ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者思い奏で10年 中居あやさん、27日に鎌倉で演奏会

2015年09月12日 03時15分43秒 | 障害者の自立

 障害者支援を運営する社会福祉法人「杜(もり)の会」(横浜市栄区)に収益を寄付するコンサート「音の宝石箱」が二十七日、鎌倉市大船の鎌倉芸術館で開かれる。コンサートは十年来、杜の会を支援してきた中居あやさん(57)=同市=が毎年企画。中居さんは「十年はあっという間だったけれど、できるだけ続けていきたい」と話している。 (志村彰太)

 中居さんは横浜市磯子区出身。県立緑ケ丘高校を卒業後、海外留学をへて洗足学園音楽大(川崎市高津区)でピアノを学んだ。二〇〇五年、講師として働いていた栄区の学習塾近くに新しいパン屋が開店したので行ってみると、杜の会が運営し、知的障害者らが接客していた。中でも一人の女性と会話がはずみ、「何か支えになることをしたいと思った」。

 早速、杜の会と手紙のやりとりを始め、その年の秋にコンサートを開いて会場費や出演費を差し引いた収益を寄付した。毎回、プロの演奏家や中居さんが出演し、杜の会の利用者も参加しての合唱もある。これまでの寄付額は計三十万円ほどになった。

 「続けて開くことが大事。十年たって、やっと運営が安定してきた」と中居さん。コンサートを通じて、障害者への偏見をなくしていくことも目指している。

 当日は午後二時半開演で定員は百人。問い合わせは、中居さん=電080(3418)7605=へ。

 

コンサートのチラシを持つ中居さん

2015年9月11日      東京新聞


『障害者と共に働く職場づくり~合理的配慮への対応~』提供開始

2015年09月12日 03時10分44秒 | 障害者の自立

2015年9月9日
株式会社富士通ラーニングメディア
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eラーニング『障害者と共に働く職場づくり~合理的配慮への対応~』シリーズを東京大学と共同開発
~障害者と組織の相互理解を促し、生き生きとした職場づくりをご支援~
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総合人材育成企業 株式会社富士通ラーニングメディア(代表取締役社長:加藤憲治、本社:東京都港区)は、
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター(以下、バリアフリー教育開発研究センター)と共同で(注1)
eラーニング『障害者と共に働く職場づくり ~合理的配慮への対応~』シリーズを開発しました。
2016年4月の「障害者差別解消法」および「改正障害者雇用促進法」施行に向け、企業や組織に必要な知識や考え方、
判断基準などをeラーニング形式で学習できるサービスです。
これにより、事業主側の早期理解、対応を可能とし、多様性を活かした職場づくりをご支援します。

(注1)近藤武夫 准教授(先端科学技術研究センター)、星加良司 講師(バリアフリー教育開発研究センター)、
飯野由里子 特任研究員(バリアフリー教育開発研究センター)

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商品名:
障害者と共に働く職場づくり ~合理的配慮への対応~ (基礎知識編)
障害者と共に働く職場づくり ~合理的配慮への対応~ (ケーススタディ編)
<申し込み>
2015年10月5日より受講開始となります。詳しくは以下URLをご覧ください。
リンク

【背景】
2016年4月に「障害者差別解消法」および「改正障害者雇用促進法」が施行され、合理的配慮の提供が義務化されます。
そこで、当社は、多くの職場や組織において多様性理解、合理的配慮の提供が実現され、誰もが生き生きと職場づくりに貢献するべく、
この法改正に伴い必要な知識を身につけることのできる研修の開発いたしました。
コース内容は、バリアフリーの教育について研究を重ねているバリアフリー教育開発研究センターと共同で開発を行いました。
本シリーズの研修は、当社学習管理システムを利用したeラーニングサービスとして提供します。

【特長】
・バリアフリーに関する人材育成、教育カリキュラムの開発を専門とするバリアフリー教育開発研究センターがこれまで集積した知見、
 ノウハウに基づいた内容となっております。多くの研修実績を持つ当社が最適な学びのスタイルにデザインし、提供します。

・どこよりも早く「障害者差別解消法」および「改正障害者雇用促進法」の法改正に備えた学習コンテンツを提供します。

・ケーススタディ編では、企業や組織における多様性理解、合理的配慮に対する考え方、
 判断の仕方についてロールプレイ型の学習形式で身につけることができます。


<共同開発者コメント>
今日の社会では、多様な人々に公正な参加の機会を提供するとともに、
それを創造的な力に変換していくための知恵と取り組みが求められています。
合理的配慮は、そのための鍵となる考え方です。
それは、障害者の社会参加の機会を阻んでいる障壁を取り除くことを目的に導入された法的な義務ですが、
それと同時に、柔軟で活力のある組織文化を育てる契機となる新しい思考法でもあります。
本コースは、こうした性質を持つ合理的配慮を職場で効果的に、また無理なく実施するためのポイントを、
体系的・段階的に学習できるように構成されています。
この研修教材が、真に多様性の活きる社会へと転換する一助となることを願っています。


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■会社概要
名称: 株式会社富士通ラーニングメディア
所在地: 〒108-0075 東京都港区港南2-13-34 NSS-IIビル
代表者: 代表取締役社長 加藤憲治
URL: リンク
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■本件に関するお問い合わせ先
担当 : ビジネス推進部 東
電話番号 : 03-6710-1509
E-mail : higashi.yusuke@jp.fujitsu.com
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高齢者や障害者への向き合い方を学ぶユニバーサルマナー検定を神戸にて開催!

2015年09月12日 03時03分02秒 | 障害者の自立

一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会

自分とは違う誰かの視点に立つという考えのもと、高齢者や障害者への向き合い方・サポート方法を学ぶ「ユニバーサルマナー検定3級」を2015年10月25日に神戸ポートピアホテルにて開催します。どなたでもご参加いただける公開講座で、事前の試験勉強などは不要の初心者向け導入カリキュラムです。

(一社)日本ユニバーサルマナー協会(大阪府大阪市、代表理事:垣内俊哉)は、2015年10月25日(日)、 (株)神戸ポートピアホテル(兵庫県神戸市、代表取締役社長:中内仁)にて「ユニバーサルマナー検定」を開催します。

 「ユニバーサルマナー検定」は、障がい者や高齢者への応対方法を習得する検定です。当日は、一般向けに広く受講者を募り、ユニバーサルマナー検定3級及び2級を同ホテル内会場にて行います。

 ユニバーサルマナーとは、日本ユニバーサルマナー協会が提唱する、自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な知識のもと、サポートをさりげなく実践することを意味する造語です。

 同検定3級では、障がいのある当事者講師による講義の受講を通し、ユニバーサルマナーのマインドや基本的なお声掛け方法を習得していただきます。2級では、実際に車いす・アイマスク・高齢者体験キットなどを使用した実技指導を通して、実践的なサポート手法を習得していただきます。

 日本ユニバーサルマナー協会は、神戸ポートピアホテルの協力のもと、より多くの方に同検定を受けていただき、障がい者や高齢者など、すべての方が住みやすい社会、思いやりのある社会の実現を目指します。

 ■ 講義を実施するユニバーサルマナー講師

 

 岸田 ひろ実 Hiromi Kishida

2008年に心臓病手術の後遺症により下半身麻痺となる。車いすで生活する視点や、知的障害のある長男の子育て経験など、悩む中で自身が得た知見を活かし講演・研修講師として活躍。全国各地にて年間70回以上の講演を行う。2014年TEDxyouth@Kobeにスピーカーとして登壇、2015年日経新聞「結び人」に掲載。ログミー、Spotlight、グノシー等のネットメディアの掲載記事のFacebookシェア数は総計5万人以上を達成。

 【本件に関するお問い合わせ先】

企業名:一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会
担当者名:岸田奈美
TEL:0661954466
Email:info@universal-manners.jp

!2015年9月10日 15時    ValuePress! (プレスリリース)


「特別支援学校の児童生徒最多」から保険のノーマライゼーションを考える

2015年09月12日 02時47分53秒 | 障害者の自立

みなさんは「発達障害」という言葉を知っていますか?生まれつき脳の一部に機能障害があることで起こる特性で、病気ではありません。たとえばコミュニケーションが苦手な自閉症や注意欠如、多動性障害(ADHD)、学習障害、チック症などが含まれます。学力に問題がなくても、社会生活を送ることはちょっと苦手だったりします。

 一昔前は耳にしない言葉でしたが、平成17年4月に「発達障害者支援法」が施行されたことで「発達障害」が定義され、学校教育での支援も進んでいます。

 文科省の学校基本調査によると、障害を持つ子供が通う特別支援学校の児童生徒数が2015年5月時点で13万7895人と過去最多となった。2007年に従来の特殊教育から一人一人のニーズに応じた指導や支援をする「特別支援教育」に移行し、学習障害などの子供も対象になったことで、特別支援教育への親や社会の理解、期待が高まっている。

(日経新聞8/24より抜粋)

もう少し詳しく文科省の調査を見てみると、特別支援学校に通う児童生徒の約9割は何らかの知的障害があり、その46%が知的障害、41%が自閉症・情緒障害と大半を占めています。

私が子育てをしていた20年前は、何とか普通学級に通わせたいと望む親御さんがスタンダードだったことを思い出すと、確かにご家族や社会の理解が高まっていることを感じます。しかし、だからといって障害を持つお子さんのご家族の不安や心配が解消したわけではありません。

障害がある方やそのご家族のライフプラン相談を受けると、健常児(者)に比べ日常生活でのリスクが大きいにもかかわらず、民間の保険に加入することが難しいというお話を聞きます。そんな声から今回は、発達障害があっても加入できる保険と、今後、障害者とその家族が安心して生きていくための保障(補償)について考えてみたいと思います。

発達障害があっても入れる保険

ネット保険や外資系、損保系の保険会社も含めて価格競争や商品開発が繰り広げられている保険業界ですが、障害があるとそうした豊富な商品から自分に合った保険を選ぶことは難しくなります。

現在、発達障害があっても加入できる保険について表にまとめてみましたのでご覧ください。

発達障害者とその家族を支える保障(補償)

取扱会社商品名備えるリスク
JCIグループ(引受会社AIU損保) 知的障害・自閉症者専用生活サポート総合保障制度 A病気やケガでの入院 付添介護・差額ベット・入院諸費用・入院一時金 B.けがをした時の補償 死亡・後遺障害・入院・通院・手術 C.葬祭費用 D.個人賠償責任保険
心身障害児(者)のための総合保障制度 A.本人のけがへの補償 入院・通院・手術・死亡・後遺障害 B個人賠償責任保険
AIU障害者割引適用の自動車保険 保険料10%割引 A障害者家族特約 重度後遺障害・保護者代行ホームヘルパー費用・ 入院一時保険金
ぜんち共済 (少額短期保険) ぜんちのあんしん保険(知的障害・発達障害・ダウン症・でんかんのある方とその家族) A.病気やケガの補償 死亡・重度障害・入院(てんかんでの入院の保障は半分)・手術・ケガでの通院 B.トラブルの時 法律相談・弁護士委任費用・接見費用
ぜんちのこども傷害保険 (特別支援教育の対象者) A.個人賠償責任保険 B.権利擁護費用 法律相談・弁護士委任費用・接見費用 C.ケガの保障 死亡・重度障害・入院・手術・通院
トライアングル少額短期保険 ほっと入院サポート (障害者・難病患者) 入院

これ以外にもコープ共済は自閉症でも加入できる場合があるようですが、一般の保険会社の商品には加入しにくいのが現状です。

JCIグループの生活サポート総合保障制度は、自閉症児、知的障害児の母の会が母体となった互助会が、2006年の保険業法改正をきっかけにAIUに依頼して開発された商品です。障害児の母目線で開発された商品らしく、入院日額そのものの保障ではなく、介添えや多動、注意欠如などの特性から個室に入院せざるを得ない場合の差額ベット代を保障しているのが特徴的です。

他の保障(補償)も、子供そのものの入院に対する備えよりは、トラブルの対応としての個人賠償責任保険、弁護士費用やケガに対する保障(補償)がほとんどです

障害者の自立をサポートする保障(補償)を

以上のように、ご紹介した保険は障害者が自立して生活を送るというよりは、ご家族の目線に立った保障(補償)内容となっています。

しかし、下記グラフを見てもわかるように、知的障害者数は増えています。

スライド1

出典:平成26年版障害者白書 年齢階層別障害者数 (2)知的障害者 http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h26hakusho/zenbun/h1_03_00_02.html

今後、支援学校に通っている子供たちが成長していけば、将来的には障害を持ちながらも自立して生活を送る人も増えていくかもしれません。

また、家族や社会の理解がさらに進み、支援学校での教育がうまく機能すれば、発達障害者が企業で働く可能性も増えるでしょう。すでに障害者の雇用促進等に関する法律の改正で、企業の障害者雇用枠に精神障害者を追加することも決まっていますし、(平成30年4月1日施行)発達障害者が活躍する企業も現れています。

障害があっても自立して生活していれば、ライフプランの中で結婚、出産、子育て、住宅購入、老後といった健常者と何ら変わらない生活があり、その生活上のリスクも健常者と変わりません。そうなれば加入を検討する保障の内容も健常者と同じです。

発達障害という同じ名前の障害であっても、その中身は個人差が大きいのが特徴です。保険の加入にあたっての審査も、発達障害者だから加入できないということではなく、多少の条件が付いたとしても個別的な審査をしてくれる保険会社が増えることを望みます。健常者と同じ保険に加入できる人が一人でも増えれば、障害者の出産や住宅購入などライフプランの選択肢も広がるでしょうし、保険会社にとっても新たなニーズの開拓になるのではないでしょうか。

もちろん、重度の障害をお持ちのご家族にとっては、環境を整えて適切な教育を行ったとしても自立が難しい場合も多いでしょう。そうしたときの親亡き後の子どもの生活を守るための保障や家族信託といったスキーム、心身障害者扶養保険事業等については、また別の機会がありましたら触れてみたいと思います。

2015年9月11日    保険ジャーナル (ブログ)


アイマスクを制作し、目が見えなくても映画を楽しめる体験を!

2015年09月12日 02時16分30秒 | 障害者の自立

このプロジェクトについて目が見えない人でも映画を楽しむことを伝えたい!

視覚を閉ざして映画を観るためのアイマスク「SHIKAKU」を制作!

 はじめまして。松田高加子です。私は視覚障害のある人が映画を楽しむ時の補助ツール・音声ガイドの制作を行っています。音声ガイドがあれば、目が見えなくても映画を安心して楽しむことができるものの、認知度が低く、視覚障害のある方が当たり前に選択肢を持てない状況です。また、目が見える人も視覚を使わなくても映画を楽しむことができることを知りません。

 この度、「視覚を閉ざして四つの感覚を研ぎすます」という意味を込めて四角いアイマスク<SHIKAKU>を1000枚制作します。音声ガイドの認知度を上げるべく、まずは目が見えている人にも視覚を使わずに映画を楽しむ体験をしてもらいたいと考えたためです。従来のアイマスクは地味なデザインが多く関心を持たれづらいためデザイン性が高いものを制作予定です。

 

アイマスクSHIKAKUを1000枚制作するためには50万円が必要です。映画鑑賞を始めとして、視覚障害のある人と当たり前に混ざった暮らしを創るためにどうか応援をお願いいたします。


(友人が制作してくれた試作品。実物のデザインとは異なりますが
関心を持ってもらえるような優れたデザインにしたいと考えています。)

 「目の不自由な人がどのように映画を楽しむか知っていますか?」

映画が大好きだった私はこの質問に答えられませんでした

 映画が大好きな私がもし視覚を失ったら映画を観なくなるのだろうか?分からないことばかりでした。なぜ、分からないのだろう?視覚障害の人に訊いてみようにも、身近に視覚障害のある人がいない。

 そんな時、視覚障害の人と一緒に映画を鑑賞しませんか、というサークルをたまたま知り、参加してみました。参加してみて、音声ガイド(音声解説、副音声など)を聴きながら、映画鑑賞することを知りました。

(アイマスクをつけたことで「自分が視覚に頼りすぎている」という気づきを得た参加者の方が多くいらっしゃいました)

 「映画は 私とは無縁な世界だと思っていたから嬉しかった」

目で楽しむと思われがちな映画を 視覚障害の仲間も楽しめるように

 その後、「ハリーポッター」を一緒に鑑賞した視覚障害のある仲間が、後日、職場の同僚が昼休みに「ハリーポッター」を観た話しをしていて、その輪に加わって盛り上がったという話をしてくれました。

 これまでは同僚が映画の話をしていても自分とは関係ない世界の話しだと思っていたから、すごく嬉しかった、と。私はその話を聞いて、きっと晴眼(目が見えている)の同僚も、目の不自由な同僚と映画の話しができたことに驚きながらも嬉しかったのではないかと想像しました。

 映画には鑑賞後に感想を共有することで人と人を繋げる役目をしてくれますので、視覚障害の有無を越えるツールにも最適だな、と思った記憶があります。

 「視覚がないとできない」は思い込み?アイマスクで価値観ががらりと変わる経験を

 私が主宰した見ないで遊ぶワークショップでは「視覚がないとできないと思いこんでいたことが案外簡単にできた」「いかに視覚に頼っているかに気付いた。言いかえると視覚に騙されていることも多いかもしれない」という声を頂きました。

「視覚障害者」という言葉を出すと、急に特別で難しい問題と捉えられたり、必要以上に優しい言葉で飾り立てたり、全て慈善事業と捉えられたり、完璧な準備がないと受け入れられないというような空気感と直面します。いちいちそういったムードになるのを払拭する方法はないか、とずっと考えています。

 アイマスクを眠るためではなく、視覚を閉ざしてくれる道具に!

 このアイマスクを作ることでそれが成し遂げられるほど簡単な話ではありませんが、これまでは用途は眠るためと思われていたアイマスクを、視覚を閉ざしてくれる道具としてとらえ、視覚を閉ざしたら何もできなくなるのではなくできることは沢山ある、できるように知恵や工夫を出すようになる、視覚を閉ざすからこそ楽しめることも多いのではないか?

 そういったことを自身で体験するためのものとして作成したいと考えています。アイマスク「SHIKAKU」がきっかけで、どうすれば視覚障害者と当たり前に接点がもてるようになるのかを考え、はたまた他の障害についても考えが波及するようなツールとして活用してもらえたら嬉しいです。

 と、同時にこれを視覚障害者の追体験ととらえていただくのは避けたいとも思っています。一言で視覚障害といっても、全盲から弱視まで千差万別、見えなくなった時期も十人十色です。あくまでもご自分の目を閉ざすという使い方をしてみると思って楽しんでもらいたいです。

(アイマスクをつけて料理を行うワークショップの様子です)

視覚を閉ざして映画を観賞することで、多様な立場を考えるきっかけを

秋に始まる都内シネコンでのバリアフリー映画の実証実験を機に、アイマスクを制作し、「視覚障害のある人が映画を楽しむこと」を知ってもらいたいと考えています。

視覚障害のある人たちから度々聞く言葉に、「映画館は自分には関係のない場所という疎外感がある」というものがあります。視覚に障害があっても映画を楽しみたいということが知られれば、社会の一人一人にそれぞれの気づきが与えられると思います。

それと同時に、多様性のある暮らしは知恵にあふれたものになると思うので、社会全体にとって嬉しい変化が生まれたらと思っています。視覚を閉ざして映画を鑑賞することで多様な立場について考えるきっかけを持てれば社会全体にとっていいことが起きると思っています。そのきっかけとなるよう、どうか応援をお願いします。

 https://youtu.be/TQ5aYhQ5MAU

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