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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

165冊目:「成功する人たちの起業術 はじめの一歩を踏み出そう」

2018-03-04 19:54:19 | 
総評:★★★★☆ 2回目でも学ぶことが多かった。
面白い度:★★★☆☆ 面白さとしては普通。
読みやすい度:★★★★☆ なかなかすぐに読み終えた。
ためになる度:★★★★★ 原点に返り自分の幹となるものを改めて考えることができた。
また読みたい度:★★★★★ 忘れるのでまた読みたい!


ブックオフで売っていて、前から読みたいと思っていたので買ってみた。
とかいいつつ、読みだしてから気づいたのだが、すでに前に114冊目で読んでいた本だった(笑)
https://blog.goo.ne.jp/gariyan84/e/2b376dcf89099408aac24806af5d69c1

でも前の感想を読んでみると、また読みたいが5つ星!!だったので、も一回読んでみることにした。
そしたら前の感想とは違う学びを得ることができた!
てか前読んだ時の内容もそこまで覚えてなかったので、あまり前読んだ内容が身になってないな!と思って
そこもまた驚きだった。
人はすぐ忘れてしまうものなのですね。


一番ためになったことは、起業を目的としてはいけないということ。
まずは自分の人生があり、その人生の目標を決める必要があるのだ。起業はその人生の目標の一部であるということなのだ。
そのために、事業を立ち上げる前に、以下の内容を自分に問いかける必要があるのある。

・私はどんな人生を過ごしたいと思っているのか?
・私は毎日どんな生活を送りたいのか?
・人生の中で何を大切にしたいのか?
・自分以外の人達−家族、友達、仕事仲間、顧客、従業員、地域社会−とどのように関わっていきたいのか?
・自分以外の人達から、どう思われたいのか?
・二年後。十年後、二十年後、そして人生が終わりに近づいたときに何をしていたいのか?
・精神的な充実、金銭的な豊かさ、健康的な生活、知識の探求、技術の習得、人間関係の豊かさ、人生の中で何を追求したいのか?
・夢を実現するためにはどれくらいのお金が必要か?いつまでに必要か?


今回は、これらの問いに対して、一応自分なりの答えを考えました!
これが前回読んだ時からの違うところです!

そんなんで、上記の人生の目標を考えたのだが、それが仮にでも定まったことで、この起業への思いも若干ながら具体的なステップに進んだかな?と思う。


また事業を行う上で、自分じゃない人に業務をやってもらえるように、フランチャイズ化というのが本当に大事だなと思った。
これは以前読んだ時の感想でも同じように書いていたのだが、今回その大切さがさらに分かりました。


そんなんで、2回目に読んでためになった箇所を抜粋する。

・ここまで読み進めてくれた同社の皆さんなら、事業の目標を考えるときにいちばん大切なことは、あなた自身の人生の目標である、といっても驚かないだろう。私は、事業が人生の全てだとは思っていないが、人生の中でかなり重要な役割を担っていると考えている。だからこそ、事業の目標を考える上で、「あなた」にとっても人生の目標を無視することはできないのである。
 事業の目標とは、あなたが何に最も価値を置き、どんな人生の望んでいるのか?に対する答えとなるものである。

・巧みにマネジメント(経営管理)を行うためには、有能なマネジャーー対人折衝力に優れ、経営学の修士号を持ち、部下を育てるノウハウを持っている人間ーが必要だと考えるのが常識かもしれない。
 しかし、それは間違いである。そんな人たちは必要ないし、支払う給料も高くついてしまう。不要に優秀な人材を雇っても、あなたの悩みが増えるだけである。
 代わりに必要なのは、管理システムである。
 管理システムは、あなたにとっての戦略である。
 管理システムは、事業の試作モデルを完成させるためのカギとなる。
 管理システムは、従業員にあなたの期待通りの仕事をさせるための仕組みである。
 管理システムは、従業員が無駄なことを考える時間を減らし、本当に必要な仕事に打ち込ませるものである。

・事業とはゲームのようなものである。従業員は毎日の仕事の中で、挑戦を重ね、自分を高めることができる。経営者の仕事は、ゲームのルールをつくることである。よく考えてルールが作られていればいるほど、ゲームは面白くなり、従業員の意欲を高められる。業績のよい企業は、ゲームのルールづくりに成功しているといえるだろう。
 この章の初めに、「思い通りに働いてもらうには、どうすればよいのか?」と書いたが、適切なルールを作ることで、従業員を動機付け、思い通りに働いてもらうことができるようになる。彼らをゲームに引き込むためには、まずゲームのルールを上手く伝えて、その面白さを理解してもらわなければならない。

・マーケティングは、顧客に始まり顧客に終わる。
 マーケティングの問題を考えるときには、あなたの夢やビジョンは一度頭の片隅にしまいこんで、顧客のことに専念しなければならない。なぜならあなたが望むものよりも、「顧客が望むもの」のほうが大切なのである。
 そして大抵の場合、「顧客が望むもの」についてのあなたの想像は外れてしまう。

・顧客を思い浮かべてほしい。目の前に立っていて、不機嫌な様子でもなく、にこやかな様子でもない。あなたの店や事業に対して中立的な感情をもっている。
 しかし、顧客の様子は少し変わっている。額の部分からアンテナが出てきて、天井に向かって伸びていく!そしてアンテナの先にはセンサーがついている。
 顧客のセンサーが記録するのは、あなたのお店やオフィスの中で感知できる全ての情報ー色、形、においーである。
 センサーはあなたの情報も集めている。立ち居振る舞い、髪の色、髪型、表情ー顧客に気を配っているか?話すときに目を合わせているか?ースラックスの折り目は?靴は磨かれているか?すり減っていないか?
 購買プロセスの最初の段階として、センサーは周囲のあらゆる情報を記録しているのである。
 重要なのは、集められた情報が次にどのように処理され、購買の判断に活用されるのかである。この本ではセンサーを顧客の「意識」と呼ぶことにしよう。
 「意識」の仕事は、購買の判断に必要な情報を集めることである。この作業はほとんど無意識のうちに行われるので、顧客はコントロールできない。実は顧客の「意識」が購買の意思決定を行うわけではないので、あなたは顧客の「意識」について敏感になる必要はない。
 購買の意思決定を行うのは、あらゆる行動の原点となる顧客の「無意識」である。


以上、2回目に読んでも学ぶことが多かった(1回目に何も学べてない説あり)、良書でした!
そんなんで以上☆
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