◇障害者就労へ生の声を
長引く不況の影響で、厳しい雇用情勢が続く中、「どうしたら働けるか?」をテーマに、障害者自身がシンポジストとして参加する「とちぎ就労支援リハビリテーション講習会」が13日、宇都宮市東コミュニティセンター(同市中今泉3)で開かれる。実行委員長を務めるNPO法人チャレンジド・コミュニティの金井光一理事長は「障害者の生の声をぜひ聴いてほしい」と話している。
シンポジウムでは、交通事故などで障害を負った県内外の5人が就労支援のために何が必要か、それぞれの経験を元に意見を交わす。そのうちの一人、同市在住の大山智子(のりこ)さん(37)は96年11月、交通事故で頸髄(けいずい)損傷を負い、鎖骨から下が動かなくなった。現在、24時間の介助を受けながら、生活を送っている。
スポーツが好きで、体育大を卒業後、エアロビクスのインストラクターを目指したこともある大山さん。リハビリで回復していく人を見て、何もできない自分に落ち込んだ。周囲に支えられ、徐々に前向きな気持ちを取り戻していったが、好きなカフェに行っても、入り口が狭かったり、段差があったりと「障害者ってこんなに肩身が狭いんだ」と痛感した。今は「健常者も障害者も集えるバリアフリーのカフェを経営したい」という夢を抱いている。
講習会は昨年に続き、社団法人日本損害保険協会の助成を受け、開催される。県内企業の障害者雇用率が1・54%(09年6月1日現在)と全国平均の1・63%を下回っていることから、金井理事長は「障害者やその家族はもちろん、障害者の就労に興味がある企業にも参加してほしい」と呼び掛けている。
シンポジウムに先立つ基調講演では、栃木障害者職業センターとハローワーク宇都宮の担当者が障害者雇用の現状を報告する。13日午後1時半~4時半。参加無料。問い合わせはNPO法人チャレンジド・コミュニティ(電話028・611・3991)。
長引く不況の影響で、厳しい雇用情勢が続く中、「どうしたら働けるか?」をテーマに、障害者自身がシンポジストとして参加する「とちぎ就労支援リハビリテーション講習会」が13日、宇都宮市東コミュニティセンター(同市中今泉3)で開かれる。実行委員長を務めるNPO法人チャレンジド・コミュニティの金井光一理事長は「障害者の生の声をぜひ聴いてほしい」と話している。
シンポジウムでは、交通事故などで障害を負った県内外の5人が就労支援のために何が必要か、それぞれの経験を元に意見を交わす。そのうちの一人、同市在住の大山智子(のりこ)さん(37)は96年11月、交通事故で頸髄(けいずい)損傷を負い、鎖骨から下が動かなくなった。現在、24時間の介助を受けながら、生活を送っている。
スポーツが好きで、体育大を卒業後、エアロビクスのインストラクターを目指したこともある大山さん。リハビリで回復していく人を見て、何もできない自分に落ち込んだ。周囲に支えられ、徐々に前向きな気持ちを取り戻していったが、好きなカフェに行っても、入り口が狭かったり、段差があったりと「障害者ってこんなに肩身が狭いんだ」と痛感した。今は「健常者も障害者も集えるバリアフリーのカフェを経営したい」という夢を抱いている。
講習会は昨年に続き、社団法人日本損害保険協会の助成を受け、開催される。県内企業の障害者雇用率が1・54%(09年6月1日現在)と全国平均の1・63%を下回っていることから、金井理事長は「障害者やその家族はもちろん、障害者の就労に興味がある企業にも参加してほしい」と呼び掛けている。
シンポジウムに先立つ基調講演では、栃木障害者職業センターとハローワーク宇都宮の担当者が障害者雇用の現状を報告する。13日午後1時半~4時半。参加無料。問い合わせはNPO法人チャレンジド・コミュニティ(電話028・611・3991)。
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