
広島と長崎で二度、原爆の被害を受けた二重被爆という稀な体験を持つの山口彊さんが、4日午前、胃がんのために亡くなっていたことが6日、わかった。
享年93歳だそうである。
山口さんは1945年8月6日に出張先の広島で、さらに9日、長崎に帰り勤務先で広島の様子を報告中にも被爆した。
自らの経験を表立って話すことは少なかったが、05年、生後半年で被爆した次男をがんで失ったことから、本格的に被爆体験を語り始めた。
自身の体験を綴った著書に『生かされている命』(講談社 *『ヒロシマ・ナガサキ二重被爆』として朝日文庫)、また、歌集『人間筏』(あすなろ社)がある。
これらの著作を元に、2006年9月似、映画『二重被爆』が公開された。
よくぞ、93歳まで頑張って来られたものと頭が下がる。
ご冥福をお祈りする。
ジェノサイトを体験し、幸存した人々はいずれも高齢者ばかりだ。貴重な証言の収拾が急がれる。
リンク→「二重被爆」
『生かされている命』
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