家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

おかしな争い

2005年02月17日 | 家について思ったことなど
ネット上の住宅関連のコミュニティでしばしばある風景。
注文住宅を建てようとする施主やビルダーが、建て方(ここでは職人のことではなく、建てる方法という意)を巡って、議論のようなものを繰り広げる。

議論するのは別に悪いことではないが、ヒートアップしすぎていることがよくある。
「どちらがベターか」という議論ではなく、「そっちにしたら失敗する」みたいな論調になっている。
こちら側の良さを訴えるために、相手側の弱点を、細かなことや粗悪な例を持ち出してまで突っ込んで、これでもかとさらす。
そのあげく、傍から見ている人間には、それぞれが選んじゃいけない建て方のように思えてくる。
ROMしていて時に疲れる(当然、参加はしたくない)。

ビルダーが議論に参加するとそうなりやすいような感がある。それだけ自分の仕事にプライドがあるのだろうが、同じ注文住宅業界人(?)や施主をとことんやりこめることに、益はどれほどあるというのだろうか?

議論の勝者に聞いてみたい。
「あなたが散々やりこめたやり方で家を建てるのと、建て方のディテールが開示されていない建売住宅を買うのではどちらがいいですか」

攻め方が間違っているように思えてしかたがない。