ぐるりのこと 2016-07-19 06:36:00 | 映画の味方 以前にも記した法廷画家の日常を描いた映画。2007年作品。 この頃こういう映画が封切りされていたという事も知らずに一生懸命だった。 映画の内容は更に十年前が描かれている。 更に十年前も一生懸命だった。 絵は関係のないものだが、この映画を聴きながらアップしている。 絵は映画「偽RのH酬」のつもり。 見ないで描く。見えざるものを描く。見たつもりで描く。見ながら描く。見えないので描く。見たから描く。 面白い映画だ。「ぐるりのこと」は。です。
今日のヒトコマ 2016-07-16 20:38:00 | 日々是茶飲み話 絵を見にいった。 孫たちと町内のお祭りへ。 疲れた。 寝る。 暑い日だ。友人の展覧会会場の前だ。 もう五年にもなるのかと当時を振り返る。この会場での開催になってからの話しである。隔年であるから三回目だろうか、しっかりとしたビルの会場の大きな窓からは御婦人三人が談笑されている姿が見てとれる。他には誰もいないので照れくさくて入るのをためらった。この頃は「人と会いたくない病」が激しくなってきて、ここに限らず出歩く事がめっきり減った。 勇気をふるって入ると空調の整った空間に御婦人達の会話のふきだしネームが充満していて、それが適度なBGMになっていて安心した。御婦人三人のうち一人は顔に見憶えがあるが、あとの二人は知らない、というより視線を移さなかった。見憶えのある御婦人の方は無理矢理挨拶してきたので仕方なく小さく返したのだ。一所懸命に絵を鑑賞して早々に引き上げた。帰り際に署名をしようと思ったが呼吸が困難になり、とにかくドアの外へと思い取手に手を掛けると、先ほどの見憶えのある御婦人が挨拶をしにきて記念の葉書を一葉くださった。礼をのべて慌てて外に出て深呼吸をして暫くそこに佇んだ。先ほど来より幾分涼しくなっている。左を見るとJR駅が見える。右は来る時に降りた地下鉄駅がある方向であり比較的人通りが少ない。会場はそのほぼ中心にあるのでどちらに行こうか迷うところだ。いつもならJR駅側に行き本屋などを物色して帰るのが常ではあるし、興がのれば友人の喫茶店にも立ち寄るのだが、雑踏を避ける事にして今来た道を歩くことにした。 以前に何度か親戚筋が遊びにきても部屋から出ずに引きこもっていたと家人からひんしゅくを買った事があるが、その方が良いというのが見解だ。どうせ出て大人の挨拶をしても其の後がいけないに決まっている。気を使って無理に会話をすると下らない事を言ってしまい、また家人から非難を受けるのだ。悪気はないのだ、サービス精神のつもりなのだが、家人に言わせると余計な事まで言っているらしい。そういう事も含めてふさぎぎ込む事しきりだ。 地下鉄駅は平日とあってか或は時間的なものなのか、閑散としていて人も少なく、ほっとする。こちらを選んで懸命であった。ほどなく来た地下鉄に乗り座席に身体をたたんだ。孫達はまだ町内会のお祭りの会場にいるのだろうか。いれば寄ってみようか。それとも、まっすぐ帰って机の上に向かおうか。ふたつの選択肢が終着で待っていた。
人間失格 2016-07-13 22:30:00 | 本の読味 また寄り道をしてしまった。 流れでイクタトーマの映画も観た。 「人間失格」 他に二本。 「予告犯」 「グラス・ホッパー」と映画の話しだが、次何読もうで締めくくろう。 えいっ。(本棚から引く) 「坊っちゃん」だ。