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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

191冊目:「なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか」

2022-04-22 15:41:30 | 
総評:★★☆☆☆ そこまでの印象はなかった。
面白い度:★★★☆☆ 普通だった。
読みやすい度:★★★★☆ 読みやすかった。
ためになる度:★★☆☆☆ そこまでためになる内容はなかった。
また読みたい度:★☆☆☆☆ 読み返すことはしないかなと思う。



JISTAという会合で著者の方の講演があり、その参加特典でいただけた本。

日本の職場は世界で一番ギスギスしているという前提の下、それはなぜか?どうしたら解消できるのか?について書かれた本。

色々職場がギスギスする要因は色々あると思うがその大きなものが、昔ながらのしきたりややり方を押し付けられているというのがあると思う。
昨今リモートワークもメジャーになってきているが、それを良しとしない環境だったり、旧態依然とした報連相ややり方を上長が縛るなどしそれが若い世代との軋轢を生んだりするというのが、この本でよく言われている内容だった。

まあそりゃそうで、50~60代の方々の仕事のやり方と20代くらいの若者の感性は著しく異なると思う。
それは昭和や平成時代の頃など今まで以上に顕著になっていると思う。

その意識の違いや考え方の違いをいかにギャップ無くしコミュニケーションを取っていくかが大きな課題になると思うが、それを無くすのは難しいんだろうなあと思う。

年長者は新しいデジタル機器をやツールを使いこなさなければならないし、若者の立場に立って考えることも難しいだろう。
若者に年長者のそれを求めるのも難しいし、時間もかかると思うし、と、なんか平行線をたどりそうな問題だが、まあ「いかに無駄をなくし効率的に動くか」という目的を共有して、それを第一に考えるのが一番の近道になるのかなと思う。

でも自分は「無駄をなくし効率的に」を至上第一に掲げるのもちょっとおかしいと思っている。
この文章を書きながら思ったことだが、いかに「みんなが納得する方法でできるだけ無駄をなくし効率的に」がいいと思うが、まあそれも本当に難しいんだろうなあと思う。。

そんな取りとめない内容は以上にして、面白かった内容を抜粋する。

・このような組織で起きるのが「○○はAさんに聞いて、Aさんにしか分からないから」です。本来、仕事はよほど専門性が高いものでない限り、その部署に属する誰もができなければならないし、ある程度の知識を持っていなければなりません。しかし日本の組織の場合、「○○はAさんにしか分からない」「◇◇はBさんがいないとどうにもならない」ケースが珍しくありません。
 これではAさんやBさんが休んだ場合、出社するのを待つしかありません。これは異常な事態ですが、なぜか日本の組織では当たり前と捉え、AさんもBさんもそこに自分の存在価値を見出しています。

・テレワークによる組織の求心力や生産性の低下が懸念される中、実際にテレワークをしている人は、「社員の健康を考え、不要不急の出社はしなくてもよい」と考える企業の姿勢に感謝し、企業のために頑張りたい気持ちになっていると考えられます。また「会社や上司が自分をプロとして信用してくれる」「自立した大人として接してくれる」そうした安心感が働く人たちの組織に対するエンゲージメントを高めているとも捉えられます。
 幸福感の高い社員の生産性は平均31%、売り上げは37%、創造性は3倍高いことは、カリフォルニア大学教授のソーニャ・リュボミルスキー、ミズーリ大学のローラ・キング教授、イリノイ大学のエド・ディーナー特別教授による225件の学術研究の詳細なメタ分析によって明らかになっています。さらに、テレワークは幸福度を高め、働く幸せをもたらすデータがあります。
 だとすれば、テレワークによる生産性の低下を引き起こしている原因は何かをしっかりと分析したうえで改善をしていけばいいのです。そこを解決できれば、テレワークは職場のギスギスの解消にも大いに貢献してくれるはずです。


一旦こんな感じでしょうか?
職場環境はモチベーションや生産性に大きな影響があると思うので、そこは仕事をする上で改めて考えて改善や新しい仕組みを考えていくのはいいと思いました。

そんなんで以上☆
コメント
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