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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

この人に聞きたい:春日井市商店街連合会・胡桃沢勝久会長 /愛知

2009年03月31日 00時44分30秒 | 障害者の自立
 ◇定着すれば、商店街に活力--コミュニティーバス運営、春日井市商店街連合会・胡桃沢勝久会長
 春日井市商店街連合会は昨年12月、市内2カ所の商店街を結んで走るコミュニティーバス(愛称・かっちぃ)の運行を始めた。自治体や第三セクターが運営するバスは各地にあるが、商店街の団体が直接運営に乗り出すのは全国的にも珍しい。先頭に立つ市商連会長の胡桃沢勝久さん(57)は「バス運営の経験がなく、試行錯誤の発車でした」と話す。運行開始から3カ月が過ぎ、少しずつ利用者が増えてきたという。

 --「かっちぃ」とは。

 市南部に位置する「勝川」と「味美」の二つの商店街を結んで走る循環バスです。JR勝川駅と名鉄味美駅もつなぎ、約40分で約9キロを一周します。午前9時台から午後6時台まで右回りと左回りで計14便を運行しています。料金は1日乗り放題で中学生以上200円、小学生100円。幼児と障害者は無料です。

 --きっかけは?

 両地区間を走っていた民営バスが廃止となり、大変不便になったことを知って、それでは私たちでバスを走らそう、ということになりました。それに、両商店街から少し離れた場所に超大型ショッピングセンターがオープンし、買い物客が流れる危機感もありました。

 --運行までには苦労があったのでは。

 それはもう大変でした。バス運営については素人ばかりで、国や市へ何度も足を運び、一からの準備でした。始発時間をもっと早くし、夜も11時台まで運行したかったのですが、バスやタクシーの会社から反対されました。結局、昼間帯だけの運行になりました。

 --どう採算をとるのですか。

 バス会社に運行を委託したので、初期費用はわずかですみました。月々の経費はバス会社への支払いが110万円。これを乗車料金50万円、広告料60万円でまかなう計画です。

 --うまくいっていますか。

 まだ計画通りには、いっていません。利用者は1月733人、2月969人と少しずつ増えていますが、無料の障害者の利用者が3倍になったこともあり、収入はあまり上がっていない。それでも、社会的に弱い立場の人に喜ばれているのは、うれしいことです。

 --今後の見通しは。

 とにかく一人でも多くの人に利用してもらいたい。まだ知らない人もいるので、バス停にのぼりを立てたり、駅前のビルに懸垂幕を下げてPRに努めています。広告料を増やすため、車内のつり下げ広告だけでなく、車体にも広告枠を設けてスポンサーを募っています。市民の足として定着すれば、私たち商店街にも活力が生まれます。

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 ■人物略歴

 ◇くるみざわ・かつひさ
 長野県出身。高校入学と同時に春日井市に移り、新聞配達をしながら通学した。運送会社、宝石販売会社で働いたあと、32歳の時に弁当店を開業。一時は10店に拡大したが現在は5店に縮小した。03年に市商連副会長、08年6月から会長。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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地域づくりと障碍者との共生社会 (中林澄明)
2009-03-31 09:39:14
ブログを拝見しました。

わが街でも、中央線高架線工事に伴い駅前再開発、ミニバス導入、バリアフリーの街づくりにと、道まだ、半ばで試行錯誤して、市民有志で計画から十年の月日が、経っております。



駅前開発が、やっと一部完成し街開きに、こぎついた段階です!


お互いに身体に気をつけて行きましょう!



ノーマライゼーション・バリアフリー・ユニバーサルデザイン・ソーシャルインクルージョン☆★☆

東京都小金井市市民憲章・東京都小金井市高齢者市民憲章遵守
中林澄明
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