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 漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

標的(10/16) それでも私は食い下がります!

2008年05月24日 12時11分21秒 | 第8話/標的

 ハリソンさんみたいな言い方を、
作者も10年以上前に、ある人からされた事があります。
作者の場合は、「好きな食べ物は何ですか?」と聞いた時だったのですが ― 。

 その時作者は、
「ああ…この人あれこれ質問はして来るけど、自分の事は答えようとしないから、仲良くなる気はないんだな~。」
というのが ― 脳内で言語化はその場でなされませんでしたが、
直感的には分って、その人に対する興味も急速に低下して行ったからなのでしょうか?
―それ以上の言葉が口から出ては来ませんでした。

 …この物語の登場人物は、作者から出た筈なのに、
本当に不思議なのですが、作者が実生活の中では出来もしない事をやってのけたり、
言えない所か思い付きもしないような事を喋ったりもしているのです。

 だから自分で描いたのだというのに、ウォルポールさんの返し方を見て、
「そういう方法もアリなのけ?」
― なんて自分で感心しているのでした。


ウォルポールさん、何だかハリソンさんから嫌われているみたいね。

ゴスヲタオヤジは「トリストラム・シャンディ」の悪口言いまくりの手紙を
どこかへと出しているらしい事もあって、
ハリソンに会う前からすでに「バカにしているオーラ」が出ているんだろうし、
ハリソンがもしシャンディなら、最初のページで見たように、
本人の前でも堂々と悪口言っちゃってるって事になるもんなー。

嫌われているのに、何で平気そうな顔してられんのか、
ウサ、分かんなーい!

ウォルポール殿は、完全に自分の方が格式が上だと思ってるからじゃろうな。
それにハリソンは、何を言っても最後には泣き寝入りしてくれて、
決して暴力的な方法では報復して来ないと、
女性や子供にすら思わせてしまうような雰囲気がある
しな。

書籍の売上高は、1つの巻だけをとっても、シャンディさんの方が完全に上だけど、
そんな事は関係ないって事ね。たとえハリソンさんがシャンディさんだったとしてもね。

そーいや、上司やお局のヤツらが、
部下の側へ行っては嬉しそうな顔して、からかったり、けなしたりしているのを、
どこの職場でも見かけるってそーだぜ。
それもそーゆー事からかね?


嫌われるような事を言って、
「相手が怒ったり悲しんでいるのは、自分への愛の証拠(あかし)」
だなんて思い込めてるヤツがいたとしたら、
作者はそいつを、れっきとしたヘンタイだと思う。

今日の続きは明日。





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