きまぐれストロール

植物、風景などを主として

歴史街道を歩く(見付宿から袋井宿)&可睡斎

2012年06月28日 07時04分37秒 | Weblog

6月23日薄曇り、6月の例会で貸切観光バスを利用し「見付宿の見付天神社」から「袋井宿どまん中茶屋」

までと「可睡斎」まで行ってまいりました。

見付宿を通り、袋井宿に入りますと、いたるところに「どまん中」という言葉が目に飛び込んできました。

それもその筈、東海道の江戸から数えて27宿、京から数えても27宿目ですから、まさに「どまん中」です。

そのことを本当に主張しない手はないですね。 

 その後、曹洞宗屈指の名刹、可睡斎へと足をのばしました。  

復路を含めて、丁度12時間の日帰りバス旅行でしたが無事終えました。

                        見付宿概略図(中部建設協会発行の「東海道さんさくマップ」をお借りしました。)

                       (ありがとうございました。)

 

 見付天神社 :東海髄一の学問の大神として崇敬                         阿多古山一里塚 

されている。

        

元門と元天神道:旧東海道から見付天神社に通じる             富士見町の秋葉灯籠

小道。 江戸時代、この道脇が元門であり又表参道で

した。

 

  三本松御旅所:神輿巡航の際、神輿が休憩する          遠州鈴ヶ森:大盗賊日本左衛門の首がここに

  場所です。                              晒されたと伝えられている。                            

              行程図(磐田市の三ヶ野村・西島村&袋井市の木原村・川井村)

  

     三ヶ野の道標および車井戸跡              鎌倉道標:この付近には七つ道がありこのほか

                                      江戸、明治、大正、など各時代の道がある。

 

 古戦場大日堂:戦国時代の初め武田軍と徳川軍が                         三ヶ野橋 

 戦火を交えた場所である。この高台には 本田平八郎

 物見の松と伝えられる大松が存在していた。

 この丘陵に立てば、太田川から袋井宿まで見渡す

 ことができ、本田平八郎もさぞやとうなずける戦国ロマンが漂う。                       

 

     須賀神社の大楠(樹齢:推定500年)              菅谷陣屋・牢屋敷跡

                                        旗本菅谷氏4,500石の領地

 

            許禰(こね)神社               木原畷(なわて)古戦場&徳川家康公腰掛石

古代末期より和歌山県の熊野山とは深い関係が     元亀3年(1572)、武田信玄は木原に陣を張り

あった。                               浜松城を守る徳川家康の偵察隊と衝突。世に言う

                                    木原畷の戦いの場である。 

          木原一里塚 

                            行程図(袋井宿)

  

澤野医院記念館:江戸時代末期から昭和初期まで     万葉歌碑:この地より防人として九州まで行った人が

建築し、使用してきた建築群です。              詠んだ歌がある。

                                    「時々の花は咲けども何すれそ 母とふ花の咲き出来

                                    ずけむ」   防人 山名群大部真麿

  

              高札場                                                  問屋場跡

 

              袋井宿公園                                                 袋井宿東本陣跡 

                                    袋井宿には本陣が、西、中の本陣を含めて3軒

                                    あった。 その中でも東本陣は「壱番御本陣」と

                                    よばれ、中心的な存在でした。

 

    東海道どまん中茶屋:袋井宿の東の入口に初代

広重が描いた「東海道53次袋井出茶屋ノ図」をモチーフ

に建てられた茶屋。

                             可睡斎案内図

可睡斎は、六百年前(応永八年)如仲天禅師によって開創されて曹洞宗屈指の名刹です。11代住職

仙麟等膳大和尚は、幼い家康を戦乱から救ったことがあり、後に家康が、浜松城主となった折、報恩のために

城に招かれたその席でコックリコックリと居眠りをはじめました。 その姿を見た家康は和尚の安らかな親愛の

心を悟り、和尚に「睡(ねむ)る可(べ)し」と言い「可睡和尚」と愛称され、寺号も東洋軒から可睡斎と改め

後に拾万石の待遇と徳川幕府最初の僧録司という職を与えられました。      可睡斎パンフレットより

 

  地蔵堂(旧東洋軒):可睡斎の始まりである。               可睡斎総門

現在の建て物は昭和60年に観音堂を移築したもの

である。

 

           可睡斎山門                           可睡斎本堂

 

            本堂前                    僧堂(坐禅堂):修行僧の坐禅および生活の場所

                                       文殊菩薩を祀る。

 

 開山堂内:手前両脇に御尊像が祀られています。   秋葉総本殿三尺坊御真殿:全国で唯一の秋葉三尺坊

 向って右側に                          大権現様のご真躰を祀る火防霊場です。

 福井県大本山永平寺御開山。  道元禅師さま。

 左側に 

 神奈川県大本山総持寺御開山。 瑩膳禅師さま。

 

   庭園:一部滝と池を配した枯山水形式の庭。       東司:日本一の烏蒭沙摩(ウスサマ)明王

                                    (健康を守る仏様)を祀る。 約70年前に建築された

                                    水洗トイレ。

 

  

   瑞龍閣:安土書院風総桧造りです。                        襖絵

襖絵、欄間の絵、大額縁の絵画などすべて日本画家

山口玲熈画伯が40年かけて画かれたものです。

 

           襖絵                                  大額縁の絵画

 

    欄間の絵:暗闇の中でも眼が光って見える。                            

 

           

 

 


百年公園(関市)&栗栖の花菖蒲(犬山市)

2012年06月16日 05時55分40秒 | Weblog

6月10日晴、10日は近郊の百年公園の「菖蒲まつり」ということで、家族と 孫をつれ出掛けました。

園内に入りますと、すでに多くの方々がところせましと菖蒲を観賞している姿を拝見いたしました。

高台から園全体を眺めてみますと、満開の所と、そうでない所が見られ、これから先も、充分に楽しめる状態でした。 

1周した後、まだ時間的な余裕がありましたので、これも近くの「栗栖花菖蒲園」へ足を延ばしました。

また、その先にある「あじさい寺」こと「大泉寺」にも寄り道。 その帰り道にある「桃太郎神社」前まで来た時、

孫が「あっ、見たい!」との一声。 ここでもいったん降車、孫と桃太郎、さる、いぬ等と一緒に写真に収まり、孫は

ご満悦でした。  孫はピカピカの小学1年生(女の子)。  のんびりと過ごした1日でした。

                                百年公園:菖蒲園全体(高台から)

                        菖蒲園の東屋(高台から)

                           東屋付近の菖蒲

                      東屋を通り過ぎて振り向いて

                            薄紫の花菖蒲 

                           三兄弟の花菖蒲   

                         コオホネと鯉(ここまでが百年公園)

                         栗栖花菖蒲園:全体

                      栗栖花菖蒲園の反対方向から

                           栗栖花菖蒲園

                       栗栖花菖蒲:紫色の花菖蒲

                     大泉寺(あじさい寺)の鐘楼とアジサイ

                            樹木とアジサイ

                        上図:左方向にあるガクアジサイ

                      大泉寺の門前にあるガクアジサイ

 

 

 

 


黒檀の花

2012年06月11日 06時49分37秒 | Weblog

6月7日晴、同じ町内に在住している妻の友人宅の庭先に咲いている、貴重な「コクタンの花」を撮っておきたくて

無理を承知で友人とともに押し掛け、撮らせていただきました。 

こころよく、応対して頂いた上、植樹されて「何十数年」経過しているが、成長が非常にゆるやかなことや

例年に比べて、今年は花つきが非常に良かったことなど拝聴させていただきました。

     ☆☆ 画像は大切に保管したいと思っています。  本当にありがとうございました。

                      今が丁度満開の時期、樹高は120cmほど

             濃緑色の肉厚の葉が光沢を放ち、 花は白色で枝の先端部分に穂状に伸び

                         ほのかに匂いを放っていました。

                      1本の木ですがいくつかの花をつけていました。

                 前の画像の先端部分のUP(ニコン・105mmマクロレンズ)

                        1本の木ですがいくつかの花の1つ

                        これもいくつかの花の1つ


歴史街道を歩く(浜松宿東部~見附宿)

2012年06月04日 07時22分25秒 | Weblog

5月26日晴天、5月の例会で東海道・浜松宿東部~見附宿まで散策しました。

今回の例会では見るところが多く、貸切観光バスを利用し「通過するところ」「歩くところ」を時間的な制約から

重点的に絞り込んでの散策でした。

予め、各会員が行程の下見の「調査結果」を把握しイメージすること。 それと、これからは暑さ対策にも12ぶんに

心掛けなければならない。 とにかく、会員の皆様に迷惑をかけないように、今後とも頑張って歩きたい。!! 

 

                     行程図概略:妙恩寺~明治天皇玉座跡碑・天竜川まで

 

     妙音寺:金原法橋が建立した日蓮宗の名刹                 立場跡

                 

        東海道松並木                            安間一里塚

                        

                           本坂通(姫街道)安間起点

               この地点は本坂通りの起点であり、「□ □(従是)鳳来寺」と記された道標は

                現在、天竜公民館にある。 本坂通りが鳳来寺道であったことを示す。

 

 金原明善翁生家:金原明善は財産を投げ打って            生家の家屋内部 

天竜川の治水事業に生涯をささげ取り組んだ人物。

 

          明善記念館                   松林寺境内:境内にある薬師堂は徳川家光の命

                                     により建立。

                  

          軽便鉄道軌道跡             伊豆石の蔵:明治時代に伊豆半島から切り出された

                                  伊豆石で造られた蔵です。 天竜川沿いの町や市内

                                  にも数多く残っている。

                   

         天竜川橋紀功碑               中野町道路元標:大正9年施行の旧道路法により

 天竜川に橋を架ける作業に功績のあった       各市町村に1か所設置が定められたもので、静岡県

浅野茂平を讃える碑                     内ではおそらく唯一の貴重なもの    

 

     明治天皇玉座迹の碑                             新天竜川

               

                                       歴史風景館~行興寺付近

 

   家康の天竜池田橋渡船の許可証                       池田橋の跡

   許可証の内容が記載されている。

 

     池田の渡し・歴史風景館

千年も前から続いていたと記録されている「池田の渡し」。

その歴史をわかりやすく紹介している。

 

         行興寺と長藤                   ゆやの墓(向って左)・ゆやの母の墓(向って右)

 

        遍照山西法寺跡                 熊野伝統芸能館:観世流の伝統を踏まえて建設され

                                    た屋外能舞台のある施設です。

                          府八幡宮~矢奈比売神社(見付天神)

 

府八幡宮・楼門:楼門は寛永12年(1635)に建立   西光寺の表門:徳川家康の別荘であった「中泉御殿

されたものです。(県の有形文化財)                       」の表門を移築したもの。

 

西光寺:阿弥陀如来を御本尊とする時宗の古刹             遠州見付宿・木戸跡

 

            慈恩寺・山門                             慈恩寺本堂

 

玄妙寺:日蓮上人の命日である11日~13日に      見付宿脇本陣大三河屋門&いこい茶屋(後方)

「御命講」が行われる。

 

見付学校(国の史跡):明治8年に建立された現存する  館内:教育資料の展示や授業風景など再現して

日本最古の木造凝洋風小学校校舎。                 います。

 

淡海国玉神社(おうみくにたま):遠江国の総社」。              淡海国玉神社本殿

 

 

          見附宿・問屋場跡                            宣光寺本堂

                     

                      宣光寺の釣り鐘:戦国時代に戦死した多くの武将

                                       家康が寄進された釣り鐘

 

矢奈比売神社(やなひめ)(見付天神):東海道一の           本殿前の願かけ牛

学問の大社として崇敬されています。 秋には国の

重要無形文化財「見付天神裸祭」が盛大に行われます。