ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

すべての人の移動の価値変えるパーソナルモビリティー

2015年11月18日 01時56分06秒 | 障害者の自立

 

健常者でも乗りたくなる、スタイリッシュなデザインの「WHILL Model A」
 
 2015年の「グッドデザイン賞」で大賞を受賞し、今、大きな注目を浴びているパーソナルモビリティーが、この「WHILL Model A」だ。従来の車いすとは全く違ったこのパーソナルモビリティーは、「100m先のコンビニに行くのも諦める」という、1人の車いすユーザーの声から開発が始まった。

  車いすに乗っているということは、それ自体がネガティブに見られがちで、障害者は外に出ること自体を諦めてしまうようになる。健常者では気にならないような小さな段差でも、従来の車いすでは大きな障壁となり、行動を妨げることになる。こうした課題を解決し、「すべての人の移動を楽しくスマートに」することを目指し、WHILLは誕生した。

  その魅力は、大きく次の4つだ。(1)従来の車いすとは全く違ったスタイリッシュなデザイン、(2)四輪駆動で7.5cmの段差を乗り越えることができ、砂利道や芝生などの走行も可能な走破性、(3)24個の小さなタイヤを組み合わせることによってその場で回転することができる小回りの良さ、(4)「iPhone」アプリを通じた遠隔操作、である。

 「人生が変わった」、利用する人からの声

  まず目を引くであろう、そのデザインについて、WHILLの営業・マーケティング2部 部長である杉山純一氏に話を聞いた。

 「WHILLは、いかに車いすに見えないようにするかをこだわりました。そのため、タイヤを隠し、いすにも見えないようにしています。それを実現するために、アームの部分に注目がいくようにデザインしました」

  実際にWHILLを利用する人からは「人生が変わった」「生きている心地がする」といった声も聞かれ、外出をする人は3倍近く増えたという。

  現在、WHILLは代理店や提携店の拡大、介護レンタルがスタートするなど、その活躍の幅をどんどんと広げようとしている。ダンスパフォーマンスへの提供など、アートとのコラボレーションも行っている。

  これは「さまざまな切り口から『WHILL』に触れてもらうことで、車いすを使う人と触れてもらい、車いすを使う人の存在を当たり前に感じてもらうことができれば、健常者と障害者の距離は近づいていく」(杉山氏)という意図からだ。

  カッコいいデザインで、ヤバいテクノロジーが詰まったWHILL。「超福祉展*1」のコンセプトを体現したこのモビリティーが健常者と障害者の垣根を越え、日本中に広がって行く日も遠くないだろう。

 

WHILLの杉山氏。将来的には「モビリティが当たり前に走っている風景を作りたい。そのためには健常者の意識を変えることが重要」と語った

 *1 正式名称は「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」(2015年11月10~16日開催)


 

 


障害者が職業技能競う アビリンピック大分大会、日出町 [大分県]

2015年11月18日 01時44分24秒 | 障害者の自立

 障害者が職業技能を競う第15回アビリンピック大分大会が14日、日出町川崎のホンダ太陽であり、県内の特別支援学校の生徒ら56人が参加、ワープロ技能などを競った。

 アビリンピックは「アビリティ」(能力)と「オリンピック」を合わせた造語。高齢・障害・求職者雇用支援機構大分支部(大分市)などが主催し、毎年開かれている。

 競技は「電子機器組立」「ビルクリーニング」など10種目。「喫茶サービス」競技には8人が出場し、注文の受け方や商品の出し方の正確性などを競った。日田市石井にある福祉施設内の喫茶店で働く永松透さん(30)は「注文の品を出すのが難しかった。緊張したけど頑張れた」と話した。

 各種目1位の金賞を受賞した計10人は、2016年10月に山形県で開催される第36回全国障害者技能競技大会に出場する予定。

「喫茶サービス」競技で注文された商品を出す出場者(中央)

=2015/11/17付 西日本新聞朝刊=


障害者競泳の原田がアスナビ就職=JOC

2015年11月18日 01時34分46秒 | 障害者の自立

 日本オリンピック委員会(JOC)は16日、障害者競泳女子の原田知菜美(22)が就職支援制度の「アスナビ」を利用して、人材・情報サービスのクイックに同日付で入社したと発表した。原田は2014年のジャパンパラ水泳競技大会の女子200メートル個人メドレー(知的障害)で2位に入った。 

時事通信       11月16日


更別の武川さん全国2冠 障害者スポーツ大会・陸上

2015年11月18日 01時26分16秒 | 障害者の自立

 【更別】紀の国わかやま大会第15回全国障害者スポーツ大会(10月25日)の陸上競技に出場した、村役場産業課主事の武川泰幸さん(30)が、弱視800メートルで2分25秒87、同1500メートルは5分10秒28でそれぞれ頂点に立ち、初出場ながら2冠を達成した。「これ以上の結果はない。素直にうれしい」と喜んでいる。

 両種目ともスタートから1人が飛び出しハイペースになったが、2番手に付けて様子をうかがい、最後の1周で先頭に立つと後続を引き離しにかかった。800メートルは2位と約6秒、1500メートルも2位と4秒差を付けて圧勝。「ペース配分やレース展開を冷静に見極める余裕があった」とうなずいた。

 陸上歴はまだ1年。村老人保健福祉センタートレーニング室に隣接し、同センターのランニングマシンに週4回も通う武川さんを目にした村保健福祉課からの勧めで、昨年の北海道障害者スポーツ大会(9月)に初めて競技出場。以来、JBMA神宮外苑ロードレース(昨年12月、10キロ視覚障害者の部2位)や視覚障害者京都マラソン大会(2月、10キロ弱視の部優勝)、厚木市日産ふれあいロードレース(3月、5キロ視覚障害者の部優勝)など全国の大会に参戦しながら力を付けていった。当時は「本格的に陸上をやった経験もないのに、本州にまでお金をかけて行く意味があるのか」という葛藤があったと明かす。

 ただ、努力が結果として表れるごとに競技の魅力にはまり、ホクレン主催の陸上講習会などにも参加するように。同じ長距離の清水美穂選手(ホクレン-白鴎大、足寄高出)には積極的に話し掛けてアドバイスも求め、ストレッチ法や300メートルのインターバル走など自分の練習メニューとして吸収した。これらの経験の積み重ねが自信に変わり「前を走る選手がいても焦ることなく、自分のペースを守れば勝てる」と、強い自分を持つができるようになったという。

 次の目標は、来年9月に開かれるジャパンパラリンピックへの出場だ。1500メートルと5000メートルで標準記録の突破を目指す。8歳の時に割れたガラスで目を切る不慮の事故でハンディキャップを負って以来、「外見へのコンプレックスなどがあった」と振り返るが、陸上競技との出会いを通して「壁をつくらず前向きに挑戦することの大切さを学んだ」と話す。「障害がある人だけでなく、さまざまな人の励みになれる存在になりたい」と意気込んだ。

初出場で2個の金メダルを取って喜ぶ武川さん

2015年11月16日      十勝毎日新聞社ニュース


明石市が障害者採用の門戸広げる 知的・精神・発達・難病も対象

2015年11月18日 01時18分33秒 | 障害者の自立

 兵庫県明石市(泉房穂市長)は2016年4月の障害者職員向け採用試験について、身体障害者に加え知的・精神障害者や発達障害者、難病患者らも対象にすることを決め、現在、広く募集中だ。試験は手話や点字などで対応し、勤務時にも必要な支援をする。自治体の障害者採用をめぐっては「自力で通勤できること」などの条件が事実上の制限になっていることも多く、それらを取り払って門戸を広げたことは全国でも珍しいという。

  障害者枠の定員は2人程度。フルタイムの正規職員か、週に30~31時間で最長5年の任期付き短時間勤務職員で、本人の希望や適性に応じて事務職か技能労務職に就く。

  希望者には、採用試験申し込み書のほかに、試験時にどんな配慮が必要かを問う調査票も提出してもらう。例えば▽視覚障害があるため筆記試験は点字で受験する▽上肢に障害があるためマークシートではなく数字をマルで囲む用紙を使う▽知的・精神・発達・難病による障害があるため面接試験には就労支援機関の職員などが同席する−といった希望が簡単なチェック方式で記入できるようになっている。また、採用された場合に配慮が必要なことも自由に記入できる欄がある。

  試験日は来年の1月16日または17日。募集は12月10日まで。詳細は市のホームページ(http://www.city.akashi.lg.jp/)で見られる。

  明石市は、14年4月から身体障害者対象の試験を始め、現在までに5人を採用している。自治体が率先して障害者の自立と社会参加を促そうという姿勢で、15年4月には手話言語・障害者コミュニケーション条例を施行。障害者差別解消条例の制定にも取り組んでいる。

2015年1117日     福祉新聞編集部

明石市のホームページ