ゴエモンのつぶやき

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使いやすさ 市民と議論 循環バス『見直しを』 行田 障害者団体がシンポ

2010年11月18日 01時34分50秒 | 障害者の自立
 行田市の公共交通を、障害の有無にかかわらず使いやすくしようと、シンポジウム「公共交通がまちを変える-車を持たない人も便利に暮らせるまちづくり」が同市内で開かれた。障害者サービスのNPO法人「CILひこうせん」(同市)主催。乗車率の低い市内循環バスの見直しを議論し、バリアフリー新法で定める基本構想の策定や、市民と一緒に公共交通政策をつくることなどを市に求める宣言を採択した。

 市が昨年行った市民意識調査によると、「住みにくい」と回答した人の七割が「交通の便が悪い」ことを理由に挙げている。シンポでは、日常の足として市が運行する市内循環バスについて、市担当者が現状を報告。四路線で一日各十便運行し、年間五千六百万円の経費のうち五千万円が補助金と説明した。

 各地の交通事情に詳しい「交通街づくりの広場」の北村秀哉事務局長は「運行本数が少なく、循環なので行きたい場所まで時間もかかるため乗客が少ない」と問題点を分析。

 NPO法人「全国移動サービスネットワーク」の笹沼和利副理事長は「何が必要か、住民と一緒に見直す時期」と話し、町内会でバスを維持している地域の例などを紹介した。

 また、全国の循環バスやコミュニティーバスに使われる車いす対応の小型バスは、国内メーカーでは車いすが一台しか乗れない車種しか製造されていないことも報告された。

 ひこうせんの木村浩章理事長は「車いすカップルでは出掛けられない」と話し、障害者団体「DPI日本会議」の今福義明常任委員は「法律も設備も、障害者や高齢者に本当に乗ってほしいという心で整備を」と訴えた。 

東京新聞

発達障害:身近な物、生活支援グッズ 「あおぞら」が学習交流会スタート /徳島

2010年11月18日 01時32分51秒 | 障害者の自立
 ◇1回目は「絵カード」--29日

 高機能自閉症やアスペルガー症候群など発達障害を抱える当事者や保護者、支援者らでつくる団体「あおぞら」が今月から、障害を抱える子どもの生活支援グッズについて学ぶ学習交流会を始める。29日にときわプラザ(徳島市山城町)で開く第1回目のテーマは「絵カード」。同団体は「身近な物が支援グッズとして使えることを多くの人に知ってもらえれば」としている.

 同団体は06年7月に発足し、現在約60人が加わる。定期的に発達障害に関する講演などを開いてきたが、障害や支援グッズの存在をより多くの人に知ってもらいたいと学習交流会を企画した。

 同団体によると、発達障害は脳の機能的な障害。「朝起きて服を着替える」「ご飯を食べる」など、障害を抱える人に日常的な動作を教える際、言葉で伝わらない場合もある。こうした時に効果的なのが絵カードという。

 当事者は視覚で訴えることによって理解しやすくなるため、紙に絵と文字を描く。簡単に作ることができて生活に取り入れやすく、円滑なコミュケーションが可能になる。

 医療機関でも導入され、県歯科医師会心身障害者歯科診療所(徳島市北田宮1)では自閉症の患者の治療時に使用。患者の個性に合わせてカードを使い分ける必要があるが、治療の手順が伝わり、安心感を与えることにつながっているという。

 学習交流会では2回目以降、音が苦手な人専用のイヤホンなどを紹介していく。「あおぞら」代表の大島善江さんは「子供の生活の質を向上するだけでなく、親のストレスも軽くすることが必要。教師や医師ら、障害を抱える子どもにかかわる機会がある人に参加してもらいたい」と話している。

毎日新聞 2010年11月17日 地方版


車いすでも積極的に外出を、市役所訪問ミニツアーを体験/綾瀬

2010年11月18日 01時31分46秒 | 障害者の自立
 車いすを使う身体障害者も外出しやすい町づくりに役立てることを目的にした試みが17日、綾瀬市役所で開かれた。「市地域自立支援協議会・身体障害部会」の主催。車いす利用者6人が参加し、市職員らの介助を受けながら、バスの乗り降りや市役所内を訪ねる”ミニツアー”を体験した。

 試みの実施は、同協議会が市内在住の身障者に行ったアンケート。家族や周辺に負担になることを心配して「外出しにくい」との意見が多く寄せられた。

 この日、参加者は、スロープを設置できるコミュニティバスに実際に乗り込んでから、車内で固定してもらうまでの一連の作業を体験。このほか、市役所の中では、7階まで上がって写真展に足を運んだり、トイレに入ったりするなど、さまざまな場所をまわった。

 自身も車いすで生活をおくる同部会長の西川和朗さん(60)は「このような機会を通して、障害者441件への理解が深まり、バスなどの利用にも遠慮するようなことがなくなってくれれば」と話していた。

 今後は、視覚障害者441件などにも参加対象を広げて、同様の試みを行っていくという。

カナロコ(神奈川新聞)

視覚障害者:全国初の自動車運転体験 旅行社企画に都民5人、茨城で /東京

2010年11月18日 01時22分50秒 | 障害者の自立
 ◇「アクセル踏み、爽快」

 茨城県筑西市の県西自動車学校(社長・塚田秀紀)で11日、視覚障害者を対象にした「自動車運転体験」が行われ、都内在住の5人が参加した。旅行社「クラブツーリズム」(新宿区)と同校が共催した。同社によると、視覚障害者による自動車運転イベントは全国で初めてで、開催場所選びに苦労したという。参加者は「長年の夢がかなった」と人生で初めての運転を満喫した。

 きっかけは、5年前に同社のバリアフリー企画の四国お遍路ツアーに参加した望月操さん(69)が「一生に一度でいいから車を運転してみたい」と語った一言だった。1歳の時失明し、自分で運転するのが長年の夢だという。渕山知弘支店長(41)は、広い土地と助手席でブレーキ操作ができる教習車があれば実現できると考え、北海道のサーキットや米ユタ州のレース場に働きかけたが「免許がない」とことごとく断られた。

 手詰まりになったころ、同校が趣旨に賛同し、今年春ごろから計画が具体化した。先月21日には、同校の教官がアイマスクをして実際に運転。目が不自由な運転者に分かりやすくハンドル操作を説明する方法について、同社と同校職員がアイデアを出し合った。

 この日の運転体験には、望月さんも参加。教官の指示を受けながらエンジンを掛けたとたん「この音がいいね」と笑みがこぼれた。

 「12時に動かして。そのままキープ。9時に戻して」。右カーブにさしかかると、助手席に乗った教官が指示し、車はセンターラインをはみ出さずに曲がった。通常、ハンドルを持つ手は10時10分だが、左手が9時、右手が3時の位置を基準とすることで、ハンドル操作がイメージしやすくなっていた。直線では時速40キロで走るなど、参加者はエンジン音と車が風を切る雰囲気を楽しんだ。

 夢がかなった望月さんは「車の運転は無理だと思っていたけど、アクセルを踏んだ時は爽快(そうかい)だった」と笑顔。中学2年時に失明した山本誠さん(42)は、「(車の運転は)あこがれだった。協力があればできる。これをきっかけにいろいろな体験ができるようになれば」と語った。

毎日新聞 2010年11月17日 地方版


東住吉の障害者施設虐待問題 4件認定、市が改善指導 大阪

2010年11月18日 01時21分25秒 | 障害者の自立
 大阪市東住吉区の知的障害者施設「今林の里」で入所者が職員から虐待を受けたとされる問題で、市は16日、指導監査で身体的虐待を含む計4件の虐待を認定、施設を運営する社会福祉法人「今川学園」に対し、社会福祉法に基づく改善指導を行った。虐待によるけがは確認されなかったという。府も同日、同法人に対し、障害者自立支援法に基づく改善勧告を行った。

 虐待問題は今年5月、元職員が市に通報して発覚。市が指導監査した結果、施設では平成19年12月~今年5月末、入浴時に他の利用者に殴りかかった男性利用者の首を押さえつけるなど身体的虐待が2件、就寝時に女性利用者に掛け布団を渡さないなどの心理的虐待が2件確認された。

 このほか、書面で家族の同意を得ないまま居室を施錠するなど不適切な行動制限が15件、手で叩(たた)いてきた利用者をとっさに叩き返すなど不適切な支援が21件確認された。

MSN産経ニュース