ひまわり博士のウンチク

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ガザからの緊急メール(21~24)

2009年01月06日 | ニュース
Gaza3

(写真:tigrimpa)

 今まさに、足元で地面が揺れている!
 ボーーーーーーン!


 「ガザからの緊急メール」最新情報です。
 ガザ全体が非常に深刻な状態で、アブデルワーヘド教授の身も危険にさらされています。
 しかし、ガザの人々は、逃げる場所がないのです。

…………………………転送・転載歓迎…………………………

 地上戦のガザから

 自家発電で命がけで世界に発信される

 現地の声

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 地上戦が開始されて3日目、民間人の犠牲も拡大の一途をたどっています。水も電気も医薬品も食糧も尽きたガザ、ミサイルと砲弾の雨のなかで、それでも他者の命を救おうとしている人たちがいます。

 ガザのアブデルワーヘド教授からのメールの邦訳です。

<邦訳: 岡真理; 凡例: (原注) [訳注]>

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●ガザより(21)
 私は無事です

日時: 2009/1/3 (土)) 10:29

 今のところ私は無事だ。しかし、私の住む地区に対する空襲はこの10分間で9回、最悪の事態を誰もが予期している! 
 午前3時から4時のあいだに、ガザ市内の複数の目標に対して10回の空襲があった。イスラエルの軍艦からも砲撃があった。
 地元の漁船10隻以上がその場で炎上した!
 午後、イスラエルのラジオが、攻撃目標になっているガザ地区の36カ所を発表した。
 ガザ市東部の南北を結ぶ橋もあったし、ラファのガザ空港もあった。
 事態は悪化の一途をたどっている。今にも地上攻撃が始まりそうだ!

 もう電気も水もない。ディーゼル[発電機の燃料]もほぼ尽きた。
 外出も無理だ。攻撃初日からずっと家にいる(今日ですでに8日。あと何日この状態が続くのか…)

 神の祝福がみなさんすべてにありますように。

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●ガザより(22)
 緊急!

日時: 2009/1/4(日)12:12

 毎分、爆発音が聞こえる。1回あるいは2回、3回のこともある。この状態がここ15時間以上続いている。戦車、大砲、戦艦。

 UNRWA職員のフサイン・オーダ・アル=アイディ(58歳)が戦闘のまっただ中に釘付け状態にされている。
 イスラエルの戦車複数が彼の自宅の周りを直径1キロ以上の円を描くように動いている。
 彼は昨晩10時半、砲撃を受けた。家族5人が重傷を負っている。
 だが、イスラエルの戦車以外、誰も彼に近づけない。
 彼の家には電気も水も食糧もない。
 彼の家族たち、母親と彼の二人の兄弟の家族が一部屋にすし詰めになっている。
 20人以上だ。
 フサインを緊急に援けなければ、そして怪我人を避難させなければ。

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●ガザより(23)
 フサイン・アル=アイディ、戦闘の只中に釘づけ!

日時 : 2009年1月4日(日)18:15

 フサイン・アル=アイディが戦闘の只中に釘づけになっている![注1]
 フサイン・アル=アイディはガザ市東部在住のパレスチナ人(58歳)。
 今の場所に25年以上、住んでいる。自宅は野菜畑の真ん中に位置している。彼はUNRWAの職員だ。
 彼は今、一部屋に、自分の家族20人と、彼の二人の兄弟の家族たちとともにいる。
 彼らは、狭い部屋で電気も水も食糧も電話もないまま、すし詰めになっている!
 彼の周りには何もない、あるのは戦場だけ。

 昨夜10時半、アル=アイディ氏は戦闘の真っ只中におかれ、砲撃が自宅に着弾、家族5人が負傷した!
 彼は負傷者を救出するため救急車をよこすよう訴え続けているが、叶わない。
 負傷者を、そして可能ならば家族全員を救出するために、彼のもとに救急車を送ってくれという訴えはこれまでのところ、いずれも聞き入れられるにいたっていない!
 周囲1キロ半以上をイスラエル軍が完全にコントロールしており、イスラエル人以外、誰もアル=アイディ氏のもとにたどり着くことができない!
 この状況は、どこの国でもいい、人権団体が緊急に人道的行動をおこすことを必要としている!

 ガザには電気も水もない。食糧もわずかしかない。
 私は発電機がまだ稼動するのを幸いに、世界に発信している。
 爆弾が雨あられと私たちの上に降り注いでいる。そして不運にも、アル=アイディ氏は戦闘のど真ん中にいるのだ!

[注1]
 アル=アイディ氏については、イスラエルのハアレツ紙でアミラ・ハスも報じています。
 http://www.haaretz.com/hasen/spages/1052606.html

 日本語訳はこちらを。
 http://esperanzasroom.blogspot.com/

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●ガザより(24)
 ミサイルの雨と真っ暗闇のガザ

日時 : 2009年1月4日(日)19:41

 ガザで、私たちは、雨のように降り注ぐミサイルと砲弾の集中砲火の真っ只中にいる!
 今は完全な暗闇だが、その闇を破って無人飛行機やヘリコプターの唸る音が聞こえてくる。
 通りは人っ子ひとりいない!
 ときどき、救急車と消防隊のサイレンが聞こえる!
 ガザ北部の市民は自宅からガザ市西部に逃げ、ゼイトゥーン地区の者たちは西部に逃げている!
 市民にはなすすべがないというのに、彼らのことなどおかまいなしだ!
 彼らを守るものは何もない。今日、救急医療士3人が死ぬ。ほかの命を救おうとしているさなかだった。
 一昨日も、医師1人と救急医療士が殺された。
 今夜、携帯の電話網は完全に麻痺している。地上電話は、回線状態は悪いが通話可能だ!
 夜明け前、ガザの空のいたるところに黒煙の雲があった! わぁぁぁぁぁ!
 今まさに、足元で地面が揺れている! ボーーーーーーン!

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<邦訳: 岡真理>

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