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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

涙と笑いの介護記録 介護福祉士・木村さんが出版

2011年11月06日 00時57分13秒 | 障害者の自立
2011年11月5日

 介護福祉士で障害者作業所「麦の会を支える会」副会長、木村敏子さん=大阪府堺市堺区=が、認知症になった実母を引き取り最期をみとるまで7年間の介護体験を著した「『認知症丸』から『永遠丸』へ」を出版した。終末介護の現実的な悩みと喜びが交差した“涙と笑いの介護記録”になっている。

 母、静江さんのプロフィルを紹介した「『認知症丸』の船長・静江さんのプロフィル」から、認知症が進む静江さんの介護に翻弄(ほんろう)される「嵐の中を迷走する『認知症丸』」、自宅で90歳の静江さんを静かにみとるさまをつづった「母港(自宅)で航海に終止符をうった静江船長」など5章で構成している。

 木村さんは、7人の子どもを育て上げた静江さんを、2004年1月に自宅に引き取った。静江さんは、記憶障害から歩けるのに歩かない「失行」や失念へと進行。さらに排便や排尿の自覚がなくなり、食事は2時間近くかけて目をつぶってゆっくり味わうが、やがてそれを周囲に吐き出す、お茶をこぼす、手でなで回す。敏子さんは思わず「やめて!」と怒りが爆発するが、後にふっとわれに返る日々が続く。

 母の認知症が進み、家族の悩みが絶えず、気が休まらなくなる厳しい介護の現実が生々しく描かれる。木村さんが詠んだ短歌にその苦悩が表れている。

 「わが乳房まさぐり出して飲めという/怒るわたしを幼児とみて/乳房出され戸惑う我は『しまいなさい!』/おかし なつかし/やがて悲しき」

 一方で本書では、介護の疲れを減らし在宅ケアを継続させる工夫や豊かな老後のための生き方と住まいづくりのアドバイス、在宅介護制度の問題点など、経験を基にした介護福祉士としてのプロの視点も紹介している。

 清風堂書店出版、四六判、160ページ。1260円(税込み)。


「認知症の人の尊厳を保ち、介護者の疲れを減らすアドバイスになれば幸いです」と話す木村さん

大阪日日新聞



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