monologue
夜明けに向けて
 






高校に入って英語のリーディングで声を褒められたり、音楽のクラスのコーラスで1オクターブ低いと怒られたりして自分が何者か知らずなにがなにやらわからないうちに 1963年(昭和38年)4月6日に小島正雄 司会の洋楽ポップスリクエスト番組「 9500万人のポピュラーリクエスト」が 始まった。そして7月27日に小島正雄が発表するキャッシュボックス誌の米国トップ10を小さなノートに書き取り始めた。
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1 SURF CITY Jan & Dean
2 SO MUCH IN LOVE Tymes

3 EASIER SAID THAN DONE Essex

4 FINGERTIPS (pt. 2) Little Stevie Wonder

5 WIPE OUT Surfaris

6 (You’re The) DEVIL IN DISGUISE Elvis Presley

7 MEMPHIS Lonnie Mack

8 TIE ME KANGAROO DOWN, SPORT Rolf Harris

9 BLOWIN’ IN THE WIND Peter, Paul & Mary

10 PRIDE AND JOY Marvin Gaye
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その日の日本のベスト9は以下のようだった。

1位 悲しき雨音 (カスケーズ)
2位 ヘイ・ポーラ (ポール&ポーラ)
3位 さすらいのマーチ (ニニ・ロッソ)
4位 ヤング・ワン (クリフ・リチャード)
5位 ミスター・ベースマン (ジョニー・シンバル)
6位 テルスター (トーネドーズ)
7位 内気なジョニー (ジョニー・ソマーズ)
8位 想い出の冬休み (コニー・フランシス)
9位 シェリー (フォー・シーズンズ)
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わたしはこれらの曲を聴いて楽しむだけで自分で歌ったりすることはなかった。それはまだビートルズなどイギリスのバンドがマグマのように地下で活動していて地上に噴き出す前の穏やかな頃だった。
fumio

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