」とか言われても(笑)。私は英字紙はスルーしていますので何か情報があったら是非お願いします。
御質問の件、特派員の活動と報道内容に制約がかかっているためだと思います。私はブログなので無責任に何でも書けますけど、特派員を置かせないぞと言われればマスコミはビビるでしょう。あとはきっかけです。北朝鮮に関しても拉致問題と工作船事件がなければ現在のような扱いにはならなかったと思います。今春より一段と派手な反日騒動が起これば少しは変わるかも知れません。
>>鮒さん
まるで痴情のもつれですね。孔泉が言っていることは、要するに「この間の一言が原因で彼女が怒っています。という訳でデートはキャンセル」みたいなものでしょう(笑)。ただ外相会談キャンセルの正式な申し入れが中国外相でなく実務者(アジア副局長と公使)によって行われていることで、事態は昨日より沈静化しているようにも思います。それにしてもマスコミはプロなんですから、日中関係が停滞した場合の両国の損得勘定ぐらいの分析はしてほしいです。何だか日本だけが大損するような書き方をしていますね。
>>名無しさん
何だか日本の方だけが針小棒大に騒いで「靖国カード」の価値を維持しようと必死になっているようで興味深いです。それもマスコミだけが騒いでいるような感じです。プロによる報道が相対化されたという意味で、ネット(というか掲示板とかブログ)の普及は本当に大きいと思います。中国の方でもこのくらい騒ぐようになれば政権の危機なんですけどね(笑)。
保釣のサイト飛んでませんか?サービスアナベーラボー状態が続いてたら疑ってみる価値はあるかと。
私の幻覚ならスルーしてください。
先刻ようやく記事漁りが終わったところです。「十一五」のような長文記事があると泣きたくなりますね。
保釣のサイト、確かに入れませんね。調子に乗ってオフ会でも企画したのでしょうか?
糞青が頑張らないと面白くならないのに・・・。
中国側には”願ったり!”な展開で有る事を大々的に報道すべきです、日本のマスゴミは。
(相変わらず被害者ヅラばかりな報道だし…)
元々対話に応じる気が無い所に”協議をしよう”というジェスチャー(釣り)を温存出きる訳ですから。
しかも日本の所為にして。こりゃオイシイ。
中国内政面では不安要素ではあるものの、チャッカリ旨みも有ったりするので侮れないです。
腐っても中華思想。
(と言うより転んでもタダでは起きないだけ?)
で、中共側はある程度予測していたのか御家人さんのおっしゃる通りスローな展開。
逆に韓国は予想が足りなかったのか 元から なのか、中国側より加熱気味。
他の諸外国は今度は「近隣諸国への配慮を」と発言。
(前回は日本側の肩を持ったので今度は特定アジア側の肩を持って公平さを演出)
たったこれだけの個人的参拝で色々浮き彫りに…。
首相靖国参拝はリトマス試験紙の様です。
霊前に対して不謹慎ですが、そういう意味でも靖国参拝は続ける意義がある様に思えます。
保釣サイト、入れますよ。でも最後のレスが昨夜21:53分で停まってますが。
ttp://www.cfdd.org.cn/bbs/dispbbs.asp?boardid=80&ID=32122
お返事ありがとうございます。
確かに、国民党の日中戦争時の功績を素直に認めてしまうという、ソビエトにおけるスターリン批判並みにやばい事をやっている最中にこれですからねえ。正しい日中戦争史を知った結果、国民に「共匪はあてにならん」なんて思われて、権威が堕ちまくって党の愚物共に任せられんなんて軍人達が暴走する危険大ですのに。
鉄砲持っているのに背かれたら終わりですしね。
>元々対話に応じる気が無い所に”協議をしよう”というジェスチャー(釣り)を温存出きる訳ですから。
思うに外相会談キャンセルとガス田問題は日本も規定の対応でしょうね。あちらが譲歩するなんてあり得ないし。(政治的、経済的にできないというべきでしょうが)
日本としては日本側で粛々と調査して、当然ながら軍が妨害したら自衛隊が自衛行動で撃沈というオプションをちらつかせて調査完了したら結果公表と。これだけで中国は大恥かいて自滅するでしょうね。データ公表しない理由は公表したら日本が交渉のテーブルにのらないからではないかと。赤字になるから。
ユノカル等の外資が撤退した理由は採算がとれないのと、市場が中国以外見込めない上、今後政情不安で安定した需要が見込めない可能性が高いからではないかと思ってます。継続して採算がとれる量購入してくれる客がいないと大赤字でしょうし。とにかくエネルギーが欲しいという理由で採算無視した暴走でしょうね。ガス田問題の本質って。日本にとっては中国がこういった問題でゴネてもメリットがないと思い知らせる事。
世界第二位の経済大国と第一位のアメリカのタッグに本気で喧嘩売る気は向こうもないでしょうし。
・・・あ、なるほど。
それに炭坑を抱えてる連中も石炭の価値が下がるからイイ顔はしないかも。
これは…、採掘させたり宇宙開発させたり北京五輪整備をさせて、
地道に赤字を増やしてやるのも良いボディブローになるのかも?
もちろん投資した中共が悪い訳で、日本は何も関係ないし(笑)。
(折角バブル崩壊経験のある日本ですから、上手く自己責任のまま崩壊に誘導しないと…。)
後は鳥インフルエンザを隠蔽できずに自ら国際信用にトドメを刺させる…
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