10月11日(日)曇、各務原市の「村国神社」の祭礼で奉納されます「子供歌舞伎」・「舞踊」の主催は各務中組区、
後援 各務原市各務原教育委員会となっていました。(国指定重要有形民族文化財) 何年ぶりかで子供歌舞伎・舞踊を見に
行ってまいりました。
当初は1~2時間ほどを考えていました。 予想以上の出来栄えに、つい々引き込まれ、最初から最後(14時開演~19時40分)
までの観賞となりました。 スタッフはいずれもプロの歌舞伎師匠・振付指導・太夫、三味線など&舞踊のほうもプロの舞踊指導・
顔師・衣装カツラなどの指導を受けて、夏休みからの「練習成果」の演技でした。 師匠のご苦労は大変だったと思われます。
特に歌舞伎の演技は、そのものを太夫、三味線などで盛り上げスバラシイものになっていました。 舞踊もまたおなじことが
いえると思います。 あらためてプロの指導・技に感動いたしました。 それを受けての子供達の演技は正に目を見張る立派な
ものでした。
村国神社・本殿
左側の建物が村国座
村国神社由緒
村国神社へ参拝
村国座の幕
舞踊1 べんけいさん
子供歌舞伎の幕
蟇妖術(ガマノヨウジュツ)瀧夜叉姫「筑波山岩屋の場」
平将門の息女瀧夜叉姫はお家再興の機会をうか 源頼光の家臣、浦辺六郎は頼光の命を受け瀧夜叉姫
がい筑波山の古御所に妹良姫と住んでいる。 の動きを探るため、妻姫松と共に奥州へ向かう途中、
瀧夜叉姫の家来に妻をさらわれる。
注進、 七草四郎、三島の小女郎が味方はすべて 瀧夜叉姫は頼光を慕う良姫を姫松にたくし落ち延び
滅ぼされたと報告。 させる。
浦辺の六郎、白井の幸太郎が瀧夜叉姫に詰め寄り、蟇の妖術の大立廻りとなる
大立廻り(1) 大立廻り(2)
大立廻り(3)
ついに頼光と対面するが、時節を待って再会を約し幕となる。
舞踊2
大輪 四季の舞
会稽扇曽我【鶴ケ岡八幡対面の場】
今回は富士の御狩りの総奉行の役目を受けた祐経 家臣の近江と八幡がそれを待ち、舞鶴のとりなしで
が武運を祈るため、鶴ケ岡八幡宮へ、大磯の虎、 十郎、五郎が登場する。
化粧坂の少将、そして舞鶴を伴い参詣する設定です。
敵を目前に血気にはやる弟、それを制する兄。 二人は、祐経から父を討ったいきさつを聞き、兄十郎は
盃をもらう。
弟五郎は盃を受けない
弟、五郎が盃を叩き割るシーン
祐軽は二人に富士の巻狩の役目を終えた後 再会を約して幕となる。
討たれてやろうと告げる。
舞踊3
春雨情話 郡上ぼんぼり
白雲の城 鵜沼小唄
最後に全員そろって、西川流舞踊指導・西川雅哉さん(真ん中)からご挨拶
【絵本大功記 十段目】【尼ケ崎閑居の場】
孫の十次郎が初陣の暇乞いにくる。 十次郎の祖母皐月と母操は、許婚初菊と祝言させて
十次郎を戦場へ送りだす。
戦場へ赴く十次郎 久吉(羽柴秀吉)を追ってこの閑居の竹藪より現れた
光秀
光秀は一間のうちへ手練の槍先を障子越しに突っ 刺されても我が子をいさめる気丈な皐月、操もろとも
込む制したのは久吉にあらずわが母であった。 残念 に嘆き悲しむ。
至極と驚く光秀。
瀕死の手傷を負った十次郎が戦場より引き返し、 進退窮まった光秀の前に泣きぬれている。
味方の敗北を知らせる。
久吉とその部下加藤正清(加藤虎之助正清)が現れ 再開を約束する場面で幕を閉じる。
天王山でまたの再開を約して光秀を見逃す。
子供歌舞伎の会長・舞踊の師匠から、今回の閉幕にあたっての「御言葉」がありました。
会長からは「感謝」、舞踊の師匠からは「今後とも継続」 してほしい。