天秤

　千五百円チョイの「エアコキのGUN具」と「S市の懐かしの写真集」千五百円と買う買わないで迷う。
今月は予算をオーバーしている。先に「平田先生のムック本」千八百円を予約しているので、これでテンパイなのだ。
結果、本だけをを購入する。いまさら手にしなくてもよいのだが後から後悔はしたくない。

　買う買わないで天秤にかけて諦めた物は随分ある。誰かの言葉じゃないが死んでも持ってはゆけないのは了解の上ではあるが興味はつきない。
ガラクタを廻りに、はべらせるのは何故か至福である。GUN具やプラモは諦めてもこの二冊は手にしたい。
　
　娘と孫達が先月の暮れに帰った。里帰り出産で延べ三ヶ月だ。
病院の通院もあったので、月に二回は帰って来ていた事もふくめれば半年以上は孫と過ごす時間が出来た。
孫がふたりになり嬉しいが、長男が次男に焼きもちを焼くようになって娘も周囲も大変だ。
片方を抱けば片方が泣く。両方抱いてやりたいが次男は首が座っていない。おまけに長男は急に重くなった。
やがては両方抱いてやるつもりだが、コチラの体力が持つかどうかは疑問だが両天秤は覚悟の上だ。