家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

ガレージについて

2004年12月13日 | 我が家のスペシャルな仕様
 ガレージを設置することは強い要望ではなかった。特に車好きというわけでもないし、屋根のある駐車場を作ってくれさえすればいい、という程度の希望にすぎなかった。
 しかし、結果的には設置した。ガレージの上を有効活用する魅力的な設計プランがでてきたためだ。

ただ、ガレージについては、前から気にしていることがあった。
これまでガレージのある家をいくつも見たが、何かしら近寄りがたい雰囲気を感じることが多かったのだ。
金属製のシャッター戸がそんなムードを作り出しているように思う。閉まったシャッターの前に人間が立っているのは風景になりにくい。居心地が悪く、その場から離れたい気にさせる。

営業時間の終わった商店ならそれでもいいが、住宅のガレージは昼間に閉めていることは多い。道路に接する家の大きなパーツであるだけに、無表情な面にすることは家全体の雰囲気をよそよそしいものにしかねない。
ご近所と気さくにつきあうのが我が家の家風なので、もし設計事務所に、シャッターを使わなければならないと言われていたら、戸のないオープンなカーポートにしたかもしれない。

建築家はもともとシャッター嫌いのようだったうえ、
外界を拒絶するような感じの家にしてほしくない
、という要望を伝えてあったこともあって、提案してきたのは金属枠に「すのこ」状に木を張る形の戸を作るというもの。
隙間があるので、外からは車とともに庭の緑が透けてみえるはずである。
暗くなりがちなガレージという空間に光が差し込んで明るくなる効果もある。


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