ゴエモンのつぶやき

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岡山県で「県視覚障害自立支援センター」立ち上げ‎

2010年11月04日 01時06分36秒 | 障害者の自立
県視覚障害自立支援センター

毎日新聞によると、視覚障害者向けの情報提供や生活支援を目的として、岡山県内の視覚障害者たちがNPO「県視覚障害自立支援センター」を立ち上げることが分かった。当事者によるNPOの設立は、全国的にも珍しい。

安定した収益基盤の確保を目指す

同NPOでは音声ソフト付きのパソコンの販売なども手がける。将来的には収益で歩行訓練の事業化も計画。寄付だけではない安定した収益基盤の確保を目指すという。

同NPO理事長の奥村俊通氏は徐々に視野が狭くなる網膜色素変性症を患い弱視となり、白杖が欠かせない生活を送っている。

「つえを使って歩くことやパソコンにも訓練が必要。支援はトータルで必要なのに、満足に提供されていない。行政に頼らず、自分たちが欲しかったサービスを自分たちで提供したい」

毎日新聞の取材に対し、奥村理事長はこのようにコメントしている。

日刊!目のニュース

研究の現場から:障害者の発話、触覚手助け /四国

2010年11月04日 01時03分56秒 | 障害者の自立
 ◇香川大工学部知能機械システム工学科・澤田秀之教授

 香川大工学部知能機械システム工学科の澤田秀之教授(43)の研究室では、情報通信技術を利用して人間の行動を機械や計算機に理解させたり、再現させる研究をしている。

 発話ロボットは、肺や声帯、声道、舌、口、鼻腔などをエアポンプやゴム弁、シリコンゴムなどで機械的に再現。コンピューターが人の声を聞いて学習し、モーターで声道の形を変えたり、舌を動かしたりして、人とほぼ同じ仕組みで発声。歌も歌える。澤田教授は「口の中の動きがわかり、聾(ろう)学校の子どもたちが、発声方法を学ぶのに有効」と話す。

 触覚ディスプレーは、触れた感覚を再現する機器だ。人間は、振動や圧力などの刺激を皮膚下の4種類の受容器で感じ取り、触覚として脳が判断する。澤田教授は、形状記憶合金のワイヤにパルス電流を流すと、電流の周波数に合わせて伸縮し、振動する性質を発見。太さが毛髪の半分ほどのワイヤをディスプレーに埋め込んで通電すると、目に見えない微小な振動が起こり、指先でそこに触れると振動を検知する2種類の受容体が刺激を受け、脳がザラザラやでこぼこを感じ取る。

 この原理を使うと、視覚障害者は、ワイヤを埋め込んだ携帯電話を使えばメールを点字で読める。更に、ワイヤを埋め込んだ手袋型のディスプレーでは、パソコンに映し出されたスポンジやベニア板などのザラザラ感、でこぼこ感などが再現できる。ネットショッピングで、手触りも知った上で商品を購入できる日も近い。

毎日新聞 2010年11月3日 地方版


障害者郵便割引不正:証拠改ざん 前特捜部長ら弁護人、保釈請求却下で準抗告申し立て

2010年11月04日 01時02分22秒 | 障害者の自立
 大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠ぺい事件で、犯人隠避罪に問われた前特捜部長、大坪弘道被告(57)と元副部長、佐賀元明被告(49)の弁護人が2日、保釈請求を却下した大阪地裁の決定を不服として、同地裁に準抗告を申し立てた。

 佐賀被告の弁護人は申し立て理由の中で、地裁決定が「罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由がある」としたことに対し▽関係者は捜査権限を持つ検察官。罪証隠滅の働きかけは不可能▽被告は逮捕前の事情聴取で説明し、執務資料を進んで提出するなど捜査は尽くされている--などと反論している。

毎日新聞 2010年11月3日 東京朝刊

人への深い愛情持ち続け 西日本文化賞

2010年11月04日 01時00分34秒 | 障害者の自立
 2010年度西日本文化賞が「文化の日」のきょう、社会福祉法人・福岡障害者文化事業協会理事長の緒方克也さんら4人に贈られる。皆、長年の地道な努力で地域に貢献してきた人たちだ。

 外国を訪問して日本とは異なる文化や暮らしぶり、ものの考え方に触れ、大きな影響を受けることは少なくない。

 歯科医でもある緒方さんは、学会で訪ねたオランダでの出来事が、そうだった。障害者たちが音楽バンドを組んで、楽しそうに演奏する。それを地元の人たちは温かく見守り、「すてきでしょ」と誇らしげに胸さえ張ってみせたのだ。

 障害者が家に閉じこもりがちな日本とは、対照的な光景だった。「障害児も好きなことを楽しむことができれば…。その豊かな感性を引き出し、伸ばしていきたい」。そんなことを思ったという。

 そして、1993年に知的障害者による音楽グループ「JOY倶楽部ミュージックアンサンブル」を、翌年には絵画など美術の創作活動に取り組む「アトリエブラヴォ」を、それぞれ設立する。

 障害者たちは体全体で音楽の楽しさを表現し、絵画では思いも寄らない構図の作品を描いて周囲を驚かせる。全国各地で演奏会を開くなど実績を積み重ねて、CDデビューや韓国公演、作家伊集院静氏との共作絵本づくりもしてきた。

 演奏や創作活動で一定の収入も確保している。こうした営みこそが、障害のある人とそうでない人が共生し、障害者の個性が社会の中で生かされる「ノーマライゼーション」といえるだろう。

 社会文化部門ではもう1人、15歳で旧満州(現中国東北部)に渡り、その後、シベリアに抑留された青春時代の戦争体験をテーマに描き続ける熊本市在住の画家、宮崎静夫さんに贈られる。

 学術文化部門は、有明海の環境変化を研究するなど国内外で水環境保全に取り組んできた九州大名誉教授の楠田哲也さんと、多数の原子で構成された高分子タイプの薬物の特殊な効果を発見し、がんの新薬開発に道を開いた崇城大教授の前田浩さんの2人が選ばれた。

 緒方さんは「活動する障害者の個性が市民権を得た一つの表れとしたら、うれしい」と受賞を喜ぶ。戦後65年が経過して戦争体験の風化が進むなか、宮崎さんは「青年(の私)が身の丈で体験し、感じたものを表現していく」と語る。

 楠田さんは「目標の(環境と開発を両立させる)持続型社会の実現に向けて、自分の専門分野がどれだけ貢献できるか、追い続けたい」とさらに意欲を燃やす。「どうしたら目の前の患者さんが治せるかを、ずっと考えてきた」と振り返るのは前田さんだ。どれも心に響く。

 志してきた道は違えども、4人の言葉からにじみ出るのは人への深い愛情であろう。受賞者たちの足跡は、人間関係が希薄になりがちな現代社会で、ともすれば私たちが置き去りにしてしまう「大切なこと」を思い起こさせてくれる。


=2010/11/03付 西日本新聞朝刊=


阪急線踏切内に点字ブロック 全国初、大阪府が設置

2010年11月04日 00時58分46秒 | 障害者の自立
 踏切も安心して渡れます―。大阪府は3日、阪急宝塚線と府道が交差する阪急服部駅(大阪府豊中市)北側の踏切内に視覚障害者のための点字ブロックを設置した。府によると、遮断機付きの踏切内での設置は全国初の試み。

 ブロックが踏切内ではがれると危険だとして、これまで設置されなかったが、視覚障害者が安全に横断できるよう試験的に導入した。

 横断歩道で使われるタイプのブロックを使用し、歩行者の通行部分に沿って幅45センチ、長さ8メートルにわたって敷設。使いやすさや耐久性などを年度末まで調べ、効果を検証する予定だ。

 この踏切の近くには福祉施設があり、市がバリアフリーの重点経路として指定している。歩行者数は1日約2万人と府内で2番目に多い。

2010/11/03 15:43 【共同通信】