参院予算委員会の13日の審議で、質問に立った無所属の薬師寺道代氏と安倍晋三首相が、手話を交えてやりとりする一幕があった。聴覚障害者のスポーツの祭典「デフリンピック」に関する質疑応答で、首相は「うれしい」を意味する手話を使った。参院事務局は「首相や閣僚と、議員が手話でやりとりするのは珍しい」としている。
首相は「(質問で)取り上げてもらい、理解も進んだのではないか」と指摘した後、手話を使いながら「私も大変うれしく思う」と答弁した。
首相は車いすバスケットボールを題材にした井上雄彦氏の漫画「リアル」の愛読者であることも明らかにした。
2016/10/13 日本経済新聞
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