Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

飛露喜対決

2007年01月22日 | 日本酒
飛露喜の、「特別純米」と「特別純米 無濾過生原酒」。
どちらが旨いのか、それを綴ったドキュメンタリィ。

「特別純米」は、18年12月前半醸造、12月後半購入、開けてから1ヶ月ほど経過。
「特別純米 無濾過生原酒」は、19年1月醸造、今日購入、今日開栓。

まずは冷やで、「特別純米」から。
うん、旨い。
何より含み香が素晴らしい。甘みと酸味のバランスがよく、コクがある。
対して「無濾過生原酒」。
含み香はさほど変わらないが、甘み、酸味が、開けたてであるにもかかわらず、「特別純米」を越えている。感動すら覚える。
やはり、旨い。
冷やでの勝負は、ハンデがあるにもかかわらず「無濾過生原酒」の勝ち。

続いて、「燗」。
「特別純米」の燗は、既に暖めている間から香りが素晴らしい。
口に含むと、冷やで感じた甘み・酸味が、崩れることなく広がっていく。
当然旨い。
「無濾過生原酒」の燗。
香りは素晴らしいが、口に含むと、甘みが花開きすぎる感。むせ返る。
これは、燗にしない方が良さそうだ。
というわけで、「特別純米」の勝ち。

冷やと燗、柔軟に対応できるのは「特別純米」だが、冷やの「無濾過生原酒」はそれらを上回る味わいだ。
個人的には、総合で「無濾過生原酒」。

ただし、両方とも2500円前後の値段の日本酒としては、CPは非常に高い。

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