ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者差別解消考える

2016年02月02日 02時06分21秒 | 障害者の自立

新潟 新法テーマにフォーラム

 障害者への差別的な対応を禁じる障害者差別解消法が4月に施行されるのを前に、法律をテーマにしたフォーラムが31日、新潟市中央区の県民会館で開かれた。福祉関係者や障害のある子どもの親ら約250人が、講演やパネルディスカッションを通して差別のない社会について考えた。

 内閣府と新潟市が主催。東京の通信制高校で「共育コーディネーター」を務め、内閣府の障害者差別解消支援地域協議会の在り方検討会構成員の南雲明彦さん(31)=湯沢町=が、障害者差別解消法について解説した。

 車いす利用者のために段差に携帯スロープを用意するなど、障害の特性などに応じた「合理的配慮」の提供が、国や地方公共団体の法的義務となることを説明。法を柔軟に生かすには、「(自治体などと障害者が)しっかり対話をして、お互いに納得することが重要だ」と強調した。

 新潟市で4月に施行される「障がいのある人もない人も共に生きるまちづくり条例」も紹介された。社会福祉法人自立生活福祉会の遁所直樹事務局長はパネルディスカッションの中で、市の条例では合理的配慮が民間事業者も法的義務となっていることについて、「話し合いの場をつくり、新潟市をよりよいものにしようということだ」と語った。

障害者差別をなくそうと、関連する法律や条例について解説したフォーラム=31日、新潟市中央区

障害者差別をなくそうと、関連する法律や条例について解説したフォーラム

2016/02/01    新潟日報


視覚障害者に活躍の場を 神戸拠点の公益法人

2016年02月02日 01時59分30秒 | 障害者の自立

 視覚障害者の活躍の場を広げようと、公益社団法人「NEXT VISION」(ネクストビジョン、神戸市北区)は31日、「isee!(アイシー)運動」を1日から始めると発表した。障害者に関する正確な情報を発信し、「支えられている」イメージの変革を目指す。

 来年秋に神戸・ポートアイランド2期に開設される人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った目の研究と治療、就労支援が一体化した全国初の施設「神戸アイセンター(仮称)」を拠点に展開する。

 同法人によると、視覚障害者は「通勤ができない」などの誤った認識から障害の中で企業から最も敬遠されるという。運動の名称は英語で「驚き」を指すことなどから決めた。

 ホームページで啓発アニメなどを公開。社会復帰事例などのコンテストを実施する。どういう配慮があれば働けるかなどの情報や、障害者だからこそできる仕事を企業に伝えていく。

 同法人設立発起人・理事の高橋政代さん(理化学研究所プロジェクトリーダー)は「再生医療だけでは限界があるが、社会の見方次第で視覚障害者の生活は変わる」と話している。

視覚障害者のプロジェクトを発表する「NEXT VISION」の高橋政代理事(左)と三宅養三代表理事

2016/1/31   神戸新聞NEXT


視覚障害者に優しい機能満載 八街の会社が携帯時計開発

2016年02月02日 01時42分07秒 | 障害者の自立

 八街市のバーチャルリアリティー製品開発会社「アイスマップ」(伊藤一男社長)が開発した視覚障害者用携帯時計「タック・タッチ」が、優れた製品を表彰する県の「千葉ものづくり認定製品」に選ばれた。同製品はボタンを押すと振動の数や長さで時刻を伝える仕組みで、腕時計型とストラップ型の2種類がある。従来の直接針に触ったり、音で伝えたりする視覚障害者用時計と比べて利用しやすい工夫が施されており、伊藤社長は「多くの方に知ってもらい、利用してほしい」と話している。

 同製品はシリコーンゴム製で、重さは腕時計型が26グラム、ストラップ型が14グラムと軽い。視覚障害者でも簡単に着脱できるよう装着部分に磁石を採用した。側面には1時間、10分、1分の単位を伝える3つのボタンがあり、それぞれを押すと振動の数や長さで時刻を伝える。「おしゃれ感覚で身につけてほしい」という伊藤社長の思いから、ブルーとオレンジ、ブラウンの3種類を用意した。

 同社はこれまで、大学の研究室などと共同で触覚や触感についての研究器具を開発。数年前、こうした器具を視覚障害者らに役立ててもらう方法などをテーマとした大学教授の講演を聴き、伊藤社長は「これまでの技術の蓄積を活用して、視覚障害者の日常生活に役立つ製品を開発しよう」と決意した。

 視覚障害者との面会を重ねる中で、従来の視覚障害者用腕時計は「触っても直感的に認識しにくい」「音が出るなどして公共の場で使いにくい」といった意見に着目し、より便利な時計の開発に取り組んだ。

 また、開発の途中で、目も見えず耳も聞こえない障害者から「電車を利用する際、降りる駅を判断するためにドア付近に立って開閉の回数を数えている」という話を聞いた。そういう人が安心して電車で座れるように、最大12時間のタイマー機能も付け加えた。

 腕時計型は1万2800円、ストラップ型は1万2千円(いずれも税抜き)。昨年6月に発売し、これまでに約300台が販売されたという。伊藤社長は「この製品はまだまだ知られていないので、多くの方に知ってもらいたい。これからも視覚障害者の方の役に立つ製品を開発していきたい」と話した。

 製品の問い合わせは同社(電)043・312・1352。

HA2375

触感 時計 Tac-Touch (HA2375)

 肌で時刻を感じる!触感 時計タックタッチ

触感(振動)によって、容易に時刻を知ることができる多機能時計!!

【1】製品の特長

  1. 皮膚への振動で時刻を知らせます。
  2. 「腕時計型」と「ストラップ型」の2種類をご用意!

触感 時計タックタッチを腕にはめている写真 触感 時計タックタッチ ストライプ型を手で持っている写真
※ご注意 ストラップの先についているビーズは商品に付属しません。

  1. とても軽いので、重さを感じません!
    (腕時計型が26グラム、ストラップ型が14グラム)
  2. 腕時計の装着部分は磁石式で簡単!
  3. 磁石の方向を変えてリバース使用
  4. 電池はコンビニ等で購入、慣れれば自分で交換も可能

【2】機能

  • 時刻
    時、分(10の位)、分(1の位)を個別提示
    午前・午後の設定と確認が可能
  • アラーム
    午前・午後を指定した時刻指定が可能
    タイムアップ時のスヌーズ機能(3分おきに5回まで繰り返し振動)
  • タイマー
    2種類のタイマー機能をご用意
    キッチンタイマー機能(1秒から14分59秒まで設定可能)
    ロングタイマー機能(1分から11時間59分まで設定可能)
    残り時間も確認可能

2016.2.1    産経ニュース


トイレ、避難所までの坂道…障害者の災害対応を考える 神戸で研究者らのつどい

2016年02月02日 01時35分25秒 | 障害者の自立

 阪神大震災などの災害で障害者が得た教訓を考える「災害と障害者のつどい」が31日、神戸市中央区の市勤労会館で開かれ、研究者らが「障害者自らに声を上げてもらい、行政とともに災害対策を前に進めたい」などと訴えた。

 NPO法人「兵庫障害者センター」(同市中央区)が主催。阪神大震災から平成22年までは5年ごとに、23年の東日本大震災の翌年からは毎年開いている。

 8回目の今年は障害者ら約80人が参加。近い将来に起きるとされる南海トラフ巨大地震を想定し、障害者が被災後に何ができるのかを考えた。

 「人と防災未来センター」の宇田川真之研究員が基調講演し、「困っている人はみんなで助ける気持ちが大切」と呼びかけ、障害者が参加する地域防災訓練を行う同市垂水区の取り組みを紹介した。

 26年8月に起きた広島市の土砂災害の教訓として、障害者にとって避難所までの坂道が避難の妨げになることや、避難所で使えるトイレが少ないなどの課題も話された。同法人の井上義治理事は「行政と障害者が一緒に制度を考えないといけない。日常の防災の意識が大切」と話していた。

「災害と障害者のつどい」で基調講演を行う宇田川真之研究員=神戸市中央区

「災害と障害者のつどい」で基調講演を行う宇田川真之研究員

2016.2.1   産経ニュース


理研の高橋政代氏ら、視覚障害者の就労支援プロジェクト開始へ

2016年02月02日 01時32分21秒 | 障害者の自立

 世界で初めて人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った目の網膜細胞移植手術を手がけた理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーらが31日、神戸市内で記者会見し、視覚障害者の就労支援などを行うプロジェクト「i(アイ)see(シー)!運動」を2月1日から始めると発表した。

 プロジェクトは高橋氏が理事を務める公益社団法人「ネクストビジョン」(同市)が取り組む。視覚障害者に働き方を提案し、企業側への啓発にも力を入れる。来年秋に同市に開業する網膜再生医療研究・治療施設「神戸アイセンター(仮称)」に拠点を置き、治療から就労まで一貫してサポートを受けられる環境づくりを目指す。

 国内の視覚障害者は約164万人とされるが、全盲でない人でも、通勤時の事故などの懸念から雇用は十分に進んでいないのが現状という。高橋氏は「視覚障害者の方が社会にとけ込む手助けをしたい」と話した。

2016.1.31    産経ニュース