goo blog サービス終了のお知らせ 

ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者ら今年初登山で交流 行橋の御所ケ岳

2019年03月19日 15時29分44秒 | 障害者の自立

 筑豊地区の在住者を中心に視覚障害者と健常者が一緒に山登りをする「やまぼうしの会」の今年最初の山登りが17日あった。行橋市とみやこ町にまたがる御所ケ岳(約247メートル)で自然とのふれ合いを楽しんだ。会は今年発足から20年を迎え、記念の写真集の制作も計画。新たなメンバーも募っている。

 同会は、直方市の点訳サークルとの交流会で、視覚障害者から「山登りがしたい」という声が上がり、1999年6月に発足した。この日は4人の視覚障害者を含む計17人が参加した。

 ふもとにある住吉神社行橋市)で安全祈願をしたあと、山の北側の登山口から入山。視覚障害者たちは健常者に手を引かれながら、鳥の鳴き声や沢を流れる水のせせらぎ、植物が風に揺れる音を楽しんだ。

 福智町の那須道子さん(77)は「自然を楽しみながら長生きできそう」。直方市の高松久さん(63)は「外出することがないので登山の日が楽しみ」。北九州市の吉永臣一(しんいち)さん(64)「子どものころに父とよく行った山に入れるのがうれしい」。宮若市の楠原宏和さん(59)は「ボランティアの方々のおかげ。感謝しています」と話していた。

 会では山登りに参加したい障害者や、ボランティアの健常者を募っている。ホームページ(http://yamaboushinokai.sakura.ne.jp/別ウインドウで開きます)の問い合わせフォームから連絡を。

写真・図版

今年の活動を開始した「やまぼうしの会」のメンバー

2019年3月18日          朝日新聞


障害者向け接客 充実へ 五輪パラ前に道内宿泊施設 体験会重ねニーズ把握

2019年03月19日 15時19分30秒 | 障害者の自立

 道内の宿泊施設が、障害のある人に配慮したサービスの充実に力を入れている。背景には2020年開催の東京五輪・パラリンピックで、海外からも多くの障害者が道内観光に訪れることが予想されることなどがある。誰もが利用しやすいサービスを提供することで高齢者ら幅広い層の需要の掘り起こしも期待され、取り組みは今後も広がりそうだ。

 「お好きな食材は何ですか」「サラダはお取りしますか」。ニューオータニイン札幌(札幌市中央区)が9日、障害者を招いて開いたランチビュッフェの体験会。ホテルのスタッフが車いすの人らと列に並び、要望を聞きながら料理を皿に盛り付けた。

■皿の横に写真を

 体験会は昨年に続き2回目。今回は身体や精神、知的障害のある11人が参加。二分(にぶん)脊椎症のため下半身が不自由で車いすを使う札幌市北区の塚越俊晴さん(24)は「料理が自分の目線よりも高い位置にあるので中身が見えにくい。皿の横に写真が置いてあるとうれしい」などと助言した。

 同ホテルは昨年から、従業員に、障害者や高齢者らが旅行を楽しめるよう支援する民間資格「観光介助士」の取得を促している。現在、資格を持つのは6人。松島啓二営業企画室長は、「障害を問わず、家族や友人らと一緒に安心して食事を取れる場を提供したい」と話す。

 5月1日にJR函館駅近くに開業するホテル「センチュリーマリーナ函館」は14、15両日、同市内の視覚障害者を招いた宿泊体験会を開き、盲導犬を伴うなどした3人が参加した。

 同ホテルを運営する札幌国際観光(札幌)の執行役員で、自身も網膜の異常で視野が狭くなる網膜色素変性症を患う安藤修さん(53)が「自分の経験を施設運営に生かしたい」と企画。3人は、犬と宿泊できる部屋「ドッグラバーズ(全5室)」に泊まった。

■新たな認定制度

 浅野清貴総支配人は「盲導犬を同伴した宿泊客への対応に慣れたスタッフは少ないので、体験会を従業員の意識や接客技術の向上につなげたい」と話す。

 東京五輪・パラリンピックの開催を前に、観光庁は、非常時の誘導など障害者をはじめ配慮が必要な人への対応法をまとめた「接遇マニュアル」を作成。宿泊施設などに活用を呼び掛けている。

 道内の障害当事者や福祉サービスの従事者でつくる、北海道バリアフリー推進協会(札幌)は、障害のある人を受け入れる飲食店や宿泊施設向けの「接客介助認定」制度を作る予定だ。6月から認定に向けた講習を開始。宿泊施設従業員らに、車いすや片まひのある人、視覚障害者への対応を実技や意見交換を通して学んでもらう。

 札幌市内で就労継続事業所を運営する、同協会の澗口剛士郎(たにぐちたけしろう)代表は「障害の経緯や外出時の困りごとなどを障害当事者から聞いてもらい、心の通ったもてなしを提供してくれる店舗や施設を増やしたい」と話している。

犬と泊まれる部屋でホテル従業員と意見を交わす視覚障害者(右から3人)=14日、センチュリーマリーナ函館

犬と泊まれる部屋でホテル従業員と意見を交わす視覚障害者(右から3人)
 
03/18          北海道新聞

PIXTA×株式会社ミライロ「働く障害者イメージ素材」約1,000点の販売を開始

2019年03月19日 15時07分34秒 | 障害者の自立

ビジュアルイメージから障害者雇用促進を目指す

ピクスタ株式会社(東京都渋谷区 代表取締役社長:古俣大介、東証マザーズ:3416、以下「ピクスタ」)が運営する、写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」( https://pixta.jp )は、障害のある当事者の視点を活かし、ユニバーサルデザインのコンサルティング事業を展開する株式会社ミライロ(大阪府大阪市 代表取締役社長:垣内俊哉、以下「ミライロ」)監修のもと、「働く障害者のイメージ素材」を制作し、写真・イラスト合わせて約1,000点の障害者関連素材を「日本ユニバーサルマナー協会監修素材」として販売いたします。

監修付き素材の制作・販売は、PIXTAでは初となります。本取組みにより、障害者雇用に課題感のある企業や自治体が、時代ニーズに合った正しい素材を安心して購入・活用できる機会を増やしていきます。

■「働く障害者イメージ素材」制作の背景

障害者の法定雇用率の引き上げや、公的機関における障害者雇用の水増し問題を受けて、障害者が働きやすい環境づくりや、障害者の雇用促進が、各企業や自治体で進んでいます。

しかし、積極的に取組みを実施したいと考える企業が多い一方で、WEBサイトやパンフレットなど、募集・PR媒体に使える素材が不足しているのが現状です。自社で撮影をし、素材調達をする場合、障害のある当時者からすると違和感のある被写体やシーンになっていることもあり、企業の障害者への理解や配慮が欠如しているというイメージダウンにつながる可能性があります。また、フリー素材の購入にあたっても、「介護色の強い」「ネガティブな」イメージを持つ素材が多く、障害者にとってポジティブなイメージを持つことができるものが少ない状況がありました。

今回、ユニバーサルマナーのプロ講師やユニバーサルデザインのソリューションに強みを持つミライロが素材の監修をすることで、障害のある当事者から見てもシーンや被写体が適切、かつ時代のニーズに合った、ポジティブなイメージのある素材の制作・販売が可能となりました。
 

  • 障害者に関する取組みを行う企業の声
    <広告代理店>
    PR用のWEBサイトやイベントを提案する機会も増えているが、思いはあっても予算の低い企業では、障害のある方に関連する素材を新たに撮影したりすることができず、やむをえずフリー素材を使うことがあった。お客様に提案するものなので、しっかりと監修されているものがあるのはありがたい。

    <地方自治体>
    「障害があってもできる仕事ではなく、障害があるからできる仕事」について、模索している。そういった障害者の活躍をPRしていくために使える素材があるのはありがたい。

    <スーパーマーケットチェーン>
    障害のあるお客様への案内ページで使用したい。介護に関する写真素材は多いが、接客にも使える、イメージの明るい写真はなかなか無いのでありがたい。

    <地方電力会社>
    障害者雇用にあたって、雇用の体制は年々社内で整っていたが、採用ページは文字だけで、あまりイメージが湧かないことが課題であった。これまでハローワークなどに頼っていたが、自社WEBページでも魅力的な情報を発信したかった。イキイキと働いている障害者が社内では多いものの、顔出しNGな人が多く、写真は撮影できない。当事者から見て違和感のある作り物の素材を置いてしまうと、企業の障害者への配慮や理解が適切にできていないということになってしまうので、そのリスクが少ない素材はありがたい。


■監修素材のこだわり

素材制作にあたっては、まず、PIXTAクリエイターを対象に、ミライロの「ユニバーサルマナー講座」を実施し、障害に関する正しい知識や社会で求められる素材についての理解を深めました。
その上で、写真素材については、ミライロ監修のもと合同撮影会を実施。自走用車椅子、白杖、点字ディスプレイ、音声認識ソフトなど、アクティブに働く障害者が勤務中に使用する機材を用いた撮影の他、社会福祉法人 日本介助犬協会の協力のもと、介助犬(PR犬)とのビジネスシーンも撮影をし、リアリティにこだわった素材を取り揃えました。イラスト素材については、PIXTAクリエイターが制作した素材をミライロが全て監修し、審査に通った厳選素材を販売いたします。

監修素材約1,000点は、PIXTA上の特設ページにて販売をいたします。 
URL:https://pixta.jp/mirairo

■今後の展望

障害者のイキイキと充実した人生や活躍する姿を、写真・イラスト素材を通して伝え、障害者雇用をポジティブに捉えられる企業や自治体を増やすことに貢献していきます。
企業や自治体が「日本ユニバーサルマナー協会監修素材」を使用することで、障害者雇用のPR促進、ひいては、障害者が自分にあった職場を選ぶことのできる社会の実現に寄与していきたいと考えています。

■株式会社ミライロについて

株式会社ミライロは、障害を価値に変える「バリアバリュー」を理念とし、ユニバーサルデザインのコンサルティング事業を展開しています。施設や建物の設計コンサルティング、高齢者や障害者への向き合い方を学ぶ「ユニバーサルマナー検定」、障害者専門の調査サービス「ミライロ・リサーチ」、バリアフリー地図アプリ「Bmaps(ビーマップ)」の企画開発などを行っています。2018年、Japan Venture Awards2018 最高位「経済産業大臣賞」を受賞しました。

■PIXTAについて

「PIXTA」はプロ・アマチュア問わず誰もが自ら制作した写真・イラスト・動画・音楽をインターネット上で売買できるデジタル素材のマーケットプレイスとして2006年5月に開設されました。あらゆるジャンル、媒体のクリエイティブを支える豊富なイメージ画像・動画・音楽を取り揃え、日本を中心に、アジア各国の生活・文化にそった豊富なアジア素材が特徴です。 現在は、英語、簡体字、繁体字、タイ語、韓国語に対応し、アジアのクリエイティブ制作分野の人々から高い支持を受けています。

ピクスタ         2019年3月18日


手話バー熱気、聴覚障害者ら酒や歌

2019年03月19日 14時57分36秒 | 障害者の自立

福井の片町「ダフタウン」で

 聴覚に障害のある人らが酒を楽しみながら手話で交流する「手話バー」が3月16日夜、福井県福井市順化1丁目のバー「ダフタウン」であった。神戸市の男性4人組「SIGN DREAM」(サインドリーム)の手話によるパフォーマンスもあり、店内は熱気に包まれた。

 手話ダンスの普及に力を入れている福井市の児童館職員が企画し、手話を学んでいる人を含め約30人が参加した。聴覚に障害のあるサインドリームのメンバーも加わり、ジャズが流れる薄明かりの店内でカクテルやビールを飲みながら、家族や食べ物、趣味などの話に花が咲いた。

 手話歴1年の福井市の女性(33)は「(サインドリームのメンバーに)福井のおいしい食べ物を教えてあげた。手話の方言や若者言葉でも盛り上がった」。別の同市の女性(28)は「手話がそれほどできなくても、表情と気持ちで読み取ってもらえてうれしい。もっと上達してコミュニケーションの幅を広げたい」と話していた。

 手話を指導している同市の男性(68)は「手話言語条例などで手話が広がっている実感はある。こういう場はいいきっかけになるので、また開いてほしい」と笑顔を見せた。

 サインドリームのKAZUKIさん(31)は、シンガー・ソングライター米津玄師さんのヒット曲「Lemon」などを手話歌で披露した。音の振動を感じ取ってリズムに乗り、意訳した歌詞を体を揺らしながら手話で伝えると、参加者は両手をひらひらさせる手話で感動を表現した。

 この日の日中は、サインドリームのメンバーによる親子ら対象のワークショップや、「手話カフェ」もあった。

参加者と手話で交流する「SIGN DREAM」のメンバー(右側)ら
 
福井新聞         2019年3月18日