星のマーク

昭和１６年十二月七日（現地時間）真珠湾奇襲攻撃勃発。
日本軍にとって奇襲攻撃成功せりも目当ての空母はいなかった。実は米軍の空母ミッドウェーは遥か洋上８０キロの地点にいた。
任務を終えて帰路につく途中であったのだ。
真珠湾上の混乱を無線で聴き策的機を出し、その報告を聴き唖然とする。真珠湾上空を日本軍の戦闘機が飛んでいるのだから。その時米軍機は過酷な運命にさらされる事を後で知る事となる。なんと味方の高射砲の餌食になってしまったのだ。
続いて日本の連合艦隊を捜索に出るも発見出来ず夕刻となる。燃料切れでやむなくオアフ島に向かう米軍飛行部隊。
夕暮れに灯る滑走路の明かり。
降りる米軍機に機銃掃射の雨あられ。
無惨にも墜落する飛行機に多数の死者が出た。

米軍のグラマンＦ６Ｆワイルドキャットの星のマークは以上に大きい。翼の端から端まではみ出んばかりに描かれている。敵からならともかく友軍から誤射を受けるとはワイルドキャットにとって悲運な幕開けとなった太平洋戦争である。その時の教訓が元となり急遽デザインが変更された。
後に星の中の赤丸も日本軍の日の丸と間違うとの理由で廃される

看板も特に工事看板は文字が大きめな方がいい、しかし全体のバランスもありいつもそのせめぎあいに葛藤する。

写真はフォトショップでスキャニングしたグラマンＦ６Ｆワイルドキャットのマークの下絵。