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後、その他なんかあれば・・・

82日目:フィレンツェ2日目。-ピサの斜塔を見に行き、フィレンツェ観光の続きをする-

2014-08-12 01:59:35 | 旅行
○ピサの斜塔を見に行く

昨日日本人旅行者のサカグチさんという方と知り合いになり、今日一緒にピサの斜塔を見に行きましょうという話になった。
ちなみにサカグチさんは21歳の学生で、昨日日本から出て来たばかりで、夏休み中を利用してフィレンツェに来たとのことだった。
8時半に起きすぐに支度をし、9時に宿を出て、駅に向かった。

駅に着いてチケットを買った。ピサはフィレンツェから1時間くらいの距離にあり、列車も何本も発車しているようだった。
ちなみに今回乗る列車は自由席で、料金は一人8ユーロだった。10時半の列車に乗り、11時半くらいに「Pisa Centrale(ピサ中央)駅」に着いた。
ピサの街はきれいでこざっぱりとしていた。ピサの斜塔へ行くまでの道は観光客がいっぱい向かっているので、そこまで迷わずに着くことが出来る。しかし、思ったより遠く、色々サカグチさんと話しながら向かったんでそこまで気にしなかったが、25分くらい歩いたと思う。


ピサの斜塔に向かう道


途中の川。街並みがとてもキレイ


自分はちょっと道を間違えてしまい、ちょっと別の方角に向かってしまっていっていた。
ピサの斜塔方面はどっちかと回りを見渡してみたら、見事に斜塔のてっぺんが見えた。その時点で結構迫力があり、あれがピサの斜塔だ!と感動した。
そしてピサの斜塔方面に向かって行くと、どんどん塔の全景が見えて来た。
思ったより傾いていて驚いた。
ピサの斜塔は建設中に地盤沈下か何かですでに傾いて行ったらしいが、それでも建設が進められ、途中から傾きを補正するように中心軸が曲がっていた。


ピサの斜塔が見えてきた


入り口に着いた


ピサの斜塔とピサのドゥオーモ


頂上のアップ。微妙にてっぺんがズレている


斜塔には登ることが出来るが、今も傾いてしまう危険があるため、時間ごとに人数制限が設けられてるらしい。
当日券行って登るチケットを買うことが出来るらしいが、昨日色々話したヒガシハラさんの情報によると、結構並んで14時くらいにチケットは買うことが出来たが、それが17時くらいからの入場チケットだったらしく、やはり当日にチケットを買って登るとなると半日以上時間が取られるらしい。

またネットからチケットの予約を事前にすることは可能だが、20日~12日前からの予約に限られており、前日とかの直前は無理らしい。
なので、今回ピサの斜塔には登ることが出来なかった。
ピサの斜塔の周りには芝生のエリアがあり、そこから多くの観光客が写真を撮っていた。
ピサの斜塔と言えば、斜めの塔を支える写真を撮るのがお決まりになっている(笑)。そんな例に漏れず、自分たちも斜塔を支えたり斜塔をつまむ写真とかを撮りまくっていた。


つまんだ


支えた


頑張って支えた


ここで本当に2人で来て良かったなと思った。
1人で来ている観光客もいたが、結構撮りづらそうだった。というか斜塔を支える写真は一人では撮れないだろう。
しかも今回撮ってみて初めて分かったが、こういう写真を撮るにはいろいろ微調整とかが必要で結構難しい。写真を撮るにはなかなかのコンビプレイが必要となる。
そんなんで、失敗もしつつ、何枚もの写真をお互いに撮りあっていた。

ちなみに斜塔を支える写真を撮られている人を撮るのも面白い。
端から見るとなんか盆踊りを踊っているポーズをしているみたいで、それが何人も広場にいるので、欧米人が盆踊りを踊っているような何やらシュールな光景が繰り広げられているのであった(笑)


とてもシュール


盆踊り


別の角度からだと傾きがホントすごい


塔の入り口もガッツリ傾いていた


そんなんで、一通りピサの斜塔の写真を撮って満足し、その他の観光はそこそこに、12時半くらいに駅に向かって帰って行くのであった。
行きより帰りの方がとても道が長く感じ、こんなに遠かったっけ?と思いながら、30分くらいずっと歩いていたような気がする。
駅に着いて13時過ぎの電車に乗ってフィレンツェに帰って行きましたとさ。


○フィレンツェに戻ってランチを食べる

電車の遅れもあり、フィレンツェに14時半くらいに戻った後は、ヒガシハラさんに教えてもらったランチのコースが食べられる「コンタディーノ」という店に行ってみたがそこは閉まっており、その近くにあったもう一軒の「チェントポーヴェリ」という店に行った。ちなみにここは地球の歩き方にも載っていた。
ランチのコースはなかったが、とても安くておいしい満足度の高いピッツェリアだった。ちなみに最初に行ったコンタディーノは夏休みを取っていたようだった。

結構イタリアに来て、シャッターが閉まっている店が多く見られるので、そこは大体バカンスを取っているんだと思う。張り紙を見たら普通に2週間くらいみっちり取っている。店が閉まっているならそれはそれで全然問題なく、イタリア人はバカンスが取れて本当にうらやましいなと思った。

ランチでは、ピザの他に、カプレーゼをイタリアに来て初めて頼んでみたが、このイタリア名物カプレーゼ、言葉にならないくらいおいしかった。
カプレーゼはモッツァレラチーズとトマトのサラダであるが、この出て来たモッツァレラチーズが本当にクリーミーで、お上品な味がしてここまで深い味わいのあるチーズは食べたことがなかった。別に味が濃いというわけではない。しかし薄いわけでもなく、とても味が奥深いのだ。

本当のモッツァレラチーズは水牛のミルクから作るものしかモッツァレラチーズと言わないらしいが、乳牛のミルクから作るものもモッツァレラと言っているらしい。しかしこの本当のモッツァレラチーズは頑張っても3日くらいしか持たないらしく、イタリアではピザなどにこの本物のモッツァレラチーズを使っているからここまでおいしいらしい。
そしてこの出て来たカプレーゼのモッツァレラは本当に新鮮中の新鮮なものを使っているのだろう。そんな贅沢なモッツァレラはやはりおいしすぎた。あまり数多くの品目は食べてはいないが、イタリア料理は本当にすごいと思う。


チェントポーヴェリで食べたピッツァ


イタリアに来て初めて食べたカプレーゼ。めちゃウマだった



○フィレンツェ観光の続きをする

満足したランチを食べた後は、昨日行ったウフィツィ美術館の横の、「シニョリーナ広場」に行った。
シニョリーナ広場にはタダで水を組める一角があるらしく、水汲み場には多くの人たちが並んでいた。
それも普通の水とガス(炭酸)入りの水を選ぶことができ、自分は知らずにガス入りの列に並んでおり、ガス入りの水をゲットした。
全然普通の水が良かったのだが、汲んでしまったのものは仕方ないので飲んでみたら、本当に水に炭酸が加えられただけで、飲んでてかなり違和感があった。


シニョリーナ広場


シニョリーナ広場その2


ちなみにフィレンツェは月曜日が休みの美術館や観光名所が多く、昨日行ったウフィツィ美術館やアカデミア美術館も月曜休みで、昨日その情報を聞いて慌てて見に行ったのだった。この情報を知らずにフィレンツェ観光に月曜日に来てしまう人が結構いるっぽかった。
その後、ドゥオーモという観光名所に行った。
ドゥオーモとは、街を代表する教会堂のことで、ナポリやピサにもあった。

ここのフィレンツェのドゥオーモはとても大きく、そして他の都市のドゥオーモとは比べ物にならないくらい荘厳な雰囲気だった。
フィレンツェの街は今までのどの都市よりも景観がきれいで、イスタンブールが広範囲に渡ってキレイな街並みを作っているのとは対照的に、フィレンツェは小さい街の限定的な範囲にとてもキレイな街並みを形成していた。なので、都市としての一体感、統一感がイスタンブール以上に半端ない。まさに花の都という通り名にこれほどふさわしい都市はないと思う。
そのタダでさえキレイな街並みの一番大きな教会堂であるから、そのたたずまいは本当に一目見て言葉を無くす程であった。


そのドゥオーモの横に、「ジョットの鐘楼」という、これまた観光名所があり、そこに登った。
ジョットの鐘楼に登るには行列ができていたが、20分もかからず登れたと思う。
400段以上の階段を上る必要があるのだが、途中途中に休憩場所があり、登る人に結構優しい。
頑張って登ると、フィレンツェの街並みが一望でき、本当に眺めが良かった。しかし回りに金網が張られており、写真を撮るにはちょっと邪魔だった(笑)。


鐘楼から見たフィレンツェの街並み。奥に見えるのがドゥオーモのクーポラである。よく見ると人がいる


とてもきれいで優雅な街である


ウフィツィ近くの街並み


またジョットの鐘楼の他に、ドゥオーモのクーポラ(屋上のドーム)にも登ることができ、そこも絶景スポットとなっているのだが、そっちはジョットの鐘楼より若干高く、そして金網がないので、観光客にはそっちの方が好かれているようだった。しかし途中に休憩場所がなく、ジョットの鐘楼と同じくらいの高さを一気に登らなければならないらしい。
もちろんジョットの鐘楼よりかはクーポラの方が並ぶらしい。
ちなみにこのジョットの鐘楼と、ドゥオーモのクーポラは共通券になっており、1枚で色々近くの名所も併せて見れるらしい。
ちなみに1枚10ユーロだった。
自分は時間がなく、結局ジョットの鐘楼しか見ることができなかった。

その後は、ヴェッキオ橋という観光名所を見て、その後は宿の人にオススメされた、ミケランジェロ広場という高台の方に歩いて行ってみた。
ちなみにフィレンツェの都市は結構狭く、時間があれば十分歩いて周れる広さです。
30分くらいぶらぶらしながらミケランジェロ広場に着いたが、そこからの眺めがまた本当にすごかった。
ジョットの鐘楼からの眺めとはまた違った眺めで、こっちの方が雰囲気があった。カップルで来るととても盛り上がると思う。
料金もタダだし、ここにも観光客が大勢押しかけていた。しかし結構広いので、いい感じに過ごすことができる。


ヴェッキオ橋


遠目から


ミケランジェロ広場に向かう


ミケランジェロ広場からフィレンツェを眺める


デートに最適な名所である


帰りのフィレンツェの街並み


その後、フィレンツェの中心街に戻る途中にジェラート屋さんがあったのでジェラートを食べた。
2種類の味が選べて1.5ユーロ。今までで一番安いジェラートだった。そしてとてもおいしい。何らかのサイトで高得点をたたき出している店らしかった。そして自分は1.4ユーロしかなかったので、なんと負けてもらってジェラートを食べた(笑)。とても満足したジェラート屋さんだった。
店の名前は忘れてしまったが、ミケランジェロ広場に行く上り階段のふもとのジェラート屋さんです。

最後にドゥオーモのクーポラに行って夕方の街並みを見ようとしたが、既に終わっていたようだった。時間のチェックを忘れるとは、初歩的なミスであった。
そんなんでもう19時を過ぎていたので宿に戻り、自分は20時から昼間行ったレストランにまた夕食を食べに行って帰って来た。

そんなんで本当にフィレンツェの街並みとか、この名所の数々とか、この小さな街にとても魅力的なものがいっぱいあるなあと思った。
本当にコンパクトにまとまっていてすごいと思う。2日あれば一通り観光できる感じだった。
フィレンツェ、まだちょっと見たい所もあったが、惜しくも時間切れ、花の都に続いて明日は水の都ヴェネツィアに行きたいと思います!!!
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