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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

160冊目:「自分の仕事をつくる」

2017-09-30 22:06:02 | 
総評:★★☆☆☆ あまり響かなかった。。。
面白い度:★★☆☆☆ あまり面白くない
読みやすい度:★★☆☆☆ あまり読みやすくもない
ためになる度:★☆☆☆☆ そこまでためにはならなかった。
また読みたい度:★☆☆☆☆ もう読まなくてもいいかな。


仕事とはなんだろうと思って読んでみた本。
筆者の西村佳晢さんが、色々な仕事の現場の方たちを訪ねてインタビューをした本であった。

インタビューをした人たちは、象設計集団、パタゴニア社、ドラフトの宮田さん、ファインモールド社のなど、ちょっと聞いただけではよく分からない会社の人たちであった。
でもその他にもデザイナー、設計者、パン屋さん、その他色々な方に取材をしていた。

まあ色々な人たちが出てきたが、なんか住む世界が違いすぎてよく分からなかった。
自分の仕事を作れるかというとそうでもないなあと感じました。

でもちょっといいことも書いてあったので、一応抜粋してみる。

・優れた技術者は、技術そのものでなく、その先に必ず人間あるいは世界の有り様を見据えている。
 技術の話をしている時にも、必ず単なる技術に終わらない視点が顔をのぞかせる。音楽家でも、医者でも、プログラマーでも、経営者でも同じだ。

・自然や波の音、朝目を覚ます森の鳥たち、あるいは春に咲く花。そうした自然物に、人が癒される思いを抱きやすいのは、美しいからではない。それらには、「嘘」やごまかしが一切含まれていないのだ。ペットの存在も同様である。
 思いっきり単純化すると、「いい仕事」とは嘘のない仕事を指すのかもしれない。ルヴァンのパンのように、みっしりと実の詰まった仕事に触れている時、それを手にした人の口元は思わず緩んでいるように見える。心が満たされるのだ。

・詳細は書籍にゆずるとして、そこに書かれている最も重要な指摘は、「成果は目標ではなく結果にすぎない」という言葉だ。
 そして、「人はいい仕事をしたい生き物だ」という、一種の性善説が根底に流れている。これは僕も賛成だ。〜(中略)〜
 『1分間マネジャー』は、いい仕事がしたいという人々の根源欲求を前提に、”マネージャーの本来的な仕事は管理ではなく、そうしたワーカーの欲求に応え、さぽーとすることにある”というメッセージを伝えている。
 「いい仕事をしろ」と言う前にすべきことがあるし、それを言ったところではじまらない。そもそもいい仕事をしたいのだから、そのための疎外要因を取り除き、力づけるのがマネージャーの仕事なのだ。

・仕事を通じて、自分を証明する必要はない。というか、それはしてはいけないことだ。
 最大の敵は、常に自意識である。個性的であろうとするよりも、ただ無我夢中でやるほうが、結果として個性的な仕事が生まれる。


以上、そこまで何かを得られた訳ではない本でした。。。
コメント
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