日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)




 安徽省蚌埠市の老人デモに目を奪われている間に、東シナ海資源&EEZ境界線に関する日中実務者協議が北京で開かれて、終わっていました。
 この件に関しては私は何の知識もないのですが、某巨大掲示板に関連スレがあって、内容がなかなか充実しているので、いつもそこを見て勉強させてもらっています。

【盗掘】東シナ海油田問題 統一スレ★8【確定】
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/asia/1097209038/l50

 それにしてもこの会議は中国側から提案してきたのに、当の中国側は「実務者」にあるべき誠意のカケラもなかったですね。まずはひと当たりして、この件に関しては強気一本で来ている日本側の肚を探ろうというところでしょうか。
 会議に関するテレビのニュースを見ながら、何かどこかで見たことあるよなあこれは……とぼんやり考えていたのですが、思い出しました!拉致問題に関する北朝鮮との協議ですね。少しの誠意もなくただ時間稼ぎ……今回と全く一緒です。

 ならば、ですよ。日本としても北朝鮮に対するのと同じように、この問題では「対話と圧力」という姿勢で中国に向き合うべきではないでしょうか。圧力になるネタはいくらでもあるでしょう。そういう方向に、進んでほしいと思うのです。政府もそうですけど、何よりも世論が、ですね。

 対中認識って、世代によって意外と差があるんじゃないかと思うんです。あえて死語を使わせてもらいますと、「青春時代」に接触した中国の印象なり手触りなりが、原体験としていつまでも尾を引いているのではないかと。で、どうしてもそのフィルターを通して中国をみてしまう。

 大雑把に並べてみますとこんな感じです。
 (1)文化大革命(当人も学園紛争とか体験していたりして、文革にも変なシンパシー持っている)
 (2)パンダ(中国に対する憧憬をどこか捨て切れずに持っている)
 (3)シルクロード(「これからは中国だな」とか言うオヤジはこの世代)
 (4)天安門事件(六四で中共の本質にふれる)
 (5)在日中国人犯罪(カネカネキンコ&サムターン回し&「バールのようなもの」)
 (6)アジアカップ(中国人の民度の低さを肌で感じた)

 はっきり言って(1)~(3)の世代は戦力になりません(※1)。天安門事件で目が覚めて「転向した」というなら別ですが、いい歳になっても未だに中国人は素朴だとか純粋だとか思ってたり、中国に対する憧れなり期待感を捨て切れないままでいる。この(1)~(3)世代が決定権を握っているうちは、日本の世論が正確な対中認識でまとまるのは難しいように思うのですが、如何でしょう?


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 【※1】私は自己紹介にあるように(4)の世代です。でも中共なんか潰れちまえばいいのにと思ったのはそれより前です。かれこれ20年になる訳ですか。昔も今も私は一介の小市民で、もちろん活動家とかじゃないんですけど、学生時代、中国人留学生の友達にそれっぽいのがいましたし、あと勤王の志士である先輩などが身近にいたせいでしょうか。昔の荷物の中から、なぜか「北京の春」時代に手書きで発行された地下出版の民主化文集が出てきて驚かされたりします。どうやって入手したのか記憶にないのですが、あれはきっと超のつくレアアイテムに違いありません。


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