日本酒の醸造過程で、「もと」とは乳酸菌を多く含んでいる液のことを言います。
「もと」には醸造に必要な菌(酵母菌)の培養を促進し、雑菌を駆除する働きがあり、日本酒の醸造で非常に重要な成分です。
現在では、科学の進歩に伴って、「もと」の生成は容易で、早くなされるようになりました。
しかし、古くは、乳酸菌が自然に増えるような環境を整えることで、時間をかけて「もと」は作られました。
この「自然に増やす『もと』の作り方」を「生もと(きもと)」と言います。
今日はこの「生もと」で作られたお酒「生もとのどぶ」。
いわゆる濁り酒です。
まずは冷やで。
吟醸香は全くなく、米の香りが穏やかに漂います。
口に含むと、こっくりとした旨味と酸味が表れて、飲み込むときにキレを伴って消えていきます。
含み香はほとんどありません。
味わいは端麗の旨口で、食中に向きそう。
次に、評価の高い燗でいただきます。
香りが少したち始めます。
口に含むと、冷やで感じた旨味が強く出てきて、酸味はそれほど前面に出てきません。
冷やの時より明らかに軽い。
飲み込むときも、同じようにキレがあります。
いや、食中酒としては、相当な完成度にあると感じました。
旨いっす!
「もと」には醸造に必要な菌(酵母菌)の培養を促進し、雑菌を駆除する働きがあり、日本酒の醸造で非常に重要な成分です。
現在では、科学の進歩に伴って、「もと」の生成は容易で、早くなされるようになりました。
しかし、古くは、乳酸菌が自然に増えるような環境を整えることで、時間をかけて「もと」は作られました。
この「自然に増やす『もと』の作り方」を「生もと(きもと)」と言います。
今日はこの「生もと」で作られたお酒「生もとのどぶ」。
いわゆる濁り酒です。
まずは冷やで。
吟醸香は全くなく、米の香りが穏やかに漂います。
口に含むと、こっくりとした旨味と酸味が表れて、飲み込むときにキレを伴って消えていきます。
含み香はほとんどありません。
味わいは端麗の旨口で、食中に向きそう。
次に、評価の高い燗でいただきます。
香りが少したち始めます。
口に含むと、冷やで感じた旨味が強く出てきて、酸味はそれほど前面に出てきません。
冷やの時より明らかに軽い。
飲み込むときも、同じようにキレがあります。
いや、食中酒としては、相当な完成度にあると感じました。
旨いっす!