goo blog サービス終了のお知らせ 

ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者のパン店、本格営業

2013年06月28日 02時26分42秒 | 障害者の自立
 広島市東区の社会福祉法人交響が26日、同区若草町にパン店「ベーカリーカフェロンドンSOAR(ソアー)」を1日限定で仮オープンした。7月3日から本格営業を始め、障害者が生き生きと働ける場をつくる。

 パンやサンドイッチ約50種を製造・販売する。店内の20席では食べることもできる。店員の障害者は24~33歳の計5人。これまでは同法人が運営する作業所に通っていた。店では、パンの製造や接客に携わり、法人職員たちが補助する。

 「ソアー」は英語で、大空を高く舞うという意味。神戸市の食品メーカーと業務提携し、本格的な店舗運営を目指す。清掃や接客を担う中村愛さん(31)は「商品の種類が多くて大変だけど、たくさんのお客さんに会える」と期待を膨らませている。

 店舗は、交響と社会福祉法人つつじ(東広島市)が共同で開設した就労サポートセンターの1階を利用する。営業時間は午前7時半~午後7時。日曜日と祝日は休み。同店=電話082(236)7383。


【写真説明】商品を並べる中村さん(右)たち

中国新聞- '13/6/27

富山型デイに障害者就労 特区認定を機に国から支援

2013年06月28日 02時15分20秒 | 障害者の自立
事業所の団体代表「工賃が安定」と評価

課題は一般企業への就職


 障害者が訓練を兼ねて働く「福祉的就労」の対象施設が四月から富山県内で緩和され、お年寄りから障害者まで多様な人が一緒に過ごす「富山型デイサービス」に障害者十五人が就労した。国による企業の障害者法定雇用率も引き上げられ、就労先の拡充が期待されるが、重度障害者への就労支援など課題も浮かび上がる。


 国からの支援を受けられる福祉的就労はこれまで、事業所ごとに障害者を指導する担当者を置くことや、障害者二十人以上の利用が条件だったため、規模が小さい富山型デイは対象外だった。だが富山県が国から「とやま地域共生型福祉推進特区」に認定されたことで、四月からは県内複数の富山型デイに計二十人以上働いていれば、福祉的就労に見なされるようになった。

 富山型デイで富山市富岡町の「このゆびとーまれ」では、障害者四人が就労。洗濯物を干したり、高齢者の介護の手伝いや配膳をしたりして働いている。


 このゆびとーまれ内にあり、富山型デイ十カ所をまとめる事務所「はたらくわ」では、各事業所を巡回して指導する担当者を四人配置。その一人の山口賢一さん(47)は「巡回により、自分のことを気にしてくれる人がいるんだと、働く励みになっているとの声も聞かれる」と効果を話す。


 富山型デイの事業所でつくる「富山ケアネットワーク」によると、富山型デイで働く障害者は四月から県内九十四事業所のうち十事業所に就労。月額工賃は平均四万三千円で、県内障害者の一万三千円と比べて高い。


 ネットワーク代表の惣万佳代子さん(61)は「これまでは事業所のトップの考え方次第で給料がいきなり変わったり、リストラされたりした。管理が事務所に一元化され、適正な人事ができるほか、安定した工賃を手渡せる」と評価する。


 障害者の就労は、国が四月から企業の従業員に占める障害者の法定雇用率を引き上げ、民間企業では1・8%から2・0%になった。富山労働局によると、二〇一二年度にハローワークを通じて就職した障害者は九百九十八人で一一年度と比べ18%増。一方で、担当者は「精神障害者や軽度の障害者の方が就職しやすく、重度な障害者の就労が課題」と指摘する。


 一般企業への就職に課題を挙げる富山型デイの職員もいる。五月末に開かれた富山型デイと特別支援学校との合同会議で、職員の女性は「富山型デイで障害者を受け入れるようになった背景には、企業や世の中で障害者が受け入れられていないからではないか」と訴えた。



就労者は富山型デイサービスで洗濯物を干すなどしている=富山市富岡町で

中日新聞-2013/06/25

障害ある39歳男性 40歳から介護保険サービスに 「高齢者施設になじめない」

2013年06月28日 01時52分08秒 | 障害者の自立

 障害者は65歳(一部の病気では40歳)を過ぎると原則、介護保険制度を優先して使う。国が法令で定めている。障害者団体などからは、個々の事情を考慮し、もっと柔軟に障害福祉サービスを使えるようにとの指摘も聞かれる。(佐橋大)


 「障害者のショートステイと、高齢者介護のショートステイは、同じではないことを分かってほしい」。愛知県内の無職男性(39)は訴える。男性は三十六歳の時、脳幹出血で倒れ、生死の境をさまよった。二カ月近く過ぎて意識を取り戻したが、右半身に重い障害が残った。


 リハビリを積み状態は改善したが、家の中での移動も車いす頼み。身体障害者手帳の一級を取得している。入浴の介助などのサービスに加え、家族の介護負担を減らそうと、月に数日、障害者用の施設に泊まるショートステイを使っている。


 そこは、単に介護を受けるだけでなく、年齢の近い障害者から刺激を受け、生活の知恵を得る場という。男性が車いすにつけて使っている小机は、他の利用者から情報を得て、後日つけたものだ。「スタッフも顔なじみで、また行きたいと思う。同世代でもっと重い障害の人と接すると、俺ももっと頑張らないといけないと思う」と男性。


 ところが施設から、四十歳になったら高齢者用のショートステイを使ってほしいと言われた。介護保険サービスを使えるのは通常六十五歳からだが、脳血管疾患を含む一部の病気の患者は四十歳から介護保険サービスを使える。厚生労働省は、障害福祉、介護保険でサービスが重複する場合、原則、介護保険サービスを優先すると自治体に通知しており、男性の住む市も、この通知に基づき、制度を運用している。


 「障害によっては介護保険での受け入れが難しい場合がある。受け入れ先がないなどの事情があれば、障害福祉のサービス利用を認めることもありうる」と市の担当者は説明する。男性は「ずいぶん年の離れた利用者の多い介護施設の利用には不安がある」と話すが、市は一般論とした上で「雰囲気がなじみにくいというだけで特例は認めにくい」と説明する。


 同県で障害者の権利擁護活動などをしているNPO法人「あいち障害者センター」にも、介護保険サービスを受ける障害者や家族から「支援を受ける時間は同じでも、支援の内容が少しずつ違うため、不便になった」「高齢者の施設になじめない」といった訴えが寄せられている。十分なサービスを受けられず、利用者が困るケースもあるという。


 利用料も大きく異なる。障害福祉の制度は、地方税非課税世帯なら無料でサービスを受けられるなど利用者の経済力に応じた料金体系。一方、介護保険は利用者が原則、費用の一割を負担する。経済負担が大幅に増えることもある。


 あいち障害者センター理事の渡辺覚さんは「通知では、利用者の求める支援が、介護保険で受けられるかを個々に判断するとなっているが、同種の介護保険サービスを使わず障害福祉サービスの利用が認められる例はごくわずか。壁は厚い」と指摘。「障害者の置かれた事情はさまざま。もっと柔軟に状況を勘案してほしい」と話す。


障害者用のショートステイで情報交換し、その情報を参考に入手した車いす用のテーブルを愛用する男性。「これがあって、ずいぶん助かった」と話す@

東京新聞-2013年6月27日

“走るジャーナリスト”障害者ランナーとの人間ドラマを出版

2013年06月28日 01時48分30秒 | 障害者の自立

 障害者と健常者がともに走る「アキレスインターナショナルジャパン」の創始者で、世界26マラソンの走歴を持つなど、ランニング文化のエキスパート的存在として知られる大島幸夫氏(ジャーナリスト、元毎日新聞特別委員)の著書「協走する勇者(アキレス)たち~マインドは誇らしげな虹の彩り~」がこのほど三五館より出版された。

 4半世紀を超える伴走キャリアを持ち「ヘレンケラー・サリバン賞」受賞者でもある“走るジャーナリスト”が障害者ランナーたちとの走る喜びと人間ドラマをオムニバスでつづった感動作で、健常者に多くのことを気付かせるきっかけになる作品として注目を集めている。

スポーツニッポン-[ 2013年6月27日 06:00 ]

障害者白書 「差別や偏見ある」が増

2013年06月28日 01時43分08秒 | 障害者の自立
政府は25日の閣議でことしの「障害者白書」を決定し、去年行った世論調査の結果、障害のある人への差別や偏見があると答えた人はおよそ90%に上り、前回=6年前の調査より6ポイント余り増加しました。

閣議決定された「障害者白書」では、去年行った世論調査の結果を公表し、障害のある人への差別や偏見があると回答した人は、「少しはあると思う」と答えた人も含めると、およそ90%に上りました。
これは、前回=6年前の調査より6ポイント余り増加しています。一方で、障害のある人とない人が同じように生活していくため、例えば、商店の入り口にスロープを設置するなどの配慮や工夫について、経済的な負担が伴っても行うかどうか尋ねたところ、「負担の程度にかかわらず行う」が10%、「可能な範囲の負担ならば行う」が54%、「負担がなければ行う」が25%、「行うことは難しい」が6%などとなっています。
政府は、障害者への差別をなくすため、国などに必要な施策の実施を義務づける法律が今の国会で成立したことから、差別解消への基本方針を今年度中をめどに策定することにしています。

NHK- 2013年(平成25年)6月28日[金曜日]