クソ忙しい盛りだったが、こんなコンサートに行ってきた。
いつだったか新聞広告を見つけて、カミさんに見せたら、速攻で予約してしまったのだ。
ミーハーなのである。
5時過ぎに家を出て、中野サンプラザには開演の20分前についたのだが、入場するのに長蛇の列が続いていた。
入場券は発売間もなく完売になっただけあって、場内はおばさんたちの熱気でムンムンである。
観客に若い人はまったくいない。当方も含めて、全員50歳以上と見た。
そういうコンサートなのである。
出演は、チェリッシュ、三原綱木(ブルーコメッツ)、加橋かつみ(タイガース)、あべ静江、麻丘めぐみ、辺見マリ、江木俊夫(フォーリーブス)、伊藤咲子、あいざき進也、AKIRA(フィンガーファイブ)、真木(野口)ひでと(オックス)、高道(狩人)、CONNY= 石川幸子(ヴィーナス)。
このメンバーを見れば、どういうコンサートかわかると思う。60年代70年代のアイドルである。
今年一年で40回以上の公演を行い、7万人以上の動員があったそうだ。
中野サンプラザはキャパ2,222あって比較的大きな小屋だが、1,000とか1,500の小さい小屋でも公演するわけだからたいしたものである。
「でも、SMAPは1回で5万人」と司会の江木俊夫がすねていたが、いやいや立派なものだ。
それぞれの懐かしい持ち歌を次々に披露して、驚くことに、ほとんどのメンバーの声に衰えがない。チェリッシュや伊藤咲子など、往年よりも良くなっている気がした。
最近のアイドルと比較しては申し訳ないが、大人気のSMAPや嵐などとは、歌唱力の点で月とスッポンの違いがある。
それは別にしても、この当時の唄はわかりやすいのだ。歌詞は単純だし、リズムが8ビート主体で、せいぜい16ビートまでだから乗りやすい。
「ズンチャチャズンチャチャ」か「ズンチャッチャッチャズンチャッチャッチャ」なのだ。
最前席にはおかしな格好をした一群がいて、どうやら「親衛隊」らしい。もちろんおばさんたちなのだが、当時、今でいう追っかけを親衛隊といって、常に最前列の真ん中に陣取ってお気に入りの歌手を応援した。
出演者はみんな50代60代で、マスコミへの露出がなくなって久しい人たちでも、みんなそれぞれ声の質を落とさないように訓練をしていたのだろう。がっかりさせられるような場面は全くなかった。江木俊夫も、まあ元々は役者だが、なかなか達者な司会をしていた。
終演後はあべ静江やチリッシュ、高道、江木俊夫らがロビーでグッズを売ったり握手をしたりしていた。全盛期なら絶対にありえないことだ。
カミさんはもちろん大満足だったが、僕自身も忙しい最中だったがいいストレスの解消になった。
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