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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

106冊目:「ザ・シークレット」

2013-04-25 22:34:04 | 
総評:★★★★☆ なかなかいいと思う。
面白い度:★★★☆☆ 面白さとしては普通。
読みやすい度:★★★★★ さらっと読んでしまった。
ためになる度:★★★☆☆ 今まで読んできた本と同じような内容もあったので。
また読みたい度:★★★★☆ もうちょっと深く理解するためにまた読みたいと思う。


かなり有名な本。友達の家にもあった。
なんでこの本を読もうと思ったかはあまり思い出せないが、確か、他の本の帯とかにも書いてあって色んな方面で目にしたからだと思う。


そんなんで、前々から気になったので、読んでみました。

内容としては、以前見た、「『原因』と『結果』の法則」的な感じに似ていた。
あと、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」とか、そういった本の内容と同じような内容だった。
この「秘密」の内容は、「引き寄せの法則」とも言うらしく、この本はその引き寄せの法則のルールについて書かれている。

簡単に書くと
・強く思えばそれが実現する。あたかもそれが既に手に入っているかのように思うことが必要。
・良い意識を持つ人は良い波動を引き寄せ、自分の願いや思ったことを引き寄せる。
・思いに限界はない。癌を治すことも出来たり、治らないと言われる病や体の状態を治すことが出来る。
・自分が「エネルギー」であり、言ってしまえば「神」である。
・疲れていたり、何か嫉妬やねたみなどの感情を持つと、悪い流れを引き寄せてしまう。
・自分が満たされていること、感謝を常にイメージする。
・自分自身をまずは愛することから始める。
・自分が幸せなこと、楽しいこと、生き生きすることは何かを見つけ、それを行うようにする。
・世界の問題に焦点を合わせるのではなく、エネルギーを信頼、愛、豊かさ、教育、平和などに向けるようにする。
こんな感じのことが書いてありました。

こういったことは、今まで「秘密」として、知る人ぞ知る法則であったらしい。
エジソンやライト兄弟、アインシュタイン、ニュートンなど、今まで歴史に残るブレイクスルーを果たして来た人たちは皆さん例に漏れずこの法則を知り、使っていたという。

一日一日を区切りを持って生きるとか、くよくよしない、過去を引きずらない、とかそこら辺は前に読んだ、「道は開ける」にも同じようなことが書いてあった。
そういった考え方は大事だと思うし、やっぱりそういった自己啓発本ってやっぱり似たような内容になるもんなんだな~って思う。
まあそれが宇宙の普遍の法則っていうことなんだと思うが。

そんなんで、今まで読んだ本の内容と色々かぶっている内容もあり、なかなか面白く見ることが出来ました。


最後に、面白かった箇所について抜粋する。
・「引き寄せの法則」は類は友を呼ぶと言っています。ですから、あなたが考えていることと似た思考を引き寄せます。
・少し調べてみると、何かを成就した人はそのやり方、方法については何も知らなかった事がわかります。ただ自分には成就できると初めから知っていたのです。
・「もし、あなたが信じて疑わないならば、そのとおりになるであろう。信じて求めるものは、全て与えられるであろう」マタイ伝 第21章22
・「なにごとも祈り求めるものは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう」マルコ伝 第11章24
・あなたが人生の課題についての答えやガイダンスを求めているのであれば、その質問をして、その答えを受け取れると信じて、この本を適当にぱっと開いて下さい。すると、開いたまさにそのページに、あなたの求めている案内や答えがみつかることでしょう。
・自分の内なる存在に焦点を合わせて下さい。しばらく時間を取って静坐して下さい。そしてあなたの内にある生命の存在を感じるように意識を向けましょう。内なる存在に意識を向けるとあなたの本質があなたに現れてきます。

思ったより長くなってしまった。
次も同じような本を読みたいと思います。

コメント
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105冊目:「成功者の告白」

2013-04-02 20:52:09 | 
総評:★★★★★ なんじゃこりゃあ!的な衝撃。
面白い度:★★★★★ とても引き込まれる!
読みやすい度:★★★★★ 3時間であっという間に読んでしまう。
ためになる度:★★★★★ めっちゃためになった。★6つでもいい感じ。
また読みたい度:★★★★★ 是非また読み返したい。


出ました2回目の満点!
これもamazonの書評で高得点を取っていたので、注文して読んでみた。

本の内容としては、起業し、会社を成長させていくに当たって、必ず突き当たる「壁」や「困難」についての出来事が、物語風に書かれている。

とても驚いた内容が、会社を成長させていく上で、経営者が必ず陥る壁が、ある程度パターン化されているということだった。

例えば、経営者が結婚しており、子供がいる場合は、子供が病気にあったりすること。また夫婦同士で家庭内に不和が生じ、離婚にまで至る場合があること。また、会社では、ある病気にかかってしばらく休んでいた従業員が復帰したとたん、また他の従業員が入れ替わるように病気になってしまうこと。など。
まさか!?なんて思ったが、今まで1万人を超える経営者のコンサルティングを行ってきた筆者の経験則が伝えるのだからそうなのだろうと思う。

いやいや、それは会社によって違うんじゃないのと思ったりもするが、この筆者の神田昌典さんによれば、ある程度会社の状況を聞いただけで、今の会社が直面している問題などを当てられるらしい。
なんでそんなことが分かるんだろう?と思いながら、吸い込まれるように読み始め、あっという間に3時間かけて一気に読んでしまった。

そんな大きなインパクトを受けた本。読み終わって、これはすごい!と思ってしまった。


その他にも、社長が経営していて発生する「怒り」を向ける方向が家族になること。家族がいない場合は従業員にその怒りが向くこと。また、会社が安定するには、社長(起業家)の他に実務家、管理者、まとめ役という、4つの役割の人が必要であること。他にも会社のバランスが取れなくなり、会社が崩壊する場合は、実務家、管理者がクーデターを起こすか退社するかなどのパターンがあること。
など、色々な出来事が、実はパターン化されているってことに本当に驚いた。

自分も今、とあるベンチャー企業に勤めているのだが、まさしく同じような壁に直面したりしている。まさに読んでいて、ウチの会社のことじゃん!と驚くこと多数。
本当に同じことが書いてあるので、ちょっと気持ち悪くなった程である(笑)

でもよくよく考えてみると、起業家一人では会社を大きくしたり成長することはできないと思う。
ホンダの本田宗一郎さんと藤沢武夫さん。ソニーの盛田昭夫さんと井深大さん。最近ではアップルもスティーブジョブズとウォズニアックなど、同じような志をもち、かつ仕事を任せられる他の役割の人がいたからこそ成長できたんだろうなあと思う。

でもどんなにうまくいっているように見える会社でも、内情はこんな感じの問題が色々あって、それがに見えていないだけなんだろうなあと思って、その辺ちょっと安心したりもしました。


そんなんで、面白かった箇所について書く。

・あなたも聞いたことがあるだろう。
 -成功の頂点で大事件に巻き込まれたり、病気になったり。さらには急死も。
 -脚光を浴び、マスコミにもてはやされるなか、家族が病気や事故に。
 -成功者として本を出版したとたん、会社の業績が急降下。
 -カリスマ経営者の家庭は破綻。夫婦別居で、愛人がそこらじゅうに。
 -投機で巨額な利益をあげたものの、事故や病気で若死に。
 (中略)親子断絶、家庭内離婚、愛人騒動、家庭内暴力、不登校、引きこもり、うつ病等、機能不全に陥っている家庭は珍しくない。テレビのワイドショーで騒がれる少年犯罪は、どちらかといえば社会的ステイタスが高い家庭で起こっているのだ。

・急成長しているベンチャー企業の兆候
 -社長のペースはとどまるところを知らず、その動きにストップをかけるかのように、問題社員が出てくる。
 -業績をあげればあげるほど、組織の問題が大きくなっていく。
 -カリスマ社長のエネルギーが枯渇した時に、社内はバラバラになる。そして、そのタイミングは、企業のライフサイクルによってある程度予測がつく。
 -社内混乱の引き金を引くのは、意外にも社長が一番信頼している右腕社員である。
 -社内が創業時からのイエスマンの集まりになっているので、異分子は弾き飛ばされやすい。
 -社長の父親が非常に厳しい人間であったこと。そして、父親に対する怒りが未解決であること。
 -社長の家庭、特に子供が問題を抱えていること。

・「ビジネスで成功するためには、第一にタイミング、第二にタイミング、第三にタイミングだ。つまり、いつ市場に参入するかが鍵なんだ。参入タイミングさえ間違えなければ、順調に会社は立ち上がる。一度立ち上がってしまえば、あとはエスカレーターに乗せられたように、自動的に売り上げがあがっていく」

・「たいていの人は、好きなことをやるべきか、それとも儲かることをやるべきか、その間で揺れて、結局、何もできない。しかし儲かる仕組みと、誇りを持てる仕事というのは両立できる。情熱を傾けられる仕事をやるのは当たり前。そのうえで、ビジネスの仕組みをつくるんだ。その両輪をまわす必要がある。だから儲けることに真剣な経営者は、商品づくりにも真剣。自分の売っている商品を心から愛している。そして、その商品を世に広げていくビジネスを心から楽しんでいる」

・「僕がビジネスモデルを判断するときには、大きなチェックポイントが三つある。第一のポイントは、このビジネスまたは商品が成長カーブのどこに位置づけられているのか。第二のポイントは、ライバル会社との比較で優位性があるかどうか。第三のポイントは、ビジネスを継続するためにじゅうぶんな粗利が確保できるモデルか。最低限これらをクリアしていないと、どんなに工夫してもビジネスとして成立しないんだ」

・「まずは粗利が高いビジネスを見つける。そして軌道に乗ってから、粗利が低い商材も加えていくのはよいことだが、粗利が低い商材を軸にビジネスをスタートさせると、まず立ち上がらない」

・「この粗利を稼ぐために。○○(社長の名前)の時間が過度に取られないことが大切だ。起業家のいちばんの罠は、成功することによって忙しくなりすぎることなんだ」

・「ビジネスにおいてキャッシュが血液だとすれば、お客様の声というのは呼吸のようなものだ。お客の声を吸いあげれば、お客を呼べる。お客がひとりもいなければ、商品を無料であげてもお客をつくる。はじめから利益を出そうとする必要はない」

・「人間が集まると感情の場をつくる。それは家庭でも職場でも同じ。ポジティブになるグループがあると、その動きとバランスを取るようにネガティブなグループができる。まるでエレベーターが上がるとき、錘が下がってバランスを取るようなものだ。(中略)プラス思考で前向きになりすぎると、そのスピードの出しすぎを抑えるかのように、マイナス思考になる人間が出てくる」

・「社員は社長の鏡というだろう。会社には、社長の足りないところを顕在化させるために、問題を起こすのに最適なメンバーが集まっている。だから、その働く場自体を向上させていかなければ、いつになっても同じ問題の繰り返しになるんだ。
 また、能力がないからさっさとクビを切るという文化を会社が持ってしまえば、今度は、会社が十分なボーナスをくれなければさっさと辞めるという、相手から奪うという文化を会社の中に構築することにもなる。もちろんスタイルの違いだからと反論はあるだろうが、私は他人から奪うことを文化として持っている会社が、発展するとは思えないな」

・○○(社長の名前)は、会社の文化は採用と解雇の際につくられやすいと聞いていた。採用と解雇は、社員の格好の噂話になる。その噂話で共有される情報を通して、会社は値踏みされ、会社に対するイメージが定着する。

・「会社をシステム化する間、起業家は何をすべきかといえば、会社から離れて遊んでいることが重要。なぜなら起業家はアイデアを出す人だから、社内で活躍する限り、混乱ばかり招いてしまう。だいたい社長というのは、進むばかりでストップすることを知らない。システム化すべきときに新しいことをはじめるのは、車体を組み立てている最中にアクセルを思い切り踏むようなもの。車がバラバラになるのは当たり前だ」

・「流れに乗っている会社は、よく遊びながら、よく仕事をし、成長していく。ところが、このような流れに乗っていない会社は、遊んでいる余裕も無い。成長期に儲かるから、それで浮かれているうちに成熟期が来てしまって、収益力も組織力もないという大変な状況になる」


面白い内容ばっかりでつい書きすぎてしまった!

小説としても面白く読める作品。
堀江さんの、「拝金」も、この本を参考に書いているのではと思った。
というわけで、最近読んだ本の中では久しぶりに大衝撃を食らった作品。
会社経営を志している人には必読の書だと思いました☆
コメント
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