asano.net

読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

64冊目:「魔の山(下)」

2011-11-24 00:32:17 | 
総評:★☆☆☆☆ 上巻よりさらにきつい・・・
面白い度:★★☆☆☆ 面白い所は少なめではあるがあった
読みやすい度:★☆☆☆☆ 上巻より読みにくい
ためになる度:★★☆☆☆ 教養小説ということで少し・・・
また読みたい度:★☆☆☆☆ また読みたくはないです・・・


やっと読み終えた、後編。
20日くらいかかったような気がする。

感想としては、ひたすら難解で長い!という作品でした。
下巻からナフタという知識者が出てくるが、その人物とセテムプリーニとの会話がひたすら難しくて分からない!

それも何ページにも渡って訳のわからない論争を行っているので、本当にそこの場面はきつかった。。。
今までで一番!?読むのに疲れた小説でした。

でも小説に出てくる人物はインパクトが強く、すぐには忘れられない名前だったり、性格だったりした。
自分はセテムプリーニという人物のおおらかで紳士的な性格や、主人公に対する厳格な父親としての優しさなどが気に入りました。

この小説は歴史的な傑作教養小説ということになっているが、全編を通じて自分には難しく、何を言いたいのか分からない内容でした。
確かに何か思想か何かを伝えようとしているのは分かるが・・・
読むにはちょっと早かったかな?と思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

63冊目:「魔の山(上)」

2011-11-11 00:11:40 | 
総評:★★☆☆☆ きつい・・・
面白い度:★★☆☆☆ 面白さがあまり分からない
読みやすい度:★★☆☆☆ かなり読みにくい
ためになる度:★★★☆☆ ためになりそうな内容はちらほら
また読みたい度:★☆☆☆☆ また読みたくはないです・・・


トーマス・マンによる教養文学の傑作と呼ばれる小説らしい。


主人公のハンス・カストルプは気分転換のため、いとこが療養しているサナトリウム(療養施設)に短期療養として暮らすことになる。
3週間だけの滞在ということだったのだが、紆余曲折を経て結局自分も何らかの病気に侵されてしまう。

そして予定を大幅に超過したサナトリウムでの生活が書かれていく。
その中では、自分の世界を広げてくれるほどの教養の持ち主セテムプリーニや、隔離された生活の中で恋に落ちてしまうショーシャ夫人など、多くの人との出会いと出来事が描かれる。。。

と、こんな内容なのだが、とりあえずとても長い!
上巻だけでも700ページ程もあり、下巻はもっと分厚いという、なかなかガチな内容。
書いている内容も、、、かなり難解である。
カラマーゾフの兄弟もいろいろ読むのに苦労したが、それ以上に抽象的で意味が分からない文脈などもあり、読み終えるのにかなり苦労した上巻でした。

といってもそんなに物語上の波もなく、とちらかというと淡々と出来事が描かれていっており、セテムプリーニが出てくる話についてはホントに何を言っているのかが分からない。。。
色々散々だった小説でした。
これでもやっと上巻を読み終わったって所なので、下巻はもっと面白い内容を期待します。

ちなみに上巻を読み終わった限りでは、「時間の感じ方」や「隔離された環境の中の生活」というものがテーマとしてあるのかなぁと思いました。
また、村上春樹も書いていたが、死は生の対局ではない、死は生の一部であるということが書いてあった。そこら辺が興味深かったりもしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする