続・岡っ引き

　岡っ引きの続きである。

　昔、何かで見たのか読んだのか忘れたのだが、江戸時代には岡っ引きが身に着けている様なパッチみたいな物がなかったそうである。

　役者さんがふんどし姿でお尻丸出しを嫌がった為にこういうスリムな洋風なパンツが考案されたという事などである。
しかし江戸時代の錦絵などを見ると町方の中にユニクロのパンツ姿の人をみる。
あながち嘘ではないのかも知れない。

　確かに、川人足や農民、鳶職などはお尻丸出しのふんどし姿の絵を散見するが、映画やドラマでは川人足以外は大抵は皆パンツ姿である。
さすがに川人足は水に入るので仕方がないか。

　さて絵は前回の下引っきからの岡っ引きである。
どこかで見たような絵である。
そう。石ノ森章太郎氏の「佐武と市捕物控」の模倣である。

　仕込み杖に十手に江戸風情とくれば、御本人は描いていて楽しかったんでしょうね。

　私も描いていて楽しい。