monologue
夜明けに向けて
 

hana  


その黒い巨岩モノリスはハジマーシュが見上げる小高い丘にものすごい音を立てて突き刺さるとしばらくしてウイーンウイーンと音を発した。生き残っている人々は集まってその巨大な黒曜石を見上げる。それは時代の節目節目に地球各地に落下してくる知識や智慧の発信装置なのだ。それで人の額には目に見えない受信装置が用意されているのである。そのモノリスという言葉はアーサーCクラークの名作「20001スぺースオデッセイ」の映画化で世界の人々に知られたので現在では世界を動かす知識階級が知っておくべき常識になったのだ。アトランティス文明やサイリュート文明もその時代に落下してきたモノリスの発する知識や智慧を受け取る能力を持った先進的な人々によって花開いたのだった。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 巨岩 アトランティス »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。