ゴエモンのつぶやき

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元山陽放送アナ、精神障害者社会復帰施設長・田淵泰子さん /岡山

2009年05月29日 00時47分29秒 | 障害者の自立
◇地域との懸け橋に--田淵泰子さん(45)
 統合失調症など精神障害者の社会復帰を支援する「万成病院ひまわり寮」(北区谷万成)。同施設が精神障害に対する偏見解消を目的に03年から開いている地域交流イベント「ひまわりサロン」は、元山陽放送アナウンサーの田淵泰子施設長(45)の発案で始まり、開催回数は60回を越えた。精神保健福祉士への転身など、これまでの道のりを聞いた。

 --精神保健福祉士になったきっかけは

 国際協力NGOの活動に、司会などを通じてかかわる中で医療関係者の専門知識に触れ、自分も専門分野を確立したいと思ったのです。ボランティアで終わらず知識を身に着けようと、旭川荘厚生専門学院に1年休職して入学しました。精神障害者の社会復帰が日本は遅れていると知り、「マイノリティーの声を代弁したい」と番組を制作してきたのに、精神障害に全くかかわってこなかったと後悔しました。03年にひまわり寮で実習に参加し、一人一人の人生や家族と腰を据えてかかわり、丸ごと理解して一緒に歩いていく楽しさを知りました。フリーになっていたので、アナウンス業を続けながらひまわり寮で働き始めました。

 --戸惑いはありませんでしたか

 これまで3時間のラジオ番組で10人以上に出会うような日々を過ごしていたのに、入所者の生活は単調に見えました。伝えたいことがあるのに伝えられないもどかしさも感じました。そこで、新たな人や世界に触れる機会を施設で作ろうと、ひまわりサロンを始めたのです。当初は話し方講座や料理教室を開きましたが、思わぬ方向へ進んで地域の方が偏見をなくすステージになっていました。

 --サロン運営を通じて感じたことは

 入所者は当初、施設の行事としてやらされている感がありましたが、徐々に積極的になって自信が出てきました。精神障害はあまり知られていないため、恐怖感を持つ人が多いのです。サロンが入所者と地域の懸け橋になれば--と始めたのですが、地元町内会の方から「わしが懸け橋になりたい」と言われた時はうれしかった。

 --今後の目標を

 サロンはリピーターが多いので、常に新鮮で感動がないと来てもらえないと考えています。福祉は「お願いして来てもらう」となりがちですが、障害の有無を超えて人と人がつながるきっかけでありたい。現在のひまわり寮は障害者自立支援法の移行期間を終え、12年4月に新しい施設になります。新施設は家族も来て地域の拠点になるような場所にしたいですね。

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 ■人物略歴

 広島県府中町生まれ。就実大卒業後、86年、山陽放送入社。92年に独立。03年から万成病院ひまわり寮勤務。08年から同寮施設長。趣味はヨガと旅行。

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