新潟BRT萬代橋ライン、全16停留所に
新潟市はBRT(バス高速輸送システム)萬代橋ラインの全バス停に、発着路線の行き先などを示す点字文字を設置した。市は、障害者や高齢者に優しいバリアフリー化を進めていきたいとしている。
点字文字を設置したのは萬代橋ラインのJR新潟駅前や万代シテイ、本町、古町、市役所前、青山など全16バス停。バス停柱や風よけの高さ約1メートル40センチの位置に「萬代橋ライン 新潟駅前」「新潟駅南口経由 南部営業所」などと経由地や行き先などを記している。表示の内容や場所は視覚障害者団体などと協議して決めた。
BRTは市と新潟交通の公設民営方式で、萬代橋ラインのバス停整備は市が担うことになっている。市によると、視覚障害者から「乗り換え拠点などに点字表示が欲しい」との要望があり、設置を決めたという。
市新交通推進課は「バリアフリー化とともに情報案内機能を充実させるなど、バス停の利用環境を整えていきたい」と話している。