きまぐれストロール

植物、風景などを主として

安土城・信長館&石山寺

2011年11月18日 07時09分21秒 | Weblog

11月11日雨、「ヒストリー各務野会」、恒例であります年1回のバス旅行で、過去数年は奈良の正倉院の

見学が通例でした。 今回は、会員全員のご賛同をえまして、「安土城と石山寺」の見学をすることに決定し

ました。 当日はあいにく雨模様でしたが、 幸いにも、小雨が降る程度でした。

やはり、直に名勝史跡を見て廻りますと、その有意義さを感じた1日でした。 

 

大手道入口:幅6m、全長130m。 直線の大手道。  豊臣秀吉邸址

両側には石組の水路がある。

 

前田利家邸址:大手道を挟んで秀吉邸のまえに位置  總見寺仮本堂(徳川家康邸跡):入口に「本日の特別

したところにありました。                     拝観終了しました。」の看板がありました。

 

石段は天守閣まで続く。                    石段:この石仏は築城の際に大手道の石材として使

傘を差し足元に注意しながら登る。             われたものです。

  

武井夕庵邸 :戦国時代の武将、茶人。           黒金門跡:積まれた石材が他の場所よりも大きな石が

                                    使われていた。                            

 

仏足石:この上に仏足の形状が刻まれている。      二の丸跡&本廟:左側が二の丸、奥まったところが廟

 

二の丸跡                              本廟:羽柴秀吉は天正11年(1583)に太刀、烏帽子

                                    等の遺品を埋葬して本廟とした。 

    

本丸跡:「信長公記」によればこの建物には天皇を招    天守閣への階段

き入れる「御幸の間」があったと記載されている。      

 

天守閣跡:礎石の跡が浮き出て見られた。        天守閣から琵琶湖方面の眺望、往時はすべて湖面で

この礎石の上に5層7階、高さ33mの木造高層     した。

建築が、当時、聳えていた。

   

織田家四代の墓 :左から二代目高長 、三代目長頼     三重の塔:室町時代の建物で、天正3~4年に信長

四代目信武、初代信雄。                    公が甲賀の長寿寺(甲賀市石部町)から移建したも

                                    のとされる。                         

 

三重の塔付近からの眺望                    二王門:棟木に「元亀2年(1571)7月甲賀武士山

                                     中俊好建立」とある。 信長公が天正年間に甲賀か

                                     ら移した。

 

 信長館                              館内の天守閣:1992年「スペイン・セビリア万国博覧

                                   会の日本館のメイン展示品として安土城天主の最上部

                                   5階6階部分が東大、東京芸大等の指導あって内部の

                                   障壁画と共に原寸大にて忠実に復元された。

 

 天守閣5階黄金の間:仏教の世界観による理想郷を  6階内部:信長の座所、座敷の内外はすべて金。

象徴しています。                          襖絵には中国の偉人が描かれていた。

石山寺界隈

 

石山寺東大門:建久元年(1190)源頼朝の寄進に   参道

より創建。慶長年間に大修理。

 

右から観音堂、毘沙門堂および御影堂と並び観音堂  本堂前

には西国33ヶ所の観音様が祀られています。

 

本堂(国宝):永長元年(1096)に再建されたのが   堂内「源氏の間」は紫式部が「源氏物語」を書いた所

現在の建物で、天平宝宇頃ものとほぼ同じ規模を持  と伝えられている。

つ滋賀県で最も古い建物です。

 

三十八所権現社本殿:石山寺の鎮守社として創建さ  経蔵:石山寺一切経・校倉聖教等を収蔵する建物で

れた。 現在の建物は慶長7年(1602)に建てられた  ある。

もので一間社流造、桧皮葺で極彩色に彩られた桃山

時代の神社本殿建築の遺構として貴重である。 

 

芭蕉句碑:「あけぼのはまだむらさきにほととぎす」の  多宝塔:源頼朝公による寄進と伝えられ、建久5年

句碑(右)が紫式部供養塔(左)と並んで建っていま   (1194)に建立。この度、平成23年4月1日から

す。                                 平成24年3月31日の事業期間で、屋根(桧皮葺)の

                                   全面葺き替えを行い、見学用通路を設け一般参拝者

                                   の方々に間近に見学することができます。

                                    

 

芭蕉庵&月見亭:中秋の名月には石山寺のライト    豊浄殿での「紫式部展」を開催中

アップがあります。

 

心経堂:花山法王が西国三十三所観音霊場を再興し 若宮:建立平成14年12月。祭神に天照皇大神を拝し

1000年記念事業として長年にわたって納められた  大友皇子(弘文天皇)を崇る。

心経を永久に保存するため建立されました。

 

鐘楼塔:源頼朝の寄進による。鎌倉後期の建物で    御影堂:室町時代に建立され、内部須弥壇上に弘法

ある。                                 大師、良弁、淳裕の三祖神を祀る。

 

大湯屋                               大黒堂:石山寺大黒天は万寿元年(950年前)3人の

                                    僧の同じ夢のお告げにより湖水より出現したとされて

                                    います。                                  

 

公風園:入口付近の風景                    拾翠園:入口付近の風景