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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

104冊目:「『原因』と『結果』の法則」

2013-03-31 22:30:19 | 
総評:★★★★★ 他の人にも見て欲しい。
面白い度:★★★☆☆ 面白いかというと普通。
読みやすい度:★★★★★ あっという間に読んでしまう。
ためになる度:★★★★★ 自己啓発書で書かれている内容の本質が分かった。
また読みたい度:★★★★★ 2回、3回とじっくりまた見直したいと思う。


amazonの書評で高得点をゲットしていた本。

結構薄い本で、1時間くらいで読める。
「原因」と「結果」の法則という、遥か昔から流れる普遍の宇宙の法則について書いてある本。

ちなみにこの本は、100年以上前にジェームズ・アレンという謎の人が書いていて、
これが今まで聖書の次に読まれている本らしいです。
自己啓発書の祖として有名な、ナポレオン・ヒル、デール・カーネギーなどの人も、この本を見て影響を受けているという、まさに自己啓発書の原点とも言うべき本。らしいです。

面白かった内容としては、次の内容でした。
・宇宙には法則があり、それには必ず秩序があること。
・「心」が現在の「環境」に影響を及ぼすこと。現在の「環境」は今までの「思い」が具現化された物である。
・穏やかであることが大事。
・成功を目指すには、自分の欲望を犠牲にする必要がある。


さらに心に残った部分を抜粋します。
・人間は自分の思いの主人です。よって人間は、自分の人格の制作者であり、環境の設計者なのです。私たちは、自分が望んでいるものではなく、自分と同種のものを引き寄せます。口先だけのきれいごとやたんなる夢物語の類は、成長をことごとく阻まれますが、もっとも内奥にある真の思いや願望は、たとえそれが清らかな物であろうと、けがれたものであろうと、それ自身の食べ物をもち、それによって着々と育まれます。

・私たちの運命を決定する神は、私たち自身の内側にいます。私たちの思いこそがそれなのです。私たちは、自分自身によってのみ束縛されます。思いや行いが「不運の悪魔」として機能するときにです。そのときそれらは、私たちを束縛する忌まわしい「看守」たちです。しかし、それらはまた「自由の天使」としても機能することがあります。そして、そのときそれらは、私たちをあらゆる束縛から解放する「救済者」たちです。

・私たちが手にするものは、私たちが手にしたいと願い、祈るものではなく、私たちが公正な報酬として受け取るものです。私たちの願いや祈りは、私たちの思いや行いがそれと調和したものであるときにのみ叶えらるのです。

・人間を目標に向かわせるパワーは、「自分はそれを達成できる」という信念から生まれます。疑いや恐れは、その信念にとって最大の敵です。よって、それらを抱きつづけているとき、あるいは、それらの抹殺を試みていないとき、人間は自分の前進をみずからことごとく妨害しているに等しいことになります。

・成功を手にできないでいる人たちは、自分の欲望を全く犠牲にしていない人たちです。人間は、もし成功を願うならば、それ相当の自己犠牲を払わなくてはなりません。大きな成功を願うならば、大きな自己犠牲を、この上なく大きな成功を願うならば、この上なく大きな自己犠牲を払わなくてはいけないのです。


宗教的にな思想になってしまっているように思われるが、実はこの普遍の法則を宗教が具体的に戒律として教えているのではないのかと思った。

ちょっと言い回しが難しい所もあったが、この本を見ていて、なにか心が洗われる感じがしました。
人間の一番大事な考え方、本質が書いてあるような気がします。
迷ったときや辛いとき、くじけそうな時などににまた見返したいなと思う。
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103冊目:「東大生が書いたやさしいマネーの教科書」

2013-03-25 21:30:33 | 
総評:★★★★☆ なかなか良かった。
面白い度:★★★★☆ 結構面白く読めた。
読みやすい度:★★★☆☆ 読みやすいが、やはり難しい内容もあった。
ためになる度:★★★★☆ 自分としてはためになった。
また読みたい度:★★☆☆☆ 忘れた頃にチラ見したいと思う。


久しぶりに更新します。

今回はブックオフで105円で売ってたので、ジャケ買い?しちゃったもの。
「お金」について、今までしっかりと学んだことが無かったので、分かりやすく学べるならと思って見てみた。

内容としては、最初にお金の成り立ちや性質、政策について書いてあった。
下に書いてあった内容をまとめておく。

お金は次の役割を持つ
・交換の役割
・貯蔵の役割
・価値の尺度としての役割

お金は次の歴史を経て発展してきた。
鋳造紙幣→兌換紙幣→不換紙幣→電子マネー?

マネーサプライコントロールのための金融政策
・直接的な政策・・・現金通貨料の変更、公開市場操作
・間接的な制作・・・窓口指導(現在行っていない)、公定歩合操作、法定準備率操作


それで中盤くらいからは、メインの内容となる「投資」の種類や特徴について分かりやすく書いてあった。
投資の対象としては、大きく以下の種類があることが分かった。
・株式
・債券
・為替
・投資信託
・デリバティブ(先物取引、オプション取引、スワップ取引)

株式は、自分も一応やっているのでよく分かった。信用取引のことも書いてあって、こちらはイメージが理解できて良かった。
債券、為替、投資信託についてもこういうものだということは良く分かったが、実際にそれで運用したことが無いので、もし機会があったらやってみたいと思った。

デリバティブについては、感覚的には分かったが、これはあまり手を出さないだろうと思う。
またその他にREIT、FX、MRFなどの概念も知ることができたので良かった。
ちなみに本の最後の方に今までの内容を復習するセンター試験も乗っていたので、これはこれで面白かった(笑)


最後に、ためになった内容について書く。
・物は安いときに買いだめし、高いときに買うのを控えるのは普通だが、株は高くなる時に買ってしまい、安くなる時に売ってしまうということが多いことに今更ながら気づいて、目から鱗が落ちた気分だった。

人間の投資行動における心理学的視座(行動プロスペクト理論)
・得をしている時:リスク回避的な行動になる傾向が強い
・損をしている時:リスク選好的な行動になる傾向が強い
→これはまさしく当てはまると思った(笑)

・景気には波があり、大きく分けて次のような局面があり、それぞれで有利な商品が異なることが分かった。
景気の谷~回復局面 → 不動産、株式全般、変動金利債券
景気回復~好況局面 → 株式、商品(金や原油)、変動利付債
景気の山~後退局面 → 現金、預金、国債、固定利付債
景気後退局面    → 債券全般
→今までこういった知識も無かったので、ためになった。

そんなんで、105円の割には、色々とためになることが学べて、費用対効果が高い本だった☆
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