Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

十旭日 純米大吟醸 改良雄町 生原酒 15BY

2011年10月16日 | 日本酒
前エントリに続いて、笹塚の本間酒店で購入したお酒をご紹介。

【十旭日(じゅうじあさひ)】


表ラベルには、でかでかと「純米大吟醸」の文字。
全量「改良雄町」使用、精米歩合45%です。



15BY。
23年9月出荷ですから、蔵で寝ていたものですね。

さっそくレビューに参りましょう。


上立ち香は艶のある吟醸香。
老ね香も少し感じます。
米の甘みと旨味を感じさせる香りです。

口に含むと、ふわっと酸が立ち上がってきます。
遅れて色っぽい旨味。

口の中で転がすと、きゅっと酸が締まって上顎へ移動。
旨味はコクのある強いものではなくあっさりしてますが、どこまでも味を感じる深いものです。
含み香から、徐々に甘みを感じるようになってきますね。

後口は甘酸で〆。
キレよく、余韻は短め。
甘みのある香りが鼻に抜けます。

後半に盛り上がりのあるバランスで、非常に上品な熟成酒。
生酒ながら生っぽさは一切ありませんが、深みのある旨味は生でなければ出せないのではないかと思います。
コンディションもバッチリ。
うまいです!

アテは、鶏ももと茄子のトマト煮。


中華系の料理と迷いましたが、最終的にはコレで。