日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 きょうは土曜日ですよね?週末ですから少し弱音を吐かせて下さい。ちよっと時間の感覚が変なんです。確か木曜に上京してきた高校時代の友人(サウンドール系……って誰も知らないですよね)と食事して、お土産とか言ってコピーしたYMOのバンドスコア(公的抑圧)をどっさり渡されました。それだけでも目の毒なのに、ついちょっとのぞいてしまったところ、

「Ad lib→」
「Repeat 6 times」

 なんて書かれている8小節、つまりアドリブ合計48小節が目に飛び込んできました。頭の8小節しか譜面化されていないのを見てしまうと、また昔の血が騒いで残り42小節を耳コピしたくなるじゃないですか。いやもちろん20年以上前に耳コピして譜面にしてあるんですけど生憎それは実家の物置。しかもコピーされた楽譜のドラムパートに打ち込み用のパターン番号まで書いてあるのです仆街!

 それで友人と別れてから危うく近くの楽器屋に寄りそうになったのを我慢して、打ち込みソフトを売っている秋葉原を通らないようにして何とか帰宅しました。

 でもダメです。「いきものがかり」をマクブクから流しているのに、頭の中は「The End of Asia」で坂本龍一がギターにかぶせたソロの旋律が耳コピしろ譜面化しろとガンガン鳴っています。

 仕方がないので渇を癒すべく「雅虎香港」(Yahoo!香港)へ飛ぶ前にバッグから楽譜を取り出してみたら、分厚い紙の束の中からCDがポロリ。吊~!それが友人のオリジナル(テクノ系)&コピー(YMO)の作品集なんです。こっちは機材からソフトまで買うのをひたすら我慢しているのに、

「ネットで送ると重いから焼いておきました。御笑納あれ」

 なんてメモまでついています。何たる鬼畜(怒)。

 ――――

 それでも時間ですから「コイスルオトメ」とかを唱和しつつ教授のアドリブに抵抗して香港・台湾・中国と日課の記事漁り。それが終わればブログの時間なのですがもうオンガクですっかり消耗していて書く気力がありません。そこでちょっと串刺して反日サイトに飛んでときどきやっている「ぶひ」活動(ブックマーク参照)。面白いもので、中国語を書くと楽しくなってくるのでようやくサカモトが頭から消えて、朝になったので床に就きました。

 ところが。そのあと3時間ばかり寝たら恩師からの電話で起こされて、ひとしきり話して受話器を置いたら眠れなくなってしまいました。恩師の話は世間話でも内容が警抜で気を抜けませんし、ときどきマンダリン(純正)が唐突に混じるので油断できないのです。

 それが金曜の午前で……それからいま現在まで寝ていません。金曜日にと用意しておいたブログの題材があったのですが、もう体力がなくて書けませんでした。すみません。

 そのあとは確か食事をして風呂に入ってから出かけて床屋で散髪してもらって、いつもカットしてくれる自称尊王攘夷派の「尊攘さん」と周恩来の次の首相は誰だったかを二人で考えてみたのですが名前が思い浮かびません。それじゃ四人組の名前はということになったのですが、江青、姚文元、張春橋……まで言えるのに、もう一人がどうしても出てこないのです。髪はサッパリしたのですが二人とも気分は不完全燃焼で次回の宿題ということに。

 そのあと帰宅すると昼間なのに急な仕事が入って日本語と中国語をたくさん書かされて、気付いたらもう夜で記事漁り。そのとき突然四人組の残り一人が王洪文だと気付いて膝を打ったのですが時すでに遅しです。記事は結構豊作でホクホクしながら作業を終えてさあ寝ようと思ったら、信濃の先輩が出張で上京しているのを思い出しました。

 上京といってもお江戸ではなく田無という武州の地味なところに来ていて、木曜夜にその旨メールをもらって、土曜に帰るから午前中にまだ行ったことのない靖国神社に行ってみたいというのでそりゃいいですね是非お供させて下さい高田馬場から東西線で九段下ですよ一緒に海軍カレー食べましょう零戦みながら。……みたいなレスを送ったのです。

 それじゃもう寝る時間ないじゃん、てことでつい友人が焼いてくれたCDを聴いてしまったら良く出来ていてもう悔しくて悔しくて含家�!そういう勢いのまま前回のエントリーに頂いたコメントにレスをつけたので乱筆というかネジが数本飛んでいるかも知れません。諒とされたし。……と時間なので出かけてきます。m(__)m

 ――――4時間――――

 それで今回のお題なんですが週末なのに固い話で、固い話ですけど週末ですから中身はそれほどありません。胡錦涛政権の「中央」としての実力は如何に、てな感じです。

 「諸侯」と呼ばれる各地方勢力に対して、胡錦涛政権は一体どれほどの拘束力を持っているのか。それをわかりやすくテストする機会が登場しました。

 ●政府機関の建設した庁舎や研修センターの実情を監察部が調査・整理に(新華網 2007/07/23/15:33)
 http://news.xinhuanet.com/lianzheng/2007-03/23/content_5887318.htm

 というもので、要するについ地味に隠れてしまった前々々回のエントリーに光が当てられることになりました。

 ●地方政府はやりたい放題、の一例。(2007/03/20)

 地方当局が近年建設した政府庁舎や研修センターなどについて監察部が査察のメスを入れ、違法行為は厳しく処罰し、その中でも象徴的なケースはさらしものにするとのこと(笑)。

 そうです。あのホワイトハウスめいた御殿やなんちゃって天安門や竜宮城や斬新なデザインの会議室や政府庁舎、さらに庁舎とは無縁としか思えない人造湖や緑地、どうもあれら極端に分不相応な建築物が血祭りに上げられる可能性がきわめて濃厚。

 その証拠にこの記事にはその斬新な会議室&緑地の写真が添えられており、「地方政府はやりたい放題」で紹介したトンデモ写真集(笑)へのリンクも張られています。胡錦涛のヤル気を反映してか、新華社も万全の態勢で臨んでいるという訳です。

 ――――

 しかし胡錦涛はああした地方当局の贅沢三昧な庁舎や宿舎を取り壊すことができるのでしょうか。「写真集」まで引っ張ってきているので何らかの形で鉄槌を下すつもりだと思われますが、果たして胡錦涛つまり中央政府の威権をそこまで及ぼすことができるのか、どうか。

 上記エントリーで写真に添えた説明を読んでお気づきの方も多いかと思いますが、あれらトンデモ施設の中には中央政府に次ぐ行政レベル、つまり直轄市・省・自治区はひとつも含まれていませんでした。いずれもそれより下級部門である「市」や「区」や「県」や「鎮」そして都市部の最末端である「街道」などです。

 これはある意味非常に象徴的です。大型人事や世代交代が行われる第17回党大会を今秋に控え、胡錦涛はその直系人脈である「団派」(胡錦涛の出身母体である共青団人脈)や親胡錦涛系の有力な若手幹部を直轄市・省・自治区のトップ(党委員会書記)やナンバー2(市長・省長・自治区主席)に続々と送り込み、中央の権威強化及び自派閥の勢力拡大に余念がありません。

 ところが、果たしてそうした胡錦涛系のホープたちはその任地において、管轄区域をしっかり仕切ることができるのか、という問題にぶつかります。

 所詮は雇われトップですから、地元のボスに丸め込まれたり神棚に祭り上げられたりして、下級部門に手出しができないようにされてしまう可能性があるのです。実際、「写真集」が示す下級部門の贅沢三昧は、直轄市・省・自治区当局レベルによる統制が十分に及んでいないことを示すものに他なりません。

 それを潰すことができるのか胡錦涛?……と疑問を投げかけることで今回の主題は完結するのですが、ついでに言っておくと、今回の査察は監察部が直々に全国各地を回るのではなく、各地方当局の監察機関が査察の実行者となる、という話のようです。

 それじゃ従来通り中央の威権は及ばないのでは?という感想が浮かびます。でも「写真集」でいわば名指し批判を行っているのですから、吊るし上げられた地方当局はただでは済まない……筈です。たぶん。

 ――――

 ちなみに今回の査察の対象には政府庁舎や研修センターだけではなく、地方当局者の公費による不必要な飲み食いや視察と称した物見遊山、また意味不明の派手なイベント開催、特権を利用した不動産購入及び不当な収入(家族も含む)なども含まれています。

 タイミングでいうと、権力を利用して懐に入れた資産が物権法の施行によって「私有財産」として法的に保護されるのを防ぐ目的もあるでしょう。

 ただし、疑問なのは査察の本気度です。そもそも地方当局の監察部門自体が「写真集」にあるような豪華庁舎に入っているのでは?

 全国各地で形だけの査察が続出しそうな気配ですが、それを逐一ねじ伏せて押さえ込む力量が中央政府にあるのかどうか。胡錦涛の腕っぷしが試されているといっていいでしょう。

 ところで周恩来の次の首相は誰なのでしょう?私はともあれ就寝しますので、目覚めたらきっと正解のコメントをどなたかが入れて下さっていることでしょう。それだけを楽しみにとりあえず寝ます。

 夢に温家宝が10年着古したジャンパー(自称)着用で出てきそうな悪寒。朱鎔基なら大歓迎ですけどあの人は音痴だから歌と胡弓(二胡)だけは勘弁。李鵬?李鵬なら鳥フル生卵で瞬殺です。

 ちなみに今回の記事文中で何回か「ピー」が鳴ったようですけどたぶん気のせいです。






コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
中国産の“毒入り○○” (ひろぽん)
2007-03-24 19:23:51
中国産の“毒入り小麦粉”を使ったペットフードで飼い犬や飼い猫が相次ぐ死…アメリカで大規模リコール拡大中
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/944803.html

問題のペットフードは業界最大手のひとつヒルズのサイエンスダイエットシリーズだそうです。
日本でも健康に気を使う飼い主は、これかアイムスかどっちかって位の信頼度。
さてアメリカですからねガツーンと懲罰訴訟が来るでしょうね。

ついでに塩は9割が毒だそうで('A`)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/944714.html
正直普通に生活してたら中国産の食材というのは避けずらいですからね。厚生省頑張ってくれ……
 
 
 
次の首相は (大陸浪人)
2007-03-24 19:23:53
華国鋒
だと思います。

 祖父が支那派遣軍に従軍していたので、祖父から当時の中支、南支の情勢とか支那人の特性とか教わりました。
 御家人さまの中共案内談を拝読するかぎり、支那人の特性はあまり変わっていないようですね。

 現在、御家人さまの記事リンクをスラスラ読めるように、マンダリンを学習しております。できれば、来年北平で、支那のかをりを数ヶ月かげたらと考えております。
 学習材料として有益な連載をこれからもよろしくお願いします。
 お体、ご自愛ください。
 
 
 
Unknown (あるアル)
2007-03-24 23:31:25
こんにちわ。御家人さん。
いつも、エントリーを楽しく読ませていただいています。
英語も中国語もできないのですが、アルジャジーラを徘徊していると、
なにやらステキな写真を見つけました。
オリンピックを前に香港の民主化勢力がより活気付いてきたんでしょうか?

http://english.aljazeera.net/NR/exeres/D73F00F0-BB98-4495-B10F-4ADAC27D6EA2.htm
 
 
 
中国の未来 (mari)
2007-03-25 03:00:02
政治も歴史も知識が無いので書き込むのは躊躇でした。でも、ここを読んでると中国の未来ってある?

黄河流域を砂漠にした時代から中国は変わらない?
公害の被害を日本は明治時代に経験(足尾銅山)
戦後は水俣病とかイタイイタイ病。
そういう経験を中国は学ばないのか。
私の妄想ですが、公害で国民の半分が病人か寿命の
平均が下がるかしないと中国は変化しないかと。

中国のトップは子孫を欧米などの先進国に逃がし、
失うものの無い下層中国人は犯罪を承知で不法移民。
私は3年前までヨーロッパの某国
 
 
 
Unknown (まり)
2007-03-25 03:30:49
すいません。間違って送信。続き

イタリアに2年ほどいましたが、その2年の間にチャイナマフイアの事件は多かった。ギリシャから流れた
コピー商品が原因らしい。イタリアはブランドを大切
にしてるけど、ギリシャから大量に偽者が入って、
その偽ブランドは中国から。ギリシャは入国基準が
甘くチャイナのコピー商品が入ってくる。
止める方法が無い。正規の商店で買えばいいんだけど、これがまた。。コピーを買うのがチャイナとコリアで(正規の値段の1割)税関で没収されても惜しく
ない値段です。そういうことばっかりやってるから
信用されなくなる。でも、中国人(韓国人も)そう
いう人間は一部で、そういう人間で一般化するなと。
言ってるわりに、日本人が何かやると、日本人は。。
悪い意味で一般化する。外国で悪い事する日本人は
滅多にいないので、EUのアジア人の犯罪を調べろ
と言って終わりですが。
私は外国で暮らして韓国人と中国人の少数の人以外
は大嫌いになりました。見てきたような嘘をつく。
間違っても謝らない。一番頭にきたのは、、、、
日本の過去を謝れと。なんで私が謝るの?
私の場合、変な奴とばっかり知り合ったかもです。
それにしても、日本人だから何を言ってもいいと
思ってそうだし、黙って聞いてると変な投資話を
して、金かせ。。。同国人同士でも騙しあいして
るみたいで、あっちに貸したならこっちにも貸せ。
貸してないですけど、そういう話になってると、
事実はどうでも、とにかく金にしたいと。
外国でそんなことやってたら、そりゃ信用ない。
日本人を詐称するのも自分達に信用ないのをわか
ってるからですね。
 
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