組替動議を受けての修正案が、「動議を受けて」になっていない件

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今日は2月定例会の最終日でした。

各議案について、付託していた委員会の委員長から報告があり、それを受けて質疑、討論、そして採決という流れです。

市民と歩む議員の会は、議案の中でいくつかの条例案について賛成討論しました。

また、議案第25号令和4年(2022年)度一般会計予算について
先日の予算委員会に組替動議が賛成多数で可決したことを受け市長が修正案を出してきたので
それに対する質疑を行いました。
本来、執行部が修正案を出す場合は、議会側の意見を踏まえて(というか受け入れて)修正してくるので、あえて質疑することもないのですが、今回は、議会側の組替動議の趣旨を踏まえず(市長は踏まえたといっているけれど、私から見たら踏まえていない）出してきたので、その意図、理由について質疑しました。

具体的に言うと、
まず予算委員会の文教市民分科会での委員総意による市民課窓口業務の一部委託予算（債務負担行為を含め約7億円)の全部削除と、予算委員会での危機管理センター設置に関係する予算の取り下げを意図する組替動議について一部予算約1億円を削除し残り約7千万円を残す修正案を出してきました。

市民課窓口予算の全部削除はOKですが、危機管理センター関連予算はすべて削除せよというのが動議の趣旨であるにもかかわらず、一部削除(減額)でいいだろう、みたいな修正案でした。

上記の修正案については、私たちは組替動議の趣旨、意図と違うということで反対しましたが
賛成者多数であったため可決しました。

ここでいったん休憩し、議会運営委員会を開き、
執行部からの修正案可決を受けて、議員側からの修正案が2種類出てくるので、
その提案説明と、取り扱いについて協議しました。

ちょうどお昼になったので、お昼休憩の後1時20分に本会議再開の予定でしたが
ある会派が会派内意見調整のため時間が欲しいと言ってこられたので
結局午後2時に再開となりました。

二つの修正案のうち、一つは、執行部が下げてきた約1億円の危機管理センター関連予算を増額させる案で（
増額修正ってできるの？って疑問）もう一つは、執行部が下げなかった残りの約7千万円などを削除して危機管理センター関連予算をすべて削除すること、合わせて、危機管理センター設置の候補場所を決めるために建物耐震性などを調査するための予算を増額するものでした。

それぞれ提案説明ののち、質疑(質疑はなし）を終え
まず原案と修正案2案に対して一括の討論を6会派（3会派が原案賛成討論、3会派が原案反対討論）が行い、その後、採決しました。

このように複数の修正案がある場合は、原案からより離れているものから採決するので
先に約1億円を増額する修正予算の採決（提案議員4人だけ賛成で他の議員は反対なので、否決）
そして、もう一つの修正案の採決（提案議員3人＋同じ会派の議員2人＋私たち3人＋会派7人の合計15人賛成のため賛成者少数で否決）をしました。
そして、最後に原案(といっても先に書いたように市民課の約7億円と危機管理センターの約1億円を削ったもの）の採決があり、これは賛成者多数で可決しました。(うちは反対したけれど）

その後、他の会計予算案や人選案件（副市長、教育委員、固定資産評価委員)を質疑、討論採決し
あとは、市会議案について提案、質疑、討論採決でした。

私たち市民と歩む議員の会が提案した、オンライン議会開催のために政府に地方自治法の改正を求める意見書とウクライナへのロシアの侵攻に抗議して平和的解決を求める決議(それぞれ正式の名称ではなくてすみません）は
いずれも可決しました。(オンライン議会のほうは賛成者多数で可決、ウクライナのほうは全会一致で可決）

全部終わったのは午後4時ごろだったかな。
今日も長い長い一日でした。

疲れてしまって、控室から持って帰ろうと思っていたものを持たずに帰ってきました。
この前から持って帰ろうと思いながら、何度忘れたことかしら。忙しすぎるんですよね、毎日が。

見出し写真は、議会が終わってからJR吹田駅北口で行われたウクライナの平和を願う集まりに参加し、スピーチさせてもらっているところを撮っていただいた写真です。(撮ってくださった五十川さんありがとう)
雨の中、たくさんの方が参加されていました。

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