ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

夢のある社会実現へ、オリジナル劇を障害者ら熱演--行橋 /福岡

2009年09月24日 00時41分12秒 | 障害者の自立
 ◇障害者、園児、高齢者ら100人
 第10回ゆめコンサート(実行委員会主催)が20日、行橋市民会館であった。市近郊の障害者や園児、児童、高齢者ら約100人がオリジナル音楽劇「飛べないバッタの大冒険」を熱演し、会場は拍手と歓声に包まれた。

 有志が、障害の有無や年齢にかかわらず、誰もが夢を持てるバリアフリー社会実現を目指そうと2~3年ごとに開催している。

 「飛べないバッタの大冒険」は、みやこ町の飛べない雄バッタが、ダム建設に伴い行橋市に引っ越した雌バッタに会いに旅に出るというストーリー。平成筑豊鉄道や今川など実在する市町の映像を背景に約2時間かけて演じた。出演者たちは「ハンディがあっても、何より大事なのはいちずな心」との思いを全身でアピールした。

 主役のバッタを演じたのは同市文久の陶芸家、九十九信秀さん(34)。九十九さんは手足の機能が少しずつ衰える「運動感覚ニューロパティ」の障害があり「この手足を恨んだこともある。しかし、ゆめコンサートを通じて自分を表現し、仲間と出会う喜びを知った」と壇上からあいさつした

ものがたり’09秋:世代、障害超え「ユニバーサル駅伝」 遺志つなぐ「心のたすき」

2009年09月24日 00時39分26秒 | 障害者の自立
「高齢者も子供も、男性も女性も、障害がある人もない人も、お互いの違いを尊重し、支え合う社会を作りたい」。3年前、がんのため60歳で亡くなった叶内(かなうち)路子さんが、その願いをスポーツとして体現させた「ピポ・ユニバーサル駅伝」が26日、東京都新宿区の国立競技場周回コースで行われる。

 叶内さんは20歳で脳腫瘍(しゅよう)になり、左耳の聴力を失った。就職、結婚、出産を経験し、40歳を過ぎて、子宮と腎臓の片方を摘出する手術を乗り越えた。「その中で、人が支え合う大切さを感じた」と話していたという。

 ユニバーサル駅伝は▽小学生▽視覚障害者▽車椅子使用者▽60歳以上▽フリースタイル(制限なし)--の5人で1チームを結成し、大学生や中高生の伴走ボランティアと、1本のたすきをつなぐ。叶内さんが99年に設立した「コミュニケーション・スクエア21」(01年NPO法人化)が、02年に第1回大会を東京都新宿区の戸山公園で開催。世代や障害を超えて共に汗を流す姿は「心のバリアフリー」を説く叶内さんの願いそのものだった。

 「この駅伝を社会に広めるのがあなたの使命よ」。法人の元理事で駅伝を考案した李節子さん(60)は、叶内さんにそう言われた。

 叶内さんは05年11月4日、第4回大会の反省会を事務所でしていた時に突然倒れた。医師から「大腸や肝臓などにがんがあり、余命3カ月」と告げられた。その年のクリスマス。運営に携わる米山安一さん(78)は病室の叶内さんに呼ばれ、「駅伝を続けてください」と両手を握られた。年が明けた1月14日、叶内さんは永眠した。

 ピポ駅伝は、遺志を継いだ人たちの手で毎年続けられ、今年で8回目を迎える。李さんは、地元の大田区でも開催するため「独立」し、3年越しで賛同者を集めた。08年11月に「おおたユニバーサル駅伝」が産声を上げ、今年も6月に開催した。叶内さんの願いは、少しずつ、確実に広がっている

車いすサッカー、バスケ… 障害者への理解深める--金沢 /石川

2009年09月24日 00時38分24秒 | 障害者の自立
 障害者の社会参画を進めようと「県障害者ふれあいフェスティバル」が20日、金沢市であった。県や障害者団体でつくる実行委が主催。車いす体験など多彩な催しがあり、来場者は障害を持つ人々への理解を深めた。

 障害者スポーツの紹介では、車いすのサッカーやバスケットの試合が披露され、観客らは激しい競り合いに目を見張った。転がると音が鳴る球を使う卓球では、来場者が耳を頼りにラケットを振り、難しさと面白さを実感していた。競技団体「県視覚障害者STTクラブ」の開田正一さん(62)は「体力向上に加え、仲間とのコミュニケーションがスポーツの魅力」と話した。

 このほか点訳や要約筆記などの体験、特別支援学校の子供らの作品展などがあり、来場者は熱心に会場を巡っていた

障害超え共に走ろう

2009年09月24日 00時37分17秒 | 障害者の自立
てんとう虫マラソン 11月3日、高松で
 障害者と健常者が一緒に走る「四国てんとう虫マラソン大会」(同大会世話人会主催、読売新聞大阪本社など後援)が11月3日、高松市生島町の県総合運動公園を発着点に行われる。四国では初の開催。障害の有無に関係なく、ランナーと伴走者がロープや互いの手でつながり、そろってゴールを目指す。世話人会は「障害者と健常者が交流を深められる機会。気軽に参加して」と呼びかけている。

 「てんとう虫マラソン」は、国内で初めて全盲で司法試験に合格した竹下義樹さんの発案で京都市で1995年から行われており、今月20日にあった今年の大会には障害者約80人を含む約500人が出場した。

 四国開催は、代表世話人の砂金(いさご)則男さん(67)(高松市木太町)が4年前、高松市内であった福祉関係のセミナーに参加した際、竹下さんと出会って大会の存在を知ったのがきっかけ。57歳で会社を退職し、8年かけて社会福祉士の資格を取得。昨年、京都の大会に初参加した。健常者と障害者が一緒に走る姿に接して感動し、「高松でもやりたい」と開催を決意。知人や福祉関係者らに呼びかけ、昨年末から準備を進めてきた。

 大会は、マラソン(11・5キロ)、ジョギング(4・6キロ)の2種目のほか、初心者も気軽に参加できるよう、3・4キロのウオーキングの種目も設けた。

 これまでに障害者は約15人が参加を予定。健常者の申し込みは約55人で、世話人会は障害者だけでなく伴走しない一般参加者やボランティアも募っている。

 大会参加費は、障害者が1000円、健常者は中学生以上2000円、小学生以下1000円(いずれも軽食、保険料、参加記念メダル代を含む)。締め切りは10月10日で、申し込み受け付け、問い合わせは大会事務局(087・887・8460)へ。


障害者の自立理解を

2009年09月24日 00時35分25秒 | 障害者の自立
保護者ら150人街頭活動


知的障害者への理解を呼びかける女性(鹿児島市の天文館で)  知的障害者を支援している「鹿児島市手をつなぐ育成会」(宮ヶ原幸男理事長)が、鹿児島市・天文館などでビラを配り、障害者の社会参加への協力を呼びかけた。

 福祉作業者の通所者は、小物作りや、商品の箱詰め、袋詰めなどの仕事をしているが、月収は1万2000円程度という。宮ヶ原理事長は「親たちは『自分たちが死んだ後、子どもは生きていけるのか』と心配している。彼らが自立できる環境や設備を整えるためにも、健常者たちの理解や協力が必要不可欠です」と話す。

 街頭活動には、同市内の福祉作業所の通所者や保護者ら約150人が参加。ビラ配りなどをした「さをり工房うぇーぶ」(鹿児島市紫原4)に通い、手織りのバックなどを製作している吉富明憲さん(28)は「若い人がたくさんビラをもらってくれてうれしかった」と話していた。

     ◎

 「認知症の人と家族の会鹿児島県支部」(水流(つる)涼子代表)も、同市などで街頭活動をした。

 同会には約220人が在籍しており、病気や対処法についての相談などを受け付けている。水流代表は「アルツハイマー病にかかった人にも感情や思いがあることを理解してほしい」と呼びかけていた。

 同会は27日午後1時半から、鹿児島市中央町の県医師会館で、アルツハイマー病と闘う男性を招いた講演会を開く。参加無料。問い合わせは同会事務所(099・257・3887)へ。