不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています
日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 唐突な話ですが、インタビューというのは本来、喰うか喰われるかの戦いです。人間力の勝負といってもいいでしょう。

 取材者というのは往々にして報道者を兼ねるものです。要するにインタビューしてきたことを自分で記事にする。インタビュー自体がメインという記事なら別ですけど、そうでなければ、あるテーマに基づいた記事を作るための一環としてインタビューをする訳です。

 より不遜にいうと、取材される人の思惑はどうあれ、インタビューなんて記事の内容や説得力を高めるための「刺身のツマ」でしかありません。だからこちらが欲しい内容を喋ってくれればそれでいいんです。そもそもこちらが主題を設定して臨んでいる訳ですし。

 ……もし私が取材者であれば、きっとそういう不遜極まりないインタビュアーになっていたと思います(笑)。

 ――――

 それはともかく、取材者と被取材者の喰うか喰われるかという話。人間力の勝負といいましたが、これはごく当たり前のことで、例えばインタビューされる人の話す内容をインタビュアーが理解できなければどうにもなりません。

 逆に、インタビュアーの質問レベルが低くても被取材者からいい回答を引き出すことができない。極端な話、大人と子供の会話のようになってしまいます。

 つまり、被取材者に対して互角に戦えるか、どうか。相手の力量に近い人間力を持つ記者にインタビューさせないと思うような取材が成立しないのです。

 ――――

 以上は、前回のエントリーにコメントを寄せて下さった「ユキ」さんの文章に触発されてふと考えたことです。

 「ユキ」さんは小泉首相に対するインタビュー、その一問一答の記事を紹介して下さいました。確かに某巨大掲示板の東亜板にもスレが立っていますね。以下はその記事です。リンクは切れてしまっているようです。

 ――――

 小泉総理大臣の靖国神社参拝でさらに悪化した日中・日韓関係について小泉総理は19日夜、記者団の質問に答え、両国と何の障害もなく対話を続けられる関係を作り上げるためには、10年から30年が必要だとの認識を示しました。

 記者「会談がキャンセルされては『対話』も進められないのでは?」

 首相「いや、これは十分、進められます。短期的な視点ではなくて、長期的に考えたほうが良い」

 記者「長期的とは?」

 首相「10年、20年、30年」

 また、「小泉総理自身の靖国参拝が、関係改善に向けた対話に影響を与えているのではないか」との質問に対し、
「長期的には大きな問題ではない」と改めて靖国参拝の影響を否定しました。

 http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/poli_news5.html?now=20051021123025

 ――――

 もしこの記者が「10年、20年、30年」という答を聞いて「うへぇ」と内心呆れてしまったのなら、まさに大人と子供の会話ということになります。煙に巻かれたと感じたのなら、首相に取材するには人間力がまだまだ足りないということです。要するに小泉首相に喰われてしまっている訳です。

 記事(ニュース映像)のリード部分にある
「両国と何の障害もなく対話を続けられる関係を作り上げるためには、10年から30年が必要だとの認識を示しました」という物言いが視聴者に「うへぇ」と呆れてもらおうという目的があるなら、さすがはテレビ朝日ということになりますね。

「中国が困りそうなインタビューです」

 と「ユキ」さんは仰っていますが、正にその通りで、中国側はこの一問一答に、大袈裟にいえば戦慄したことだろうと思います。

 「10年、20年、30年」という長いタームで日中関係を捉えようとした政治家が戦後日本にこれまでいたかどうか。

 あるいはいたかも知れませんが、様々な批判や圧力に屈することなく「10年、20年、30年」という意識に基づいて実際に行動したのは、恐らく小泉首相が初めてでしょう。行動とは、もちろん靖国神社参拝その他のことを指しています。

 ――――

 別に感傷的な話にまとめようとしている訳ではありませんけど、小泉首相は2003年2月、鹿児島県知覧町の知覧特攻平和会館を見学した際、黙然とひとつひとつの展示物を見学しつつ涙を流し、

「特攻隊の彼らの心を思うと、何でもできるね」

 と、呟くように言ったそうです。上の話とは何の関係もないのですが、毅然と、敢然と、あるいは苦悩しつつも出撃し散華した特攻隊員たちが脳裏に思い描いた「日本」も、5年や10年といった短いタームのものではなかったのではないか、と思います。

 懐かしい人たち、忘れ得ぬ人たちの面影を慕いつつも、その一方で自らの生命を投げ出して護らんとした日本と日本人の「未来」というのは、いまを生きる私たちにつながるような、次世代、そのまた次世代といった長い時間を見据えたものではなかったかと思うのです。

 ――――

 さて、ここからは現実的な話に戻ります。前回の「ひょっとして反日を煽る情報戦勃発?」で持ち出した、中国人女子留学生が酔った私服の警官に殴打されるなどしたニュース、きょうの『香港文匯報』(2005/10/22)が一応続報めいたものを出しています。

 ただ具体的な進展や「反日」気運に火をつけるようなニュースがあった訳ではなく、
駐日中国大使館が事実確認に動いているというだけです。つまりまだ事実かどうかもわからない、と。

 http://www.wenweipo.com/news.phtml?news_id=CH0510220027&cat=002CH

 私が確認した限りでは、中国国内メディアはこの続報を流していません。

 何だか尻すぼみに終わりそうな気配です。主要反日サイトに立ったこの「事件」に関するスレッドも、閲覧者は多いのですがレスがほとんどつかないため沈んでいく一方の状態です。

 当局の規制が入ったような気がしないでもありません。思えば大手ポータルの「新浪網」(SINA)のニュースサイトのあちこちに合計5本も出たこの「事件」の記事ですが、そのいずれにも
【評論】欄、つまりニュース付属掲示板がありませんでした。これではネット世論が盛り上がりません。盛り上がらないようにしたのかも知れません。

 ――――

 日本側の報道からも威勢のいいリアクションは見い出せません。

 ●6カ国協議で進展目指す=靖国参拝の影響ない-中国(時事通信 2005/10/20/19:02)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000117-jij-int

 ●上海市、反日デモへの不参加呼びかけ(読売新聞 2005/10/19/20:36)
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051019i213.htm

 ●靖国参拝で抑制報道を指示(静岡新聞 2005/10/21/20:03)
 http://www.shizushin.com/national_international/2005102101002729.htm

 ●反日サイトの上海警察批判が削除…当局抑え込み?(読売新聞 2005/10/21/23:46)
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051021it14.htm

 ●首相靖国参拝中国反応 反日行動影潜める 当局、取り締まり強化(西日本新聞 2005/10/22)
 http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news030.html

 ●北京などで反日デモ警戒 首相参拝後初の週末(共同通信 2005/10/22/12:25)
 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005102201000878

 ――――

 ちょっと意地悪していいですか?

 そういう記事ばかりが出てくる中で、『毎日新聞』に出た以下の論評を書いた記者が「10年、20年、30年」と語る小泉首相に比べれば、いかに日中関係について貧弱な視点と眼力しか持ち得ていないかを如実に示しています。

 ●靖国参拝:中韓両国との関係改善シナリオ崩れる(毎日新聞 2005/10/19/20:03)
 http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20051020k0000m030071000c.html

 それでもブロか?恥を知れ。……いや別に私が言ったのではなく、そういう声がいま遠くで聞こえただけです(笑)。まあしかし普段の「不摂生」がそのまま出てしまったような記事ですね。

 この記事だけを槍玉に挙げては可哀想なので、「新華網」に掲載された
「日本の各大手紙が小泉首相の靖国参拝を譴責」というタイトルの記事も改めて出しておきましょう。中国語ですけど。ちなみに「大手紙」とは『日本経済新聞』『朝日新聞』『毎日新聞』のことだそうです(笑)。

 http://news.xinhuanet.com/world/2005-10/18/content_3637836.htm

 修業がまるで足りませんね、とは思いません。いまはもうマスコミに全てを頼らなくてもいい時代ですから、記者の皆さんはどうぞ心ゆくまで不摂生を心がけて下さい。どうせリーマンだから根性据わっていないでしょうし。

 ……いや別に私が言ったのではなく、そういう声がいま遠くで聞こえただけです(笑)。



コメント ( 20 ) | Trackback ( 0 )



« ひょっとして... トンチキの極... »
 
コメント
 
 
 
マスコミの呪縛からの解放 (近江源氏)
2005-10-22 20:43:15
 いまはもうマスコミに全てを頼らなくてもいい時代、という良い時代になりました。昭和30年台に週刊誌が登場して新聞の活字の裏を解説してくれるようになりました。新聞記事ではどうにも隔靴掻痒であったものが週刊誌で真相を知ることができました。もっとも週刊誌といっても新聞屋系のものは論外です。政治経済社会問題は週刊新潮、週刊文春、裏家業関係はアサヒ芸能に週刊大衆。しかし、インターネットはそれらをいとも簡単に凌駕してしまった感があります。週刊誌すらビビッて書かないことがインターネットには即座に無数に登場します。今後、新聞などに未来があるとすればそれは読むに耐える・値する優れた解説や論評でしょう。だが、今のブンヤのレベルを見ているとそれは望むべくもないことです。ただの安サラリーマンのくせに、首相に取材できるなどということで自分を大物と勘違いして尊大になっているアホでしかないのです。文芸春秋にはこの自分を勘違いのアホの代表、毎日新聞の中西太をまるで英雄か殉教者扱いの山崎豊子の小説が連載されています。バアサン、耄碌したのかい。
 
 
 
滅び行くマスコミ (saihan)
2005-10-22 21:42:26
はじめまして。いつも興味深く読ませていただいております。



>より不遜にいうと、取材される人の思惑はどうあれ、インタビューなんて記事の内容や説得力を高めるための「刺身のツマ」でしかありません。



なるほど納得です。これなんか典型的ですね。



「首相に私的参拝ない」 中国・王駐日大使が「靖国」強く批判(北海道新聞 2005/10/21 08:50)

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20051021&j=0023&k=200510207327

20日には北海道で自衛隊と警察の合同演習があったそうですが…偶然でしょうか。



逆に、2chでみつけたんですけどこういう正論をいうローカル紙も。

東海新報「世迷言」2005年10月21日付

http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi

>なるほど、中国は町村外相の訪問を拒否、韓国も同様の外交措置をにおわせている。だが、コブシを振り上げた手前、そのぐらいせぬと、国としての沽券にかかわる。まさに想定内の対応である。だが、こんな事で友好関係が崩れるほど日本と中韓のつながりは浅くはない。かりに国交断絶といった事態になれば、困るのはどちらか



名の通った大手新聞が必ずしも内容のあることを書いているわけではない、ということを考えさせられます。
 
 
 
遠くからの声 (ななす)
2005-10-22 23:17:51
10年以上後だと、ひょっとしたら中国が臨終してるかもしれないですね。小泉氏は直感で動いてるのかと思ってましたが、まろやかに中国共産党を殺すことを計算してたりするのかな?
 
 
 
Unknown (Unknown)
2005-10-22 23:18:26
来年9月で首相を辞めると公言している小泉さんが「10年、20年、30年」先を見据えているのが興味深いですね。

任期を延ばすのか、ポスト小泉にも自らの路線を継がせるのか。

首相を辞めると同時に政界引退の噂もある小泉さんですが、引退した後も「日本の黒幕」としてこの国を導いてほしい。
 
 
 
Unknown (三碧星)
2005-10-23 00:11:42
 むしろ、これだけ道を切り開いてくださったのだから、あとは私たち若い者が頑張らねばなりません。



 小泉総理には幸福な引退後の生活を送っていただき、有権者や自由な発言が出来るネットで私たちが努力し、国際政治の事実を見抜く力を養い、議員にあるまじき政治家を当選させないよう運動をしていかなければ。



 おそらく首相は、今回の衆院選で未来への手ごたえを確かに感じられたのではないでしょうか。
 
 
 
朝日は、、朝日のくせに、、 (arere)
2005-10-23 00:13:15
ブンヤさん、意外に貰ってます。

Aが一番高くて30半ばだと殆ど一千超えます。次にYで次がM。一番低いのがSで、彼らは40でAの20後半くらいです。

おまけに会社の保養施設だなんだで、優遇されまくり。銭持って家買ってブルジョアしてる奴が、貧乏人のフリして”逆恨み貧乏人”の代弁して売国するのがA新聞。

S新聞は補充要員もままならず、”摂生”していい記事書くのははみんな体壊していくトホホ、、
 
 
 
みなさんコメントありがとうございます。 (御家人)
2005-10-23 01:00:15
>>近江源氏さん

いつもコメント有難うございます。なるほど週刊誌には本来そういうポジショニングがあったんですね。勉強になりました。とすればインターネットは新聞の存在を根本から揺るがす恐るべき媒体ということになりますね。電子版に力を入れつつ広告収入を狙うという手もあるでしょうが、御指摘のように結局は記者がそのレベルを以てプロであることを読み手に認めさせない限り生き残れませんね。解説や論評がウリになるかも知れませんし、ニュース発信に徹することが活路になるかも知れません。いずれにしてもマスコミとは言い条、活字報道媒体はかなり勢力を衰退させたところで辛うじて生存するという状態になるかと思います。



私が書いているこのgooブログも今年初めの段階では9.5万(ブログ総数)ほどだったのですが、いまでは実に36万を超える数に達しています。他にもブログサービスをやっている会社がたくさんありますし。素人には禁忌がありませんから勢いづくと怖いです。何事かに特化したブログが増えれば増える程、マスコミの領域が侵されていくのでしょう。本当にいい時代になったと思います。





>>saihanさん

はじめまして。そうでした道新がありました。これだけ貢献しているのですから、どうせなら新華社も「大手紙」のひとつに加えてあげればいいのに(笑)。大手紙は大手であるだけに、広告収入が多かったり外国に特派員を置いたりして、それが足かせになる場合もあるでしょうね。そういう意味では地方紙のコラムに骨のあるものが多いのかも知れません。



内緒話ですが、私は本業の他に娯楽で日本語で中国のことを書き(ここ)、つい請われて副業として中国語で日本の某所をヲチしています(そうです不遜極まりないな非常勤コラムニストです)。その癖でつい書いてしまいましたけど、「より不遜にいうと……『刺身のツマ』でしかありません」はコラムならいいのでしょうが、新聞がニュースとしてやり始めるとマズいですね。訂正しておきます。それにしても、ネットがこれだけ普及してくると、骨のある地方紙の記事も地元の読者がタレ込んでくれることで全国区(古い言葉ですが)になったりするので有り難いです。





>>ななすさん

>10年以上後だと、ひょっとしたら中国が臨終してるかもしれないですね。



少なくとも現在のような統治力は失われていると思います。あるいは地方勢力のひとつに落ちぶれているかも知れません。中国の民度ですから民主化や普通選挙によってではなく、恐らく腕ずくでそうなっているのではないでしょうか。流血の事態か、あるいは密室政治のどちらかに拠るでしょう。小泉首相は直感ではなく、信念に基づきつつ直観で動いているように思います。政治家ですから現実的な動きをみせることもあるでしょうが、基点に揺るぎないものがあるのではないかと感じています。あ、でも中共の殺し方は確かにまろやか風味かも知れません(笑)。





>>Unknownさん



>来年9月で首相を辞めると公言している小泉さんが

>「10年、20年、30年」先を見据えているのが興味深いですね。



本来はそれが政治家として必要な資質のひとつの筈なんですけどね。「10年、20年、30年」という視点がなければ国家戦略なんて立てようもないですし、日本のあり方を考えることもできませんから。来年9月で首相を辞めるといいつつ靖国参拝はこれが最後かと問われれば「適切に判断します」なんて意地悪なことを言ったりして(笑)、これでは王毅が不眠症になってしまいます。ポスト小泉が靖国参拝を継続するかどうかはわかりませんが、対中弱腰外交には戻らないでしょうし、戻ったら国民から不信任をつきつけられると思います。



「靖国参拝」といえば、小泉首相には任期中に李登輝氏と1回、あとブッシュ米大統領と1回参拝してほしいですね。夢の話ですけど。





>>三碧星さん

>むしろ、これだけ道を切り開いてくださったのだから、あとは私たち若い者が頑張らねばなりません。



正にその通りです。私は若い世代には無限大の期待感があるので是非そうあるべきだと思います。前にも書きましたが見知らぬ者同士がネットを通じて有益な自己啓発や情報発信を行える環境をごく当たり前のものとして捉えているのが他ならぬ若い世代だからです。この時代に、前世紀型のマスコミや政治家が大きな顔をして歩くようなことがあってはならないと思います。



>おそらく首相は、今回の衆院選で未来への手ごたえを確かに感じられたのではないでしょうか。

投票率が高くなったことも含めて、私もそう思います。民意が小泉首相のようなキャラの指導者を望んでいることは確かです。これはポスト小泉選びにも影響するだろうと思います。





>>arereさん

おお、そんなにすごいレベルとは思いませんでした。残業手当がつかないから多少は基本給が高いだろうとは考えていましたけど。でもこれからはネットが幅をきかせていくでしょうから新聞記者がリストラされていく時代に入るのです。実力のない人には早いとこ消えてもらいましょう。それほど給料が高いのならニートになってもやっていけるでしょうし(笑)。

 
 
 
Unknown (ろろ)
2005-10-23 01:02:04
日経、朝日、毎日の三つの新聞名が

赤いフォントになっていることには

何か意味があるのでしょうか?(笑)
 
 
 
大陸が燃えませんね (若輩者(私もリーマン))
2005-10-23 01:27:31
はじめまして、反日デモの頃から中国関連で不穏な動きがあれば「先ずチナオチ」、と言う感覚でお世話になっております。



最近、マスコミ批判論が増えてまいりましたが、経済系のblog「マーケットの馬車馬」さんが「しんぶん伊勢丹化計画」という面白いご提案を記事にされてます。

勿論リーマン記者の方々には不評だそうです。マスコミの皆さんもどこか一つ倒産しないと改革なんてしないでしょうね。おそらく。
 
 
 
いつも楽しみにしています (ユキ)
2005-10-23 02:35:19
例の反日デモ&暴動以来、こちらにおじゃまさせていただいてます。



いつものように見にきたら、タイトルが「10年、20年、30年。」

もしや! と思って読んだら、やはり私のコメントがエントリーに引用されている!



ふふふふふふふふふふ(=^▽^=)

こちらのブログはいつも楽しみにしているので、大変嬉しいです! ありがとうございます。



嬉しいから、調子に乗って靖国ネタをもう一つ書き込みしたりして(笑)

政治家じゃないので重要性は低いんですが、笑えるネタです。





・朝日新聞、靖国問題で社内乱闘…40代社員が暴行

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_10/t2005102121.html



<超要約>

靖国参拝の世論調査の結果を記事にするのに、世論調査部で社内乱闘。

40代社員が30代社員に10日間のケガを負わせて警察沙汰。

記事は、「周辺国への配慮を重視する意見の強いことが改めて示された」といかにも朝日っぽい論調(ZAKZAK談)で掲載された。

朝日は事件のくわしい説明を拒否。





世論調査部で乱闘する新聞ってどーよ、と考えると笑ってる場合じゃないんですが、ZAKZAKが皮肉風味の文章を書いてるので、やっぱり笑えます。
 
 
 
Unknown (NANASHI)
2005-10-23 02:45:09
小泉さんは最初は頼りない印象でしたが、道路利権をつぶし、野中・ハンナンの食肉利権をつぶし、郵政利権をつぶし、今回の靖国参拝後は中国利権に止めを刺すつもりでしょうか。

森派が韓国利権にからんでいるという話はありますが、今回は韓国の靖国反対などまったくスルーですから韓国利権もなくすつもりなのかな。朝鮮総連関係施設への捜査、ハイニクスに対する相殺関税の発動、中国での日本軍遺棄化学兵器の数量下方修正、国連分担金の不均衡問題、日本がどんどん良い方向に向かっているように思います。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2005-10-23 03:23:21
「今の政治家は交通巡査だ。

目の前に来た車をさばいているだけだ。

 それだけで警視総監にはなりたがる。

政治家も財界のお偉方も志がない。

 立場で手に入れただけの権力を

自分の能力だと勘違いしている奴が多い。」



http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050908
 
 
 
みなさんコメントありがとうございます。2 (御家人)
2005-10-23 03:56:27
>>ろろさん

>日経、朝日、毎日の三つの新聞名が赤いフォントになっていることには

>何か意味があるのでしょうか?(笑)



もちろんですとも。特亜でせっせと××に励んでいる日本勢への御褒美です(笑)。





>>若輩者(私もリーマン)さん

誤解されていらっしゃらないとは思いますが、「どうせリーマンだから根性据わっていないでしょうし」というのは一般のサラリーマンに向けた言葉ではありません。リーマンにはリーマン根性があり、それでいいのです。でも「公器」と称される職場で働く人々がリーマンになってはいけません。「聖職者」もそうです。リーマン色が強いと人をダメにし、国をダメにします。



>マスコミの皆さんもどこか一つ倒産しないと

首切りを「リストラ」へときれいに言い換えた連中が馘首されるのを楽しみにしています。斬首でもいいですね。士道にもとる手合いなので切腹はNG。介錯は不肖御家人が務めることにしますか。その上で三条河原に(笑)。「しんぶん伊勢丹化計画」、早速読んでみますね。





>>ユキさん

今回はお世話になりまして本当に有難うございます。どうか事後承諾で許して下さい。でも当ブログはときどきこういうことをしますのでコメントを投稿される皆様は御覚悟の程を(笑)。



「10年、20年、30年。」というのは簡潔ながら図らずも小泉首相の凄みが滲み出た観があり、注目せずにはおれません。小泉首相の場合、言葉だけではないので中共もガクガクブルブルでしょう。財界を取り込んで分断策を狙っているのかも知れませんが、「いまさら中国?」がトレンドですからそう思うようにはいかないでしょうね。朝日の乱闘事件は面白かったですね。現場が世論調査部ということでいよいよ断末魔のような印象を受けます。確か「靖国参拝支持」が「不支持」を1ポイント上回ったんですよね。喧嘩になるくらいですから本当はもっと差が開いていたのかも。それにしても世論調査部とバラされてしまったのは致命的でした(笑)。





>>NANASHIさん

御指摘に同感です。「自民党をぶっ壊す」と言ってのけた小泉首相ですが、実は世間が考えているよりも深い部分、本質的な部分で「ぶっ壊す」をし遂げつつあるように思います。それだけではなく、日本人からある種の負け犬根性をとっ払い、何事かを叩き込んでもくれました。私は日本人、特に若い世代にごく素朴で純粋な「ニッポンを愛する気持ち」を定着させたという点においてサッカー日本代表の功績は非常に大きいのではないかと考えているのですが、小泉首相も日本の進路を本来あるべき方向へと修正してくれた点で後世から評価されることになるのではないでしょうか。この十年間は決して「失われた十年」ではなかったと思います。





>>「2005-10-23 03:23:21」のUnknownさん

「交通巡査」どものおかげで例えば「国家百年の大計」なんて言葉は随分安っぽいものになってしまいました。三つ子の魂云々ではありませんが、民族の性質というのは容易に変わるものではないのだろうと思います。変えようとしても必ず揺れ戻しが起きるでしょう。いまが正にその時期なのではないかと思います。

 
 
 
しょうもない突っこみ (御家人さん、乙です)
2005-10-23 06:47:42
いつも勉強になります。がんがってください



しょもない突っこみですが「介錯」は切腹の人限定のお役目です(広辞苑第五版)。御掲載の手合いは無礼討ちの切り捨て御免で十分かと。
 
 
 
Unknown (ヤガミ)
2005-10-23 10:50:30
はじめまして。



中日(東京)新聞もまっかっかです。最近は朝日様以上であるとの評判です。

首相参拝後、二日連続で一面トップに「日中外相会談、中止」に関する内容がきました。気合入りすぎです。他に類を見ないほど捨て身の頓珍漢ぶりだとほめてあげたくなりました。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2005-10-23 11:01:44
地方紙はほとんどまっかっかです。ワタシの所の愛媛新聞も同じです。

カラクリとしては朝日に入社できなかったアカが地元紙に入社して

鬱憤晴らしに更にアカくなるそうで。
 
 
 
Unknown (御家人)
2005-10-23 11:54:17
>>しょうもない突っこみさん

御指摘有難うございます。確かにそうでした。道理で薩摩や長州の田舎侍に負ける訳です(笑)。「太刀取り」なら切腹以外でも使える筈です。何はともあれ、がんがります。





>>ヤガミさん

そう言われてみれば確かに東京新聞も「新華網」によく出てきます。あれだけ貢献しているんですから、あそこも大手紙扱いしてあげればいいのに。





>>「2005-10-23 11:01:44」のUnknownさん

>カラクリとしては朝日に入社できなかったアカが地元紙に入社して

>鬱憤晴らしに更にアカくなるそうで。



そういうものなんですか。ということは朝日に入った新人は「即戦力」ばかりということですね(笑)。でも地方紙の多くがまっかっかだとすると、記者志望の大学生はそういう傾きの人が多い、ということなんでしょうか?orz

 
 
 
行間を読む (1読者)
2005-10-23 11:55:06
今日は。



 記者と言われると思い浮かぶ言葉は「文化やくざ」。

 他人様の幸、不幸でお飯をいただく生業と理解してきておりました。



 それゆえ、お飯に多くありつける書き方が重要となるようです。



 今現在新聞社はスポンサー(広告主、また所有する放送媒体からの収入)の支払う広告料が経営の根幹にあるのですから、基軸がスポンサーよりにならざる得ないとすれば、またそれを是としすぎることを当然とする新聞社はその体質を改める必要があるのかもしれません。



 これが分かったのが、ブロッグ、掲示板などネット中心のいろんな人々の考えが公になったことにつきると自分も思います。経営という枷を持つ報道機関と対極的な存在としてのネット。ありがたい時代です(不勉強な記者には地獄でしょうが知ったことではありませんけど)。



 新聞社ほど言葉に責任を持ち、また不偏不党の視点を維持し、抑制の効いた表現で事実の見方の提案(押し付けではない)を、現場を知るプロとしての記者は提示しなくてはいけないと思うのですが、どうも御家人さんの仰るように、現場の記者及びデスク、果てはその上層部を含め場当たり的、短絡的、一部受益者の視点で、一部読者が喜ぶ内容の記事しか書けていない新聞社が目立つのは事実。



 テレビの普及により速報性から解説記事へと移行し、この時点でよい意味で新聞社の持ち味が出ればよかったのに、テレビとつるんでしまったことが新聞社の有様を変えたと思います(テレビ局の大株主は新聞社で、利益はテレビから頂いておる)。テレビの影響力にのっかり、事実の理解力を維持するどころか堕落し落ちまくった今、ネットがあるお陰で一気にその不勉強が表面化してきてしまったようにも見えます。



 素人意見で恐縮ですがそんな風に考える今日この頃です。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2005-10-24 11:09:35
>朝日新聞、靖国問題で社内乱闘

まるで微かに聞こえる断末の叫びの様ですねぇ(爆笑)。

漏れてしまった辺りに、ぼちぼち・・・。



>テレビ局の大株主は新聞社で、利益はテレビから頂いておる

これはもう朝●新聞等ではなく”朝●広告”等と呼ぶ方が的確ですね。

当時としては、TVと新聞で手を組んで今で言うメディア制覇のつもりだったんでしょうね。

そう考えると最近の某TBS株主騒ぎも、今は良くても遠い将来に劣化しないか気にはなります。

もっともTVも新聞も所詮広告と割り切って見てれば害はないのでしょうが。
 
 
 
一所懸命に考えてみた (茶タヌキ)
2005-11-25 00:40:06
御家人さんの最新の記事もいいけれど、過去のもどっしり濃い味で、読み流すことができません。

このところ、

2005-10-22の10年、20年、30年。と

2005-03-05の台湾二題:「石原節炸裂!」&「李登輝氏5月来日!?」

のエントリが興味深くてずっと考えてました。



「人は石垣」の武田信玄ではありませんが、わたしはいろんな意味で「人数もチカラ」だと思ってます。(文殊の知恵も三人必要ですし)

日本の10倍も人口があっても、自由に意見を表明できる人数を数えたら、あちらの社会システムでは、わが国よりも意志を外に表明できる人口なんて、実はすごく少ないのではないか思う次第です。



あちらさんは統一王朝がいつまでも存続したためしがなし、いつかはいまの政権は崩壊するしかないのでしょうが、0.5億~2、3億くらいの20個くらいに分裂されるのが、50年後くらい将来の日本にとって一番手強い経済のライバルになりそうな気がします。

それだけ数がばらければ、その中のひとつやふたつ、当たりがでるんじゃないかというただのヤマカンですが。分裂どさくさで隣接のどっかの県が、半島の地下資源目当てに朝鮮併合してくれれば、北朝鮮の日本人妻とか、分裂後の新シナ人扱いで里帰りができるようになるかなと思ったり。大分裂が、特ア関係変化の大集大成になるのかも。



30年に、石原氏はノストラダムスをこえる21世紀の大予言者となってるか否や。

楽しみです。

「30年後、みなさん生きてらっしゃいますか?」なんて、おっしゃってたお方が、つい最近書き込みなさっていらっしゃいましたが。日本に生まれたからには100年くらい生きて働け!俳句やブログを書き、歴史の生き証人たれ!と。

まあ、あとから振り返れば壮大な歴史の一コマとなるだろうの動きを、御家人さんの解説を拝読しながら一観客として楽しんでるだけですが。それもタダで、ほんと申し訳ないくらいありがたいです。





追伸。

11月20日の「民度が違うのだよ民度が」は、アレですよね。

もう、なつかしくて楽しくてそのフレーズでニマニマしてしまいました。

石破元防衛庁長官の本を読んだら、けっこう読みやすかったので「買えよ。国民!」って、書きたくなってしまいました。

 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。