内堀雅雄知事は19日、東邦銀行が障害者雇用を目的に設立した特例子会社「とうほうスマイル」(福島市)を視察した。同社は県内の障害者雇用のモデルケースとなっており、内堀知事は視察後、「県自身も障害者雇用を工夫し、取り組みを進めていく」と語った。
同社は2012(平成24)年、東北の地方銀行としては初めて同行が全額出資で設立。現在は障害者15人を含む22人が勤務しており、同行から委託を受けた名刺やゴム印の作製、ポスター・書類印刷などの業務を担当。7月からは同行の振り込み業務の一部も請け負い、業務を拡大した。
内堀知事は北村清士頭取の案内で、福島市飯坂町の東邦銀行事務センター内にある同社を視察。名刺の作製やパソコンを使って振り込み業務の手続きを行う職員に声を掛けながら、障害がある職員の働き方などを見て回った。
視察後、取材に応じた内堀知事は「(とうほうスマイルの職員)一人一人が真剣に仕事に向き合っており、障害者と障害がない人が一緒に働く手本。県も施策を進めていきたい」と語った。
北村頭取(右から2人目)と職場を視察する内堀知事(同3人目)
福島民友 2016年07月20日
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