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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

100冊目:「道は開ける」

2012-12-30 18:37:07 | 
総評:★★★★★ 100冊の記念だったが、かなり良かった!
面白い度:★★★★☆ 面白いというよりかは、ためになる
読みやすい度:★★★☆☆ 外国の本にしては読みやすいが、結構長い
ためになる度:★★★★★ 超タメになった。★6つでもあげたいくらい
また読みたい度:★★★★☆ ちょいちょいつまみ読みしたい


「人を動かす」で有名なデール・カーネギーさんのもう一つの名著。

「人を動かす」はこのブログを始めてすぐに読んでおいたので、
100回記念の締めの本としてはこの本が一番かと思って読みました。

内容としては、人の「悩む」ということにテーマを置いて、悩みとは、悩みとの向き合い方、悩みの克服方法など、
色々な助言が書いてあった。

この本の感想は、一言で、とてもためになったということだ。
人は人生の大部分を、大小はあれど「悩み」が占めていると思う。
そういった新しい考え方を得ることができたし。その悩み多い人生の中で、悩みをできるだけ小さく
そして、悩みを回避しながら生きていく術を知った。


この本を見てためになったことは、
悩みを持たない人は、楽しく、幸せな人生を送るということだ。

病は気からという言葉がある。これは本当のことで、精神に何か重い悩みを抱えていたりすると、
それが体調不良になって体に表れることがよくある。
逆に、体に起こる不調、風邪、病気などの症状は、すべて心、精神から生まれるものではないかと思う。

自分は、人を構成するものは、肉体、精神、魂の3つによるものと思っている。
魂はちょっと難しいが、肉体、精神は、自分自身で色々操れることができるし、自分の意思の管理下にあるものだと思う。
その中の精神が重要で、それによって、人の肉体を健康にも不健康にもするし、精神が、人を幸せか不幸せかを決めると思う。

気を強く持って悩みを減らせば、けがも病気もない人生を遅れるのだと思う。そして肉体的に丈夫で、精神が健全であれば、幸せを感じれるものだと思う。
よって、いかに悩まず、いかに悩みを回避、排除できるかを考えて生活することで、人は幸せに近づけるものではないかと思う。

その点で、この本は自分が学びたかったことを教えてくれた。そして新しい知識を得させてくれた本だった。
let it be
Don't worry
never mind
ハクナ・マタタ(ライオンキングより)
など、色々な言葉があるが、今になって、それはその通りだなと思う。

とりあえず、悩みを持たずに生きていくことが大事ってこと!
そのためには、
・心に余裕を持つこと。
・休憩を適度にとること。
・どうしても避けられないない状況に陥ったときは、それを受け入れること。
そういったことが必要なんだということが分かった。

その他、自分流でいくと
・自然体でいること。
・周りに流されないこと。
・短気は損気、急がば回れの精神でいること。
・ストレスをためないこと。
・怒らないようにすること。
・決して焦らないこと。
みたいな行動をして行こうと思った。


最後に、面白かった内容について抜粋する。
・第一。まず状況を大胆率直に分析し、その失敗の結果生じうる最悪の事態を予測すること。
・第二。生じうる最悪の事態を予測したら、やむをえない場合にはその結果に従う覚悟をすること。
・第三。これを転機として、最悪の事態を少しでも好転させるように冷静に自分の時間とエネルギーを集中させること。

・医師のもとを訪れる患者のうち七割の人は、不安や悩みを取り除きさえすれば、全快できるのだ。
・三分の一の会社重役は、四十五歳にも達しないうちに、心臓病、潰瘍、高血圧によって自分の肉体を破壊しているのだ。
・悩みほど早く女性を老けさせ、気むずかしそうに見せ、表情の美しさを奪ってしまうものはない。

・事実を把握しようとする場合に、情報集めは自分のためではなく、だれか他人のためなのだと思うようにする。こうすると、事実に対して冷静かつ公平な観察がしやすくなり、感情を取り除くことができる。
・次に自分の言い分と相手方の言い分とを書き留めてみるーすると、大抵の場合は妥当な点が両極端の間の、どのあたりにあるかがわかってくる。

・悩みの追い払い方
 一、悩んでいる事柄を詳しく書き記す。
 二、それについて自分にできることを書き記す。
 三、どうするかを決断する。
 四、その決断をただちに実行する。
・何かの問題で悩みそうな場合には、次の問いと答えを書き出してみること。
 a、問題点は何か?
 b、問題の原因は何か?
 c、いくとおりの解決策があって、それらはどんなものか?
 d、望ましい解決策はどれか?

・動物は、夜にも嵐にも飢えにも静かに立ち向かう。だから動物は決して神経衰弱や胃潰瘍にはかからない。また、頭がおかしくなることもない。

・われわれの人生とは、われわれの思考が作り上げるものにほかならない。
・人は自分の心で考えるとおりの人間になる。
・最も悲惨な人間は自分の肉体と精神を捨てて、別の人間や動物になりたいと願う人である。
・就職希望者の最大の誤りは本来の自分ではなくなることだ。警戒心を解き、素直な態度を取るべきなのに、彼らはしばしば相手が望んでいると思う答えをする。

・人生で最も大切なことは利益を活用することではない。それなら馬鹿にだってできる。真に重要なことは損失から利益を生み出すことだ。このためには明晰な頭脳が必要となる。そして、ここが分別ある人と馬鹿者との分かれ道になる

・祈りは人間が生み出しうる最も協力な形のエネルギーである
・蹴飛ばされたり、非難されたりしたとき、そのような行為によって相手は優越感を味わおうとしている場合が少なくないことを覚えておこう。
・たとえ欺かれ、馬鹿にされ、裏切られ、背中にナイフを突き刺されても、親友中の親友によって奴隷に売られたとしても、そのために自己憐憫に陥るのは愚の骨頂である。

・いつでもリラックスしていること。
・できるだけ楽な姿勢で働くこと。
・大事業を打ち立てた人で、組織化、代理か、管理下することを学ばぬ人は、五十歳か六十歳の初老に心臓病でポックリ死ぬであろう。

・仕事に興味を持つことがあなたのためになるということだけを考えてほしい。あなたは人生から得る幸福を倍増させることができるかもしれない。なぜなら、あなたは起きている時間の半分近くを仕事に費やしており、その仕事の中に幸福を発見できないのなら、幸福などどこにも見いだすことはできないであろう。仕事に興味を持てば悩みからも解放されるし、長い目で見れば昇進や昇級にもつながるであろう。仮にそんな効果がなくても、疲労は最小限に軽くなり、余暇を楽しむことができるようになるだろう。

ずいぶんと書きすぎた!

また、
刑務所の鉄格子の間から、二人の男が外を見た。一人は泥を眺め、一人は星を眺めた
北風がバイキングを作った
などの内容が出ていた。ジョジョの作者の荒木さんも、この本を読んでいるんじゃないかと思う。

そんなんで長くなったが、最後に
もっと早く読んでおけばよかったなと思った本でした。以上☆
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99冊目:「コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密」

2012-12-05 00:45:59 | 
総評:★★★☆☆ そこまで、今までとかぶっていた内容があった
面白い度:★★☆☆☆ あまり面白くはない
読みやすい度:★★★☆☆ 難しいが、若干読みやすくはなっていると思う
ためになる度:★★★☆☆ ちょいちょいあった
また読みたい度:★★☆☆☆ つまみ読みできればと思う。


今回でワインバーグさんの本は一段落。

今回の本は、コンサルタントに必要な能力について、具体的な16のスキル?の内容について書かれている。
相変わらず、簡単なようで難しい。
ひとまず、カテゴリーを全部挙げると、

1、知恵の箱
2、金の鍵
3、勇気の棒
4、願いの杖
5、探偵帽と虫めがね
6、イエス、ノーのメダル
7、ハート
8、鏡
9、望遠鏡
10、魚眼レンズ
11、ジャイロスコープ
12、卵
13、カラビナ
14、羽根
15、砂時計
16、酸素マスク

具体的だか何だか良くわからない名詞が出てきたが、それぞれについて、どういった内容のスキルか、どういう風に使うかなんてことが書かれている。
と言っても、すんなり分かるものでもなかったりする。。。
前に読んだ、「コンサルタントの秘密」の内容とかぶっている所もあったりする。

全てについて詳しくは書かないが、自分の読んだ限りで印象に残ったのが、

・イエス、ノーのメダル ・・・ イエス、ノーをちゃんと言おう
・ハート ・・・ 心をこめて仕事をしよう
・ジャイロスコープ ・・・ バランス、調和を考えよう

このあたりだった。
後は、気になった内容を以下に抜粋する。

知恵の箱
・「金言集」か何かを読んだり聞いたり覚えたりしても、他人の知恵の箱から簡単に知恵を取り込めるなどと思ってはいけない。知恵は経験から生まれるものだ。
・合理的であるな。妥当であれ。
・何でも知っているつもりの人間ほどだましやすいものはない。
・知らなくても怪我をするとはかぎらないが、思い出さないと間違いなくやられる。
・差なし+差なし+差なし+・・・は、いつかはっきりした差になる。

願いの杖
・人の心を読むな。自分の心を読め。
・自分の望みがわかるまでは、実現するかどうかは気にするな。
・自分の望みがわかるまでは、妥当かどうかは気にするな。
・自分の望みが分かるまでは、それが受け入れられるかどうかは気にするな。
・自分が本当に求めるものを知る手がかりとして、自分が何をしていないかではなく、自分が何をしているかに注意せよ。
・自分が何を求め、何を求めないかを知るために、自分の感情に注意せよ。

イエス、ノーのメダル
・依頼主から最初に仕事の話がきたときは、イエスとは言わず、ノーとも言うな。


・私はどうしてここにいるのだろう?(過去)
・私はここにいることをどう思っているのだろう?(現在)
・私は何を実現したいのだろう?(未来)

望遠鏡
・彼らはどうしてここにいるのだろう?(過去)
・彼らはここにいることをどう思っているのだろう?(現在)
・彼らは何を実現したいのだろう?(未来)

ジャイロスコープ
・自身は調和の基礎である。

砂時計
・かならず予定より時間がかかる。
・やる価値のないことは、きちんとやる価値もない。

なお、付録として、今までの法則の一覧が載っているので、これを最後にまとめてみるのが良かった。これを時間が経ったときに見返して、内容を思い出せなかった法則は改めてそこの説明を読み返してみるのがいいかもしれない。

そんな感じ。いつ使うかは分からないが、その時に備えて覚えていたいと思う。
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