ゴエモンのつぶやき

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デフリンピック  「結果残し知名度アップを」選手団出発

2017年07月16日 01時56分22秒 | 障害者の自立

トルコで18日開幕 第1陣が成田空港から

 聴覚障害者の国際スポーツ大会「夏季デフリンピック」が18日、トルコで開幕する。4年に1度開催され、今回で23回目だが、同じ障害者スポーツの総合大会「パラリンピック」に比べ知名度が低い。関係者は「耳が聞こえない人たちのオリンピックがあることも知ってほしい」とアピールする。選手団の第1陣は14日夜、成田空港から現地に出発した。

  サッカー日本代表主将で日本選手団の旗手を務める古島(ふるしま)啓太選手(26)=大阪府守口市=は、2歳の時に難聴とわかった。父や兄の影響を受け、5歳でサッカーを始めた。健聴者と一緒のチームに入ったが、周りから声をかけられても聞こえないため、連携がうまくいかないこともあった。しかし、周りの動きをよく観察することで対応できるようになったという。20歳の時に、聴覚障害者が行う「デフサッカー」に出合い、現在は会社に勤めながら、健聴者の社会人チームとデフサッカーのチームの双方でプレーしている。

 デフリンピックはパラリンピックと同様に夏季と冬季に開催されるが、古島選手は「同じように扱ってもらえない」という戸惑いは感じているという。それでも「将来の子どもたちのためにも、今回結果を出してデフリンピックの知名度を上げたい。最低でも予選突破」と意気込む。

 デフ(Deaf)は英語で聴覚障害や耳が聞こえないことを意味する。リハビリを目的に始まったパラリンピックより、記録を重視する。第23回夏季大会は30日まで開かれ、日本代表は全21競技のうち、陸上やバレーボールなど11競技に男女計108人が参加。金5個、銀と銅ともに10個のメダル獲得を目指している。

 古島啓太選手=2017年7月14日
 
毎日新聞    2017年7月15日

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